著者
岡本 健
出版者
北海道大学ピア・サポート活動報告書編集委員会 (岡本 健・松田康子)
巻号頁・発行日
2011-03-31

本稿では、北海道大学で2009 年11 月より開始された北海道大学ピア・サポートについて、その誕生と展開経緯、業務の具体的な記録、統計、などを整理、考察することによって、ピア・サポートの新たなあり方として「つながり創出型ピア・サポート」を提案する。
著者
岡本 陽 田口 善弘
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.6, pp.1-6, 2011-09-06

プロテオーム解析による表現形の理解のために,膨大なデータを生物学的な解釈に導く為の解析法が重要である.我々は主成分分析 (PCA) を用いて,セレウス菌の増殖に伴うプロファイル変化の解釈を試みた.PCA の結果,合計 10 個のタンパク質が意味のある形で結合しており,生物学的に意味のある形で抽出された.以上の結果から,主成分分析がプロテオーム解析の解釈に有効であることが示唆された.Data-mining technique is important for understanding biological phenotype with a large-scale dataset derived from comprehensive analysis such as shotgun proteomics. We attempted to illustrate differences of proteomic profiles among growth phase and cellular fractionation in Bacillus cereus by principal component analysis (PCA). Total 10 proteins that of significance for biological phenotypes were picked by PCA analysis. These results suggested that the PCA is useful tool for understanding proteomic analysis.
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2011-08-09

第1回コンテンツツーリズム研究会分科会「研究戦隊インセイジャー」. 2011年8月9日. 北海道大学.
著者
野間 晴雄 野中 健一 宮川 修一 岡本 耕平 堀越 昌子 舟橋 和夫 池口 明子 加藤 久美子 加納 寛 星川 和俊 西村 雄一郎 鰺坂 哲朗 竹中 千里 小野 映介 SIVILAY Sendeaune 榊原 加恵 SOULIDETH DR.MR. Khamamany BOURIDAM MS. Somkhith ONSY Salika CHAIJAROEN Sumalee 岡田 良平 的場 貴之 柴田 恵介 瀬古 万木 足達 慶尚 YANATAN Isara 板橋 紀人 渡辺 一生
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

東南アジア大陸部に位置する天水田農業を主体とした不安定な自然環境における平原地帯(東北タイドンデーン村とラオスのヴィエンチャン平野ドンクワーイ村)における多品種の稲や植物,魚介類や昆虫など様々な動植物資源の栽培・採集・販売などの複合的な資源利用の実態とその変化の態様を地域の学際的・総合的共同調査で明らかにした。両村ともグローバル市場経済の影響が認められるが,ドンデーン村ではかつて存在した複合的な資源利用が平地林の消滅や都市近郊村落化によって失われており,ドンクワーイ村はグローバル化や森林伐採で変容を遂げつつあるが,インフラの未整備によって伝統は保持されている。
著者
上野 卓郎 早川 武彦 高津 勝 内海 和雄 尾崎 正蜂 岡本 純也 藤田 和也
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

3年間の研究成果の概要を示せば、以下のようになる。第1に、1990年を前後して、情報化社会の成熟と共に多国籍化した「メディア・スポーツ・生産複合体」(media-sport production complex)が「国際スポーツ機構」と提携し、スポーツのメディアイベント化・メディアソフト化を大規模で進め、トランスナショナルな体験の機会を地球的な規模で提供するようになった。その過程で、スポーツは世界共通の言語であるとともに、夢や感動を生み出す「グローバルドリーム」として受け入れられていった。第2に、その影響力は、国民国家やインターナショナルな境界を超え、個人や社会集団に直接・間接に影響を及ぼすようになった。第3に、そのような「スポーツのグローバリゼーション」とローカルなスポーツ文化の関係は、一方向ではなく、双方向的であり、互いに孤立したものではなく、相互に影響し合っていることが明らかになった。第4に、ただしヘゲモニーは「生産複合体」と「国際スポーツ機構」の側にあり、その影響力の浸透によって、スポーツの商品化と公共性の矛盾は複合化・顕在化し、ローカルなスポーツ文化主体の衰弱という事態も起こっている。第5に、そこには葛藤や主体的な営みも存在する。従って、「スポーツのグローバリゼーションとローカリゼーション」研究は、文化の伝播や変容、一方向的な変化の過程としてだけでなく、生活世界の変容・再構成を視野に入れて考察する必要がある。最後に、「研究成果報告書」の構成を示しておく。(1)グローバリゼーション・文化・スポーツ、(2)グローバリゼーションとメディア・スポーツ、(3)スポーツインターナショナリズム、(4)グローバリゼーションとローカリティ、(5)グローバリゼーションと政策・運動。
著者
廣瀬 昌博 花田 英輔 竹村 匡正 吉原 博幸 今中 雄一 岡本 和也 中林 愛恵 本田 順一 江上 廣一 津田 佳彦
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

