著者
平井 松午 鳴海 邦匡 藤田 裕嗣 礒永 和貴 渡邊 秀一 田中 耕市 出田 和久 山村 亜希 小田 匡保 土平 博 天野 太郎 上杉 和央 南出 眞助 川口 洋 堀 健彦 小野寺 淳 塚本 章宏 渡辺 理絵 阿部 俊夫 角屋 由美子 永井 博 渡部 浩二 野積 正吉 額田 雅裕 宮崎 良美 来見田 博基 大矢 幸雄 根津 寿夫 平井 義人 岡村 一幸 富田 紘次 安里 進 崎原 恭子 長谷川 奨悟
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

本研究では、城下町絵図や居住者である侍・町人の歴史資料をもとに、近世城下町のGIS図を作成し、城下町の土地利用や居住者の変化を分析した。研究対象としたのは米沢、水戸、新発田、徳島、松江、佐賀など日本の約10ヵ所の城下町である。その結果、侍屋敷や町屋地区の居住者を個別に確定し地図化することで、居住者の異動や土地利用の変化を把握することが可能となった。その点で、GISを用いた本研究は城下町研究に新たな研究手法を提示することができた。
著者
酒井 聡 青木 孝文 若生 一広 阿部 晃一 三瓶 仁寛 菅原 道晴
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.146, 2015 (Released:2015-06-11)

昨今、広告業やデザインの分野でプロジェクションマッピングが広く扱われるようになった。建築物 や自動車、人などに映像投影を行うことで、新たな映像表現として注目を集めている。しかし、広く 扱われるようになったプロジェクションマッピングの映像投影する条件として映像投影面は変形や移 動などをしないことが前提となっている。 本研究開発では、動的に形状が変化する物体に対して歪み のない映像を投影可能なスクリーン(Addressable Screen)を開発することを目標としている。本 稿では、研究開発の過程において制作・発表を行った映像投影作品Addressable Screen「9パズル」 「Magical Card」について報告する。
著者
阿部 弘 輪達 公重 仲谷 房治
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.52, pp.92-94, 2001-11-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
7

岩手県農業研究センター栽培圃場においてトルコギキョウのマルチ栽培試験を実施していたところ, 明瞭な葉脈えそ, 茎部えそ, 花弁の斑入り等, 壊滅的な被害を与える病害が多発した。ELISA法で検定したところ, CMVによるえそモザイク病であることが明らかになった。光反射マルチ資材に区分される白黒ダブルフィルム及びアルミ蒸着フィルムを用いた場合では, えそモザイク病の発生量が著しく異なり, アルミ蒸着フィルムを用いたほうが明らかに高い防除効果を示した。
著者
北 和之 篠原 厚 河津 賢澄 二宮 和彦 稲井 優希 箕輪 はるか 大槻 勤 木野 康志 小荒井 一真 斎藤 敬 佐藤 志彦 末木 啓介 高宮 幸一 竹内 幸生 土井 妙子 阿部 善也 岩本 康弘 上杉 正樹 遠藤 暁 大河内 博 勝見 尚也 神田 晃充 久保 謙哉 小池 裕也 末岡 晃紀 鈴木 杏菜 鈴木 正敏 鈴木 健嗣 高瀬 つぎ子 高橋 賢臣 張 子見 中井 泉 長尾 誠也 南部 明弘 藤田 将史 森口 祐一 谷田貝 亜紀代 横山 明彦 吉田 剛 吉村 崇 渡邊 明
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

【研究背景】 2011年3月に起こった、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県を中心とする陸域に大規模な放射能汚染が起こった。事故後の2011年6月には、日本地球惑星科学連合および日本放射化学会を中心とした有志の研究グループが、汚染状況の把握のための土壌採取のフィールド実験を実施した。これにより初期の汚染状況が明らかとなったが、航空機サーベイ等による汚染状況の把握は継続して行われているものの、実際に土壌を採取して汚染状況の詳細を把握する大規模な調査はそれ以降行われていない。事故から5年以上が経過し、土壌に沈着した放射性核種(主に放射性セシウム:134Csおよび137Cs)は環境中でその化学形態等を変化させ、土壌の深部への浸透や流出により、初期とは異なる分布状況に変化していることが予想される。帰還困難区域の除染作業が開始されようという状況で、土壌の放射性核種の汚染状況を把握するのはきわめて重要である。そこで本研究では、福島県内の帰還困難区域を中心として土壌採取のフィールド実験を行い、その分析により現在の汚染状況の把握することを目的に実施した。【調査概要】 本研究プロジェクトは、2016年6月から9月にかけての9日間、のべ176名で実施した。福島県内の帰還困難区域を中心として、公共施設等を選定したうえで、各自治体との情報交換を行い、除染が行われていない地点全105か所を土壌採取場所として選択した。まずはNaIシンチレーターもしくは電離箱を用いて地面から1 mおよび5 cmの空間線量の測定を行い、専用の採土器を用いて表層より5 cmの土壌を採取した。試料採取場所におけるばらつきを評価するために、1地点ごとに5試料の採取を実施し、5年間の環境中での放射性核種の移動状況を評価するために、土壌は表層部の0.0-2.5 cmと、深部の2.5-5.0 cmに分けて採取した。また放射性核種の移行過程をより詳しく調べるために、4地点につき1地点程度、深さ30 cmのコア試料の採取も行った。本講演では、この調査について概要を説明し、事故直後と5年後の比較などいくつかの初期結果について簡単に紹介する。より詳細な結果については、別の講演にて報告が行われる。
著者
今津 拓哉 半田 久志 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
インテリジェントシステム・シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.21, pp.215-218, 2011-09-01

