著者
上野 益三
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.87, no.3, pp.279-295, 1979 (Released:2008-02-26)
参考文献数
28
著者
吉村 巧朗 亀井 靖高 上野 秀剛 門田 暁人 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.307, pp.85-90, 2009-11-19
被引用文献数
1

デバッグ作業は,作業に従事する開発者ごとに効率に大きな違いが見られる.デバッグにおける開発者の行動から効率に影響を与えている要因を明らかにできれば,教育や支援に役立てることができる.そこで本研究では、デバッガを使用したデバッグ行動について分析し,上手な人と下手な人の間にどのような差異が存在するのか明らかにすることを目的とした.そのアプローチとして,多くのデバッガが実装しているブレークポイント機能に着目し,その使用履歴よりプログラマの特徴を分析した.150行程度のJavaプログラムを題材とした実験の結果,次のような知見が得られた.デバッグの下手な人は,連続した行にブレークポイントを設置する傾向がある.また上手い人には,ブレークポイントを用いた実行を頻繁に行う傾向がある.
著者
上野 行一
出版者
帝京科学大学
雑誌
帝京科学大学紀要 (ISSN:18800580)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.79-86, 2012-03-31
被引用文献数
1

This study is a part of the fundamental researches of art appreciation education through meaningful dialogue in Japan. In late years appreciation education comes into the limelight. The class of art appreciation through meaningful dialogue in particular came to be carried out in each place of the whole country. However, understanding about an idea and the learning theory in the base of art appreciation through meaningful dialogue, and the reception process are not enough. I thought that it was tied to understanding and the spread more than a thing of art appreciation through meaningful dialogue to clarify Base of the idea and a reception process. In this report, I clarified the art appreciation education through meaningful dialogue in Japan is not a method brought about with" IKIRUTIKARA:Power to live" and Revision of the course of study, and not being a theory based on VTS and VTC, from a reception process in Japan of a text theory and the reception aesthetics, and from a reception process of learning theory of the constructivism, besides, from existence of the class practice that it can retroact to in the 1970s,
著者
林 智一 上野 徳美
出版者
大分大学高等教育開発センター
雑誌
大分大学高等教育開発センター紀要 (ISSN:18842682)
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-11, 2009-03
被引用文献数
1

医療・臨床心理学教育における映画教材の有効性について検証するため、某大学医学部生に対して映画『フライド・グリーン・トマト』を用いた授業を実施し、質問紙調査を行った。その結果、映画視聴が授業テーマへの関心を高め、理解を促進するなどの効果が見られた。また因子分析の結果、本作品の「映画教材活用効果」として、授業テーマへの理解・関心の深まり、映画の多様な見方・学習、ドラマ性、洞察・共感、わかりやすさ、同一視の6因子が抽出された。さらに授業時間の配分や映画選定など、今後の課題についても検討した。
著者
西野 範夫 西坂 仰 上野 直樹 松本 健義 北澤 憲昭 茂呂 雄二 永井 均 大嶋 彰 西村 俊夫
出版者
上越教育大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

