著者
高橋 直也 橋本 周司
雑誌
第69回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, no.1, pp.213-214, 2007-03-06
著者
濱出 龍平 向山 松秀 橋本 國彦 湯原 俊太郎
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.49-58, 1990-05-01 (Released:2013-04-26)
被引用文献数
3 2

RC造大観音像の施工は, 複雑な曲面で構成される像体外形をいかに原型モデルに忠実に拡大・再現するかが大きなポイントとなる。設計図書のなかには像体細部の寸法や部分的詳細はほとんど表現されないのが普通で, 施工の第一歩は, 原型の精密な計測である。本稿では, 観音像躯体建立工法の概要と施工段階におけるCADの活用について紹介する。
著者
久村 正樹 百瀬 ゆずこ 久野 慎一郎 福島 憲治 有馬 史人 今本 俊郎 大井 秀則 重松 咲智子 中村 元洋 淺野 祥孝 亀田 慎也 橋本 昌幸 安藤 陽児 園田 健一郎 輿水 健治
出版者
日本救急医学会関東地方会
雑誌
日本救急医学会関東地方会雑誌 (ISSN:0287301X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.267-270, 2020-03-31 (Released:2020-03-31)
参考文献数
10

症例は44歳男性。救急搬送3カ月前より原因不明の右下腿全体の疼痛を自覚し, 整形外科, 脳神経外科で精査され, 線維筋痛症の診断で整形外科からプレガバリンの投薬治療が開始された。疼痛は改善せず, 程なく睡眠障害を自覚するようになった。救急搬送1週間前からは改善しない疼痛を悲観し, 希死念慮を訴えるようになった。X月Y日, 自宅で頸部と胸部を自ら刺し, 倒れているところを家族に発見され救急搬送された。病着時は心停止であり, 蘇生に反応せず死亡確認した。線維筋痛症は原因が不明の「身体疾患とも精神疾患とも言い切れない」疾患であり心身両面の治療が必要である。本症例は投薬治療のみがされていたが, 救急医療者が線維筋痛症などの慢性疼痛を正しく理解すること, また救急現場から慢性疼痛患者に標準治療を提供することは, 慢性疼痛治療を望ましい方向にするのみならず, 患者の救急医療受診を回避できる可能性があり重要であると考えられた。
著者
浅野 日登美 橋本 直
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2020-EC-55, no.15, pp.1-8, 2020-03-11

アクションゲームでは難易度の高いステージにおいて正確なボタン操作が要求されることがある.正しいボタンを正確なタイミングで入力することは初級者にとって困難となる場合が多く,上級者でもクリアまでに多くの時間を要することもある.本研究では,手本プレイ動画を見ながらゲームコントローラへの模倣入力を行うことでボタン操作を学習するシステムを提案する.提案システムでは,手本プレイ動画の再生と連動した手本のボタン入力状態表示と,手本と学習者のボタン入力の一致度の提示を行う.本稿では,2D アクションゲームを対象に行ったシステムの実装と評価実験の結果について報告する.
著者
橋本 啓史 須川 恒 西野 麻知子 石川 俊之
出版者
「野生生物と社会」学会
雑誌
野生生物保護 (ISSN:13418777)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1-2, pp.15-29, 2013-07-01 (Released:2017-09-07)
参考文献数
40

We studied the impacts of human disturbances by boats on wintering waterbirds at 2 sites, in the North and South of Lake Biwa, a Ramsar wetland in Shiga Prefecture, Japan. Most land-feeding ducks (Anas platyrhynchos, An. poecilorhyncha, An. crecca, and An. formosd) slept offshore during the daytime. Herbivorous ducks (An. penelope, An. strepera, and An, falcata) foraged on the water surface. Diving herbivorous waterbirds (Fulica atra) foraged by diving offshore in the North, and by surface-feeding over a wide area of the water surface in the South. Most diving ducks (Ayihya ferina, Ay. fuligula, Ay. marila, and Bucephala clangula) slept on the water surface near the shoreline during the daytime, and some individuals started diving to forage in the afternoon. At both sites, waterbirds were often disturbed by fishing boats. Some birds flew away from the disturbance, but the species foraging in the daytime tended to come back to the same area and resume foraging promptly, whereas the species sleeping in the daytime tended not to come back.
著者
橋本 貢士 森 昌朋
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.4, pp.1000-1006, 2012 (Released:2013-05-10)
参考文献数
10