Recently, evaluation functions for Shogi by using computer has attracted much attention due to Bonanza based on machine learning. The Bonanza has achieved one of the strongest computer players for Shogi, which often defeat human players. In order to learn the evaluation functions, Bonanza utilizes a considerable number of game records. Meanwhile, reinforcement learning can learn evaluation values based on experiences. The reinforcement learning, however, has not succeeded in learning with a large number of fine-grained feature values. In this paper, we investigate the effects of the state representations in the evaluation functions for learning results, where the state representations are derived from the ones of 'Bonanza'.
著者
西川 嘉人 辻 俊明 金子 裕良 阿部 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.92, no.1, pp.1-11, 2009-01-01

GPS等の位置情報取得技術と移動体通信技術の進歩に伴い,車や電車,人といった時々刻々位置の変化する物体(以下,移動オブジェクトと呼ぶ)の位置情報の継続的な入手が容易となってきた.これに伴い移動オブジェクトの運行効率の向上,セキュリティ管理,位置に基づく情報提供などの応用が検討され,移動オブジェクトに適したデータ管理構造の研究が行われている.研究は目的により大きく,(1)最新位置管理,(2)未来位置予測,(3)軌跡管理,の三つに分けられる.本論文では(1)の最新位置管理を扱う.最新位置管理では,一般に1万以上の移動オブジェクトの最新位置を,秒や分単位で更新する必要があり,この頻繁な更新による処理コストがデータ管理構造の大きな問題となる.筆者らはこの解決のためには,(1)領域分割形の多次元データ管理構造が適している,(2)データの削除と挿入が同時に起こるためデータ削除の負荷が小さい構造が必要である,と考えた.本論文ではこれらを備えたバランスM分木kdm-tree (k-d tree for moving objects)を提案する.本文ではkdm-treeのアルゴリズムと特徴を述べ,他の木構造との性能比較実験を行い, kdm-treeが更新性能に優れ,メモリコストや検索性能も同等以上であることを示す.
著者
國枝 晋二 阿部 頼政
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
舗装工学論文集 (ISSN:18848176)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.13-24, 2003 (Released:2010-07-30)
参考文献数
10

路面の不陸は乗り心地のみならず, ハンドル操作にも影響を及ぼすと考えられる. そこで, 著者らは車輪が接地する4点の高低差で表される路面の形状に着目し, 操舵を乱しやすい路面を表す指標「ワンダリング指数 (WI) 」を開発した. 本論文は車輪が接地する4点の相互関係と運転者が行う操舵仕事との関係から, WIの有用性とその測定法を検討するものである. モデル区間における実験の結果, WIと操舵仕事には関連性のあることがわかり, 測定法も使用にたえうる精度であることがわかった. これらの結果をふまえ, 路面性状自動測定車へWI測定システムを搭載するための具体的な方法を提案する.
著者
笠羽 康正 三澤 浩昭 土屋 史紀 笠原 禎也 井町 智彦 木村 智樹 加藤 雄人 熊本 篤志 小嶋 浩嗣 八木谷 聡 尾崎 光紀 石坂 圭吾 垰 千尋 三好 由純 阿部 琢美 Cecconi Baptiste 諸岡 倫子 Wahlund Jan-Erik JUICE-RPWI日本チーム
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会誌遊星人
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.96-107, 2016

<p>欧州宇宙機関(ESA)木星探査機JUICEに搭載される電波・プラズマ波動観測器RPWI(Radio Plasma Wave Instruments)は,欧州チームにとり米土星探査機カッシーニ搭載のRPWS,日本チームにとり月探査機かぐや・ジオスペース探査衛星ERG・日欧水星探査機BepiColombo搭載の電波・プラズマ波動・レーダー観測器群からの発展展開となる.木星・衛星周回軌道への初投入となる低温電子・イオンおよびDC電場観測機能,電磁場三成分のプラズマ波動観測機能,電波の方向探知・偏波観測機能,および高度オンボード処理によるパッシブ表層・地下探査レーダー機能や波動-粒子相互作用検出機能の実現により,木星磁気圏の構造・ダイナミクスおよびガリレオ衛星群との相互作用,氷衛星の大気・電離圏および氷地殻・地下海へのアクセスを狙う.2016年7月に仙台で行なった「RPWIチーム会合」での最新状況を踏まえ,1970年代に遡る本チームの経緯・目標・展望を述べる.</p>
著者
阿部 洋子
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1-16, 2004-03-15