本研究は、今日の子どもにかかわる諸問題は、子どもの論理による学びが成立していないこと、すなわち、子どもの学びが今を生きることに成り得ていないことによるものであるとの認識に立ち、子どもの学びの実践の場に臨み、その論理を総合的にとらえ、子どもの論理による教育の体系化を目指した。このため、次のような研究を行なった。(1)子どもの論理による学びの成立がみられる、子どものつくること、表すことの行為に着目し、その実践の場に臨み、その論理を行為分析等の臨床学的手法を援用してとらえることとした。(2)子どもの論理によるつくること、表すことの行為をとらえ、学びの論理を明らかにするため、現象学的発達心理学、談話行為論、相互行為論、状況的認知論等の考え方をとり入れた学際的な研究を行なった。その結果、(a)子どものつくること、表すことの行為は、子どもの身体性を働かせた<感じること、考えること、表すこと>による相互作用・相互行為による意味生成の実践過程であって、常に<いま、ここ>を<私>として生きる学びの実践であるとともに、子どものすべての学びの基礎理論となり得ること。(b)子どものつくること、表すことの行為は、子どもの<生>の論理による学ぶこと生きることが一体となったものであるとともに、他者と相互行為的にかかわり、学び合い、行き合い、意味生成と、<私>と<他者>をともに生成する過程であり、「生きる力」を育む過程であること。(c)子どもの論理による学ぶこと、生きることの生成過程は、子どもと相互行為的にかかわり、ともにその過程を実践する教師の学習臨床あるいは意味生成カウンセリング的な関与に支えられること。以上の論理を総合することによって、子どもの論理による学びのカリキュラムの構成が十分に可能であることを明らかにすることができた。
著者
片桐 正夫 石澤 良昭 上野 邦一 藁谷 哲也 畔柳 昭雄 重枝 豊 清水 五郎 伊東 孝 坪井 善道 重枝 豊 伊東 孝 畔柳 昭雄 坪井 善道 藁谷 哲也 石澤 良昭 上野 邦一 伊豆原 月絵 大山 亜紀子 小島 陽子 チェン ラター 加藤 久美子 長澤 紘人 木下 洋道 勝原 基貴 有川 慎一郎 ロス ボラット ブリュノ ダジャンス ブリーノ ブルギエ イム ソックリティ 三輪 悟
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

王道(幹線古道)の踏査、および沿道遺構の実測を含むデータの収集により、(1) 王道及び遺構の建築的編年指標から建造年代の確定、技術的特徴の解明、これによる地域別の差異、技術者集団の存在について、(2) 各道の整備の編年、役割についての考察(Bルートでは現タイピマーイへ、Cルートではプリア・ヴィヘア、現ラオスワット・プーなどへの聖地巡礼、Dルートでは鉄資源の確保や生産地を結ぶなど)が可能となった。
著者
東京上野音楽会 編
出版者
盛林堂
巻号頁・発行日
1915
著者
八塚 美樹 川嶋 朗 上野 栄一
出版者
富山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

若年女性層の冷えは、ダイエット志向に加えて、生活環境の乱れや生活習慣が関連すると考えられ、日常生活上でできる冷え対策プログラムを開発し、その有用性を検討した.複数例に四肢末端の冷えの改善、肩こり、目の疲れ、頭痛、腰痛、便秘の改善を認めた.若年女性層の冷えの対策には、冷えに関する基本的知識の提供、冷え意識を高めること、生活に即した方法の選択と継続的な介入が有用であることが示唆された。今後、症例数を増やし継続した介入研究が必要である.
著者
小林 英嗣 倉田 直道 上野 武 小篠 隆生 坂井 猛 小松 尚 鶴崎 直樹 斎尾 直子 遠藤 新 三宅 諭
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

地域・環境の再生を実現するために、関わる主体の関わり方、システム、実現組織のあり方という3つの分析視点を持ち、国内外の事例調査を行った。研究成果として、地域・環境の再生を実現に導くための共創の状態とは、既存の主体同士の中で実現されるものではなく、新たな主体同士の関わり方が必要であること、その中で、大学の果たす役割が非常に重要であること、また、活動の具体的な場所や地域の設定が重要であることが明らかになった。
著者
須藤 元喜 千葉 亜弥 上野 加奈子 矢田 幸博 赤滝 久美 三田 勝己
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.175-182, 2010
被引用文献数
3 1