各医療機関には膨大なインシデントレポートデータが蓄積されているが、インシデントによって発生するあらたな医療費、とくにその多くを占める転倒・転落事例とともに一般事例についても追加的医療費を算出するとともに疫学的側面を明らかにすることができた。また、機械学習法を繰り返すことで、インシデントレポートの自動分類や最適に分類される精緻化が可能であることが分かった。
著者
野田 仁美 岡本 佳美 山川 勝
出版者
武庫川女子大学
雑誌
武庫川女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:09163123)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.13-18, 2003

スカートを着用して歩いた時の揺れ方はスカートのパターン,布地,また着用者の体型,歩き方など様々な要因が複雑に関係し合ってできているものであるが,今回はそれらの要因のうちスカートを構成する布地の違いに着目し,布地特性の違いが揺動形状にどのような影響を及ぼすのか検討を行った.また,実際にスカートを着用・歩行をしなくても,布地特性値からスカートの揺動形状を予測することを試みた.今回は,歩行時のスカートの動きのうち,最も動きの変化する部分FL(被験者の右側から見て,スカートの1番前の線)の動きについて,次のような予測方法を求めることが出来た.右足によって蹴られる前のF70が最も身体に近付いたときのFL形状をFL1とし,右足によって蹴られた後,F70が最も身体から離れたときのFL形状をFL2,そして再びF70が最も身体に近付いたときのFL形状をFL3とする.これらのFL1,FL2,FL3の形状と,FL1がFL2に変化するときの速度とFL2がFL3に変化するときの速度で,スカートの揺れを簡略化して表現する.それぞれの形状を示す式を作成し,その式の係数を各布地特性値から予測する.(1)FL1の近似曲線式[numerical formula]x_1:厚さx_2:剛軟度x_3:回復性FL1のF70は座標(x,64).(2)FL2の近似曲線式y=Bxを書く.この線をBとし,座標(0,0)をFL2のFWする.[numerical formula]x_1:防しわ性x_2:回復性x_3:せん断剛性G(平均)x_4:厚さ次にFL1のF70の水平な線に対して角度C線をFL1のF70から引く.この線と線Bとの交点がFL2のF70となる.[numerical formula]x_1:厚さx_2:ドレープ係数次に線Bの中心から垂直な線をDcm左に延ばす.その先端を点Eとする.FL2のFWと点EとF70を緩やかなカーブで描く.このカーブがFL2となる.[numerical formula]x_1:防しわ性x_2:剛軟度x_3:曲げかたさ(たて)(3)FL3の近似曲線式[numerical formula]x_1:回復性x_2:せん断剛性G(平均)x_3:厚さFL3のF70は座標(x,65).(4)FL1からFL2までの移動速度Fcm/s[numerical formula]x_1:剛軟度x_2:回復性x_3:ドレープ係数x_4:曲げかたさ(たて)(5)FL2からFL3までの移動速度Hcm/s[numerical formula]x_1:剛軟度x_2:形状係数x_3:ドレープ係数x_4:重さx_5・・・曲げかたさ(バイヤス)
著者
太田 和夫 岡本 龍明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.55-68, 1994-01-15
参考文献数
28
被引用文献数
3

もっとも代表的な計算機のクラスである NP 問題に対して、最近、まったく新しい特徴づけが与えられ話題になっている。この理論について解説するとともに、近似問題への応用を述べる。
著者
岡本 高幸 朴 泰祐 佐藤三久 建部修見
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.87, pp.121-126, 2006-07-31