現在、発行されている小学校および中学校の「道徳」の教科書で扱われている道徳の内容を表わす下位項目と、かつて使われていた「修身」の教科書で扱われていた徳目に対して、現代日本人が、どのような意識を持っているかを検討するに先立ち、それら111項目が道徳性としての適切性・重要性をどの程度、有しているかを検討すると共に、死語となっていないかどうかの確認をすることにした。調査1では、教職にあり、「道徳」について興味・関心の高い成人5人を対象に、道徳的に「良い」行為がどの程度、重要で、適切なものであるかを判定して貰うことにした。調査2では、「道徳」について特に興味・関心がある訳ではない青年女子39人を対象に、その言葉の意味が分かるかどうかを判定して貰うことにした。意味不明な言葉、イメージできない言葉について、意識構造の調査を実施することは無意味である故、先ずこの篩い分けをする必要があると考えたからである。適切性および重要性の評価点についてのクロス表を作成したところ、適切性・重要性共に、上位1/3に入る項目、即ち道徳性を考えるに当たり、非常に適切であり、且つ重要だと判断された項目は27項目であった。思いやり、人間愛など抽象度の高い「愛」に関する項目、「平等」に関する項目が多く見られた。これに対して、下位1/3に入る項目、即ち道徳性を考えるに当たり、適切でなく、且つ重要でないと判断された項目は26項目であった。詳細を見ると長幼の序、恩、義理、恥を知るなど古めかしい響きのある項目、遵法の精神など「ルール」に関する項目、家族愛、きょうだい愛など具体性の高い「愛」が見られた。また従来、日本人の特徴として良しとされていた、真面目、謙遜なども低い評価がなされていることが分かった。調査2では、10名 (25.64%) 以上によって意味不明と選択された項目は、敬虔、長幼の序、遵法の精神、公徳心などが選定され、「ルール」に関する言葉が死語になりつつあることが分かった。また重要性の評価点を用い、クラスター分析を実施したところ、「思いやり」が道徳性において重要な地位にあることが示唆された。しかし抽象度が高く、これを世代間伝達していくのは難しいように思われる。また従前の日本人の良さと言われていた行為は、強権によりやらされていたものと捉えられており、それ故、現代ではやらなくてもよいと判断され、評価が低くなったように思われる。また、それらの行為は青年たちにとって死語になりつつあることも認められた。
著者
五十嵐 康人 大河内 博 北 和之 石塚 正秀 吉田 尚弘 三上 正男 里村 雄彦 川島 洋人 田中 泰宙 関山 剛 眞木 貴史 山田 桂太 財前 祐二 足立 光司 中井 泉 山田 豊 宇谷 啓介 西口 講平 阿部 善也 三上 正男 羽田野 祐子 緒方 裕子 吉川 知里 青山 智夫 豊田 栄 服部 祥平 村上 茂樹 梶野 瑞王 新村 信雄 渡邊 明 長田 直之 谷田貝 亜紀代 牧 輝弥 佐藤 志彦
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2012-06-28

初期の放射性Cs放出には従来想定されていた水溶性サブミクロン粒子に加え,直径数μmの不溶性粗大球状粒子が存在することを初めて明らかにした。典型的な里山では再飛散由来のCs濃度は,都市部での結果と異なり,夏季に上昇し,冬季には低かった。夏季のCs担体は大部分が生物由来であることを初めて見出した。放射性Csの再飛散簡略スキームを開発し,領域エアロゾル輸送モデルを用いて森林生態系からの生物学的粒子による再飛散,ならびに事故サイトから継続する一次漏えいも含め,フラックス定量化-収支解析を行った。その結果、他のプロセス同様、再飛散は、地表に沈着したCsの減少や移動にほとんど寄与しないことがわかった。
著者
阿部 一郎
出版者
The Mining and Materials Processing Institute of Japan
雑誌
Journal of MMIJ : journal of the Mining and Materials Processing Institute of Japan (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.126, no.8, pp.477-481, 2010-08-25
被引用文献数
1

Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. focuses on the "non-ferrous major class" mining company as its business strategy and the Pogo Gold Mine is situated at a very important position to achieve the goal. The mine was started with the grassroots exploration in 1991, as a first exploration project in which Sumitomo Metal Mining has majority share of project. A couple of gold deposits were discovered and defined during the exploration stage and the project was evaluated feasible to develop. The environmental permit process was started in 2000 and completed in 2004, in which especially the ore process flow was designed very carefully to prevent the surrounding nature from any impacts. The intensive construction works were initiated after approval of the environmental permits and twenty months had been spent to start ore processing in February 2006. The mine adopts the drift and fill mining method with paste backfill by using tailings from the ore process. Currently about 2,400tonnes/day of ore are mined and processed, which are above the plan in the feasibility study.
著者
阿部猛編
出版者
同成社
巻号頁・発行日
2007