甲状腺ホルモン及び甲状腺ホルモン受容体(Thyroid hormone Receptor:TR)β1は肝臓でのコレステロール代謝に主要な役割を果たしており,近年その詳細な分子機構が明らかになってきた.さらに甲状腺ホルモンの脂肪酸合成への関与も解明されてきている.さらに新規TRβ1選択的甲状腺ホルモンアナログ(T3アナログ)の臨床試験が海外で行われ,心臓や甲状腺機能に影響なく脂質低下効果が示されている.今後スタチン製剤とは異なるの高コレステロール血症へのこれらのアナログの臨床応用が期待される.
著者
カングスワン アタヤ 野口 玉雄 荒川 修 清水 潮 塚本 久美子 志田 保夫 橋本 周久
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.1799-1802, 1988-10-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
11
被引用文献数
10 11

Attempts were made to detect tetrodotoxin (TTX)-producing bacteria in the Thai horseshoe crab Carcinoscorpius rotundicauda, one of TTX-containing marine invertebrates. Thirteen dom-inant bacteria were isolated from the intestinal contents of live horseshoe crab specimens, and were cultured in a 2 × ORI medium at 20°C for 24h. Bacterial cells of each strain were harvested, ultrasonicated and ultrafiltered, and TTX and anh-TTX fractions were separated from the filtrate by Bio-Gel P-2 column chromatography. HPLC, UV and GC-MS analyses showed that all out of the 13 strains isolated produced anh-TTX, and one strain produced TTX and anh-TTX. The strain which produced both toxins was identified as Vibrio alginolyticus on the basis of biochemical and other characters.
著者
橋本 祐子
出版者
The Japanese Association of Sociology of Law
雑誌
法社会学 (ISSN:04376161)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.65, pp.82-95,254, 2006-09-30 (Released:2012-06-20)
参考文献数
40

The purpose of this article is to examine the libertarian theory on punishment, which claims that punishment should be reduced to restitution.What is the problem with punishment? Libertarians claim that the most serious problem is that it is unjust to crime victims. Under the punishment system, crime victims cannot be paid restitution. Further, the cost of administrating prisons is paid from money collected through tax, which is borne by citizens, including crime victims. This means that a double burden is placed on crime victims.What is the conception of justice that law must achieve? From the libertarian viewpoint, the most important issue is corrective justice. Corrective justice requires that restitution be provided to crime victims. To that end, restitution, not punishment, should be the main negative sanction.According to those who hold the view that restitution is an alternative to punishment, criminal liability should be reduced to civil liability. Such a view attempts to overcome the traditional thought that civil law must be clearly distinguished from criminal law, which is the main reason why crime victims have been overlooked in the Japanese criminal justice system. Moreover, it can offer a foundation for crime victims to have the right to seek restitution. Therefore, this view is highly significant in contemporary Japan because it can provide a perspective to criticize the present situation, in which justice is not delivered to crime victims.
著者
石井 史 屋代 庫人 田中 美紀 杉山 茂樹 橋本 洋
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.590-594, 2004-12-20 (Released:2012-08-27)
参考文献数
9
被引用文献数
1

目的:炎症性腸疾患の患者は増加してきており,特に潰瘍性大腸炎は人間ドックの便潜血反応陽性を契機に発見されることがある.方法:ドックの便潜血反応陽性で発見された潰瘍性大腸炎の例を呈示し検討した.結果:ドックの便潜血反応陽性で大腸検査をした症例201人中の2例(1%)に潰瘍性大腸炎を認めた.この2症例はともに軽症例(直腸炎型,左側大腸炎型)であり,迅速に治療を開始し,治療経過は良好であった.診断後に問診を詳細に取り直してみると,潰瘍性大腸炎によると思われる症状があっても気付いていなかったり,血便は痔からによるものと自己判断していた.結論:便潜血反応検査は大腸癌のスクリーニングが主たる目的であるが,潰瘍性大腸炎症例の増加に伴い,ドックの便潜血反応陽性を契機に診断される症例が増えると予想される.潰瘍性大腸炎を無症状あるいは軽い症状で発見できることは有意義であり,ドックで行っている便潜血反応検査もその一助を担っていると思われる.
著者
ターン 有加里 ジェシカ 橋本 剛明 シュミット マンフレッド 唐沢 かおり
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.90.18234, (Released:2019-09-20)
参考文献数
38
被引用文献数
4