家庭やオフィスの遊休PCは潜在的に大きな計算能力を有しており,これらを接続して効率的に利用することができれば非常に大きな計算資源となる.しかし,NATやファイアウォールの中にあるこれらのPCを相互に接続するには,物理的なIPアドレスに依存しないノード識別子によるルーティング処理やUPnP,hole punchingなどのNAT越えの技術が必要である.これらをアプリケーションごとに実装していくことは煩雑であり,P2Pアプリケーションの開発における問題となっている.そこで本稿では,アプリケーションをネットワークの物理構成から独立させ,物理ネットワークに依存せず参加するすべてのノードを等しく接続可能とするオーバーレイネットワークを提案する.そして,その実現に必要なNAT越え技術の一つであるUDP hole punchingについてのテストシステムを作成し,市販の家庭用ルータを用いて性能評価を行った.UDP hole punchingと独自のライブラリを使うことによってTCPと比べて2 割程度のスループットの低下でNATを越えて直接通信が実現できることを確認した.An enormous number of PCs at home or office potentially implies a great amount of computation power when they are out of the work, and there is an opportunity to utilize their power for a large scale computation. However, these machines usually exist behind the NAT or firewall and it requires various techniques to access and connect them, such as logical naming independent from the original IP addresses, efficient routing, or NAT traversing with UPnP or UDP hole punching. It is troublesome to apply these techniques adequately to each application, and this is a hazard in the development of P2P application. In this paper, we propose an overlay network to connect all attending nodes in logically flat layer independently from their physical network in order to encourage the easy development of various P2P applications. In our system, we implement a generic communication library based on UDP hole punching which is one of the most common NAT traversal techniques, and evaluated the communication performance on commodity personal broadband router widely used at home. We developed an original communication layer only with UDP protocol which is basically compatible with TCP. By the direct communication through NAT box without intermediate relay server, we confirmed that our method provides a communication performance with only about 20% of performance degradation compared with TCP communication.
著者
岡本 健
巻号頁・発行日
2009-09-13

This paper shows impact of informatization on tourist behavior in Japan. This research adopts analysis of "Anime Pilgrimage" in order to accomplish the above mentioned objective. Recently, in Japan, some of anime fans make "Anime Pilgrimage" which is a kind of tourist behavior. It would appear that this behavior was affected by informatization strongly. As a result, it was found that "Anime Pilgrim" was affected by informatization not only before "Anime Pilgrimage" but also throughout "Anime Pilgrimage".
著者
岡本 仁宏 荒木 勝 菊池 理夫 木部 尚志 古賀 敬太 杉田 敦 千葉 眞 寺島 俊穂 富沢 克 的射場 敬一 丸山 正次 山崎 望 山田 竜作 大澤 真幸 岡部 一明 遠藤 比呂通 ありむら 潜 大竹 弘二 立岩 真也 石井 良規 天野 晴華
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

冷戦後の世界において、多くの人びとは我々の政治理論・社会理論が動揺する世界秩序を把握する言葉や構想を持ちえていないことを感じているという現状認識のもとに、近代政治理論における政治主体の基本用語の可能性と限界を追求した。「人間、国民、市民」(ヒューマニティ、ナショナリティ、シティズンシップ)という基幹的主体用語を中心に、「市民社会、ナショナリズム、グローバリズム」という三つの政治思想との関連において、その妥当性を検証し、既存概念の限界を指摘すると同時に、それらに代わる政治主体の可能性を検討した。
著者
岡本 哲和 石橋 章市朗 脇坂 徹
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

2007年参院選における候補者ウェブサイト調査によって、以下のことが明らかにされた。第1に、中小政党よりも大政党からの候補者が、そして新人候補よりも現職がより高い確率でサイトを開設している。第2に、有権者が投票意思決定のためにアクセスしている可能性は否定できない。候補者サイトへのアクセス数の増加は、その候補者への投票を増加させることが統計分析により確かめられた。
著者
岡本 さえ
出版者
東京大学東洋文化研究所
雑誌
東洋文化研究所紀要 (ISSN:05638089)
巻号頁・発行日
no.73, pp.p45-115, 1977-03