People differ in how sensitive they are to justice or injustice, how easily they ruminate on injustice, and how strongly they feel justice-related emotions such as anger and guilt. This individual difference can be measured by the Justice Sensitivity Inventory (JSI; Schmitt et al., 2010), which is divided into four components: sensitivity to becoming a victim of injustice, sensitivity to observing injustice, sensitivity to passively benefiting from injustice, and sensitivity to actively committing injustice. Each sensitivity has a different effect on various aspects of human behavior (e.g., cooperation) as well as mental and physical health. JSI is available in German, English, Chinese, and many other languages, but not in Japanese. This study (n = 453) aimed to develop a Japanese version of JSI (JSI-J) and a short version of it, examining their reliability and validity. They were confirmed to be reliable and valid, except for some items. An effective usage of JSI-J and its short version will be discussed.
著者
石井 岳史 川上 直人 橋本 剛 池田 心
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.12-19, 2019-11-01

ボードゲーム『ガイスター』は6×6 のボード上で青赤2 種8 つの駒を交互に動かし,「脱出」「青駒全取り」「赤駒全取られ」のいずれかを狙う,互いの駒色がわからない2 人用不完全情報ゲームである.著者らはガイスターにおけるコンテンツとして詰めガイスター問題を提案したが,生成アルゴリズムの要因から 11 手詰めまでの問題しか生成できず,さらに問題の質を評価することができなかった.そこで本稿は,生成アルゴリズムにおける必勝手探索の探索法に Df-pn を用いることで大幅に探索速度を改善し,19 手詰め問題を得ることに成功した.それに加え,元の問題から手を戻すことで新たな問題を生成する逆順生成法を用いることで,狙った手数の問題の生成を可能とした.さらに,被験者実験を行い生成した問題の面白さと難しさについてアンケートを取り,教師あり学習を行うことで特徴量から面白さと難しさの推定を行った.推定誤差は5 段階評価の 0.5~0.6 程度で,ある程度の問題選別が可能であることを示した.
著者
林 典雄 橋本 貴幸 鵜飼 建志 長田 瑞穂 篠田 信之
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.228-232, 2003-07-01 (Released:2010-02-25)
参考文献数
11
被引用文献数
3

自然歩行中のフットプリントより分類された, 正常足, 横アーチ低下足, 後足部回内足に対する舟状骨パッドの設置が, 努力下最速歩行時の歩幅に及ぼす影響について検討した. 舟状骨パッド非設置時の歩幅は, 単位身長あたり正常足で平均54.4±6.9%, 横アーチ低下足で平均52.5±2.7%, 後足部回内足で平均52.6±3.9%であった. 横アーチ低下足と後足部回内足は正常足に対しその割合は有意に低値であった (p<0.05%). 舟状骨パッドの設置により, 正常足では平均54.5±7.2%と歩幅の延長は認められなかったが, 横アーチ低下足は平均53.4±3.0%に, 後足部回内足では平均53.7±3.5%となり有意にその割合は増加した (p<0.05). また, その割合は正常足と有意差を認めなかった. 横アーチ低下足, 後足部回内反足等のアライメント異常を有する足部に対する舟状骨パッドは, 荷重に対する足部のアライメント不良を是正することによる屈曲モーメントの効率化と共に, 足部内在屈筋力の増大作用により, 歩幅が延長したと考えられた. しかしながら, 正常足に対する舟状骨パッドの設置ではその効果が乏しく, 処方に当たっては目的の明確化が必要である.
著者
洲鎌 秀永 柿沼 由彦 竹之内 敬人 橋本 款 Conti Bruno
出版者
日本医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

申請者はパーキンソン病発症における慢性ストレスの影響を調べる事を目的として、ラット(Wistar rat)を用いて慢性ストレスの影響を検討した。今回、慢性ストレス(1日8時間、5日/週)を継続的に負荷すると、数週間で黒質、青斑核、腹側被蓋野の神経細胞数の脱落が生じるという事を明らかにした。又、同部位において、活性化したミクログリアが検出された。更に、活性酸素関連のニトロチロシンも同様に上昇を示した。以上より、慢性ストレス下では活性化したミクログリアから活性酸素が過剰産生されて神経細胞に障害を与えている事が示唆された。
著者
染田 英利 石田 肇 米田 穣 橋本 正次 佐藤 泰則 小林 靖
出版者
防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

ヒト硬組織中に含まれる炭素、酸素及びストロンチウムの各安定同位体比は、遺骨の身元確認の前段階におけるスクリーニング法として有効な情報を提供できる。本研究では、戦没者遺骨鑑定への適応を想定しパプアニューギニア人と日本人の歯牙エナメル質中の炭素、酸素及びストロンチウム同位体比を計測し、先行研究である米国人データを参照し、判別分析による統計学的検討をおこなった。これらの3群から米国人の分別は高精度に可能であった。パプアニューギニア人と日本人については一部地域では正確な分別が可能であった。安定同位体比分析は、ニューギニア戦線におけるこれら3群の遺骨を分別する方法として有効となる可能性が示された。