Après une étude sur les Erchen 弐臣*, fonctionnaires qui servirent les deux dynasties Ming et Qing, nous poursuivons nos recherches sur les"esprits libres"condamnes par l'autorité mandchoue au cours de l'ère Qianlong 乾隆 (1736-1795).Nous commencons cet article par une analyse des livres censurés par les Qing 清代禁書, qui par leurs auteurs comme par leurs sujets se rattachent à l'époque de transition des Ming et des Qing-16ème et 17ème siècles (Chap. I, § 1).Ensuite, nous étudions les caractéristiques de ces livres: premièrement,"l' utilitarisme"qu' utilisaient les auteurs pour renforcer la dynastie chinoise avant la chute de celle-ci, et après cette chute, pour faire valoir leurs talents (Chap. I, § 2); deuxièmement, le goût de l'histoire pour sauvegarder l'héritage culturel des Ming (Chap. I, § 3); et troisièmement, la mise en cause de la méthode de gewu zhizhi 格物致知 où ils cherchaient à voir une fonction du qi 気, c'est-à-dire, du principe de leur existence, menacée sous la domination étrangère (Chap. I, § 4).En analysant l'esprit de ces auteurs, nous mettons en lumière leur formation anti-mandchoue.Les sentiments vis-à-vis des"Barbares Mandchous"évoluèrent passablement au cours du 17eme siecle.Mais, la majorite des auteurs refusèrent la domination des Qing parce que ces dominateurs avaient pris la Chine non par la loi (fa 法) mais par la violence (wufa 無法)(Chap. II, § 5).Dans un article ultérieur, nous verrons la source de cette méfiance vis-à-vis des Mandchous (Chap. II, § 6); puis nous examinerons les idées"hétérodoxes"selon les points de vue suivants: querelles des auteurs (Chap. III, § 7); structure des idées"hétérodoxes"(Chap. III, § 8); rôle de"l'hétérodoxie"(yiduan 異端) dans l'histoire de la pensée chinoise (Chap. III, § 9).voir le Tōyō bunka kenkyusho kiyō n°68, 1976, pp. 101-177
著者
伊達 洋至 小池 薫 板東 徹 庄司 剛 陳 豊史 藤永 卓司 岡本 俊宏 佐野 由文 大藤 剛宏 山根 正修
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、京都大学(呼吸器外科および救急医学分野)と岡山大学(呼吸器外科)の共同研究により、心停止ドナーからの肺移植臨床応用をめざすものである。体外肺還流(ex-vivo lung perfusion, EVLP)の実験系を用いて、両大学で大動物実験を継続した。京都大学では、EVLP還流液としてのET-Kyoto液の有用性とEVLPによる肺水腫を来したグラフト肺修復の可能性を報告した。一方、岡山大学では、EVLP中に吸着膜を使用して炎症性サイトカイン(TNFαとIL-8)を除去する効果を検討し、サイトカイン以外の因子がグラフト肺の傷害に関与している可能性を示した。
著者
辻 立世 久井 志保 岡本 陽子 石田 妙美 永石 喜代子 和田 節子
出版者
兵庫大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

養護教諭の職務は、学校教育法で「児童生徒の養護をつかさどる」と定められている。養護教諭の実態調査では、看護師免許の無い養護教諭は、救急処置に自信を持っていない事が明らかになった。養護教諭の看護能力は、学校保健(養護)のための看護技術が社会から期待されている。養護教諭の看護能力について、救急処置を中心に看護技術の項目を、養護教諭養成教育・初任の年、養護教諭の各段階における達成目標の基準を示すガイドラインを作成した。
著者
広島県食文化研究グループ 三好 康之 岡本 洋子 前田 ひろみ 井川 佳子 大下 市子 奥田 弘枝 奥山 清美 亀井 文 上村 芳枝 倉田 美恵 土屋 房江 三谷 璋子 吉永 美和子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.369-377, 2006-12-20
被引用文献数
1

広島県で摂取されている魚料理を把握する目的で,広島県在住者171名を対象として質問紙を用いた聞き取り調査を実施した。回答数は4,551件であった。魚料理にはあじ,いか,ぶり,あさり,さばがよく用いられ,広島県で漁獲量の多い牡蠣,ちぬ,たちうお,こいわし,なまこはこれらより少なかった。また,島嶼地域では,自給の魚介類で調理する魚料理が他の地域よりも多かった。調理法は,焼き物が最も多く,なま物,煮物,揚げ物の4つの調理方法で総回答数の75.1%を占めていた。和風調理が多く,焼き物の64.4%を塩焼きが,煮物の75.2%を煮付けが占めていた。対照的に,こしょう,バターなどを用いた洋風調理は少なかった。広島県特有の魚介類であるこいわしは,天ぷらや刺身として,ちぬは塩焼きとして,えびじゃこは汁物や塩茹でとして料理されていた。