下肢の細胞外液貯留における不快感は女性の代表的な愁訴の1つであり,むくみと呼ばれている.むくみは筋ポンプ運動による改善が勧められていることから,筋疲労との関連が考えられるが,その詳細については明らかになっていない.そこで,下肢におけるむくみと疲労の関連性を明らかにするために,化粧品販売職の女性182名にアンケート調査を行い,153名から有効回答を得た.その結果,下肢の疲れを94%,むくみを90%の回答者が感じており,疲れとむくみの意識は重なる部分が多く,下肢組織外液貯留の心理的評価には疲労の項目が必要であると考えられた.また,疲れ,むくみ感覚が最も多かった部位はふくらはぎであり,疲れで78%,むくみで85%の回答者が感じていた.また,むくみの不快感の原因を67%が大きさ,疲労の不快感の原因は66%が痛みという言葉でそれぞれ特徴的に表現していた.これらの結果をもとに心理的な疲れとむくみを評価するVAS主観評価調査表20項目を作成した.作成したVAS(visual analogue scale)主観評価調査表を用いて立ち仕事およびデスクワークの勤労女性19名を評価した.測定は就労前の午前9時から10時までの朝方と,就労後の午後4時から5時までの夕方に実施し,就労前後および立位と座位の勤労姿勢を比較した.全被験者19名の就労前後のVAS主観評価の結果は,20項目中16項目で不快感が有意に増加した.就労姿勢別の解析では,デスクワーク群9名に比して立ち仕事群10名の就労前後の不快感上昇が,足首周囲長,ふくらはぎ周囲長,下肢の重さ,ふくらはぎの痛み,足首の痛み,土踏まずの痛みの7項目で有意に増加していた.アンケート調査を手がかりに作成したVAS主観評価調査表は組織外液貯留の下肢不快感を実際の労働条件において評価することができた.
著者
鯵坂 学 上野 淳子 堤 圭史郎 丸山 真央
出版者
同志社大学
雑誌
評論・社会科学 (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
vol.105, pp.1-78, 2013-05

日本の大都市では,1990年代後半から都心部の人口が減少から増加に転じる「都心回帰」現象が起きている。本研究では,2つの方向から人口の都心回帰が大都市の都心コミュニティにもたらす変化を探った。(1)既存研究が少ない札幌市,福岡市,名古屋市を対象として,自治体等へのイン タビュー調査と行政資料の分析を行った。その結果,3都市ともに都心回帰を経験しているが都心回帰の担い手や都心を取り巻く状況は異なることが明らかになった。都市自治体の対応は都市計画分野に限定されており,都心コミュニティの再編に直接対応する制度がないため,地域住民組織は対応に苦慮している。(2)札幌市と福岡市に絞った都心マンション住民へのアンケート調査からは,東京や大阪における都心回帰の担い手と相違点が示された。また,マンション内外の付き合い方は住居の所有形態,世帯構成,年齢による違いが大きいとともに,都心による違いがあることが分かった。
著者
上野 善道
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.22-23, 2000-12-30
著者
上野 道雄 宮崎 英樹 塚田 吉昭 沢田 博史
出版者
独立行政法人海上技術安全研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

1軸船型と2軸船型およびポッド推進器装備船型(バトックフロー船型)を取り上げて、これら主船体の斜航・旋回中の左右力と回頭モーメントに関する基本的な操縦流体力特性を実験的に系統立てて明らかにした。高次の細長体理論と翼理論ならびにCFD(数値流体力学)によって、ポッド推進器装備船型に取り付けた各種スケグの効果も含めたこれらの流体力特性を精度良く推定することができることを示すとともに、これらの手法を用いて操縦運動中の船体周りの流場構造を明らかにした。
著者
時國 裕也 上野 沙也加 牛尾 祐大 福本 直 吉武 勇
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.63, no.10, pp.710-715, 2014-10-15 (Released:2014-10-20)
参考文献数
15
被引用文献数
1

Thermal power plant has occupied 90% of electric power supply after the earthquake disaster in Japan. Hence amount of coal-ash has increased gradually. Coal-ash, especially fly-ash, should be used for civil infrastructures, and concrete pavement must be a typical application using fly-ash. Fly-ash is a pozzolanic material, so it can contribute to various properties, such as strength development at mature age. The strength development at early age, however, is significantly slow and may negatively affect traffic service. Early strength may be improved when limestone filler is mixed in fly-ash concrete. In addition, the fly-ash concrete made with limestone aggregate may be recyclable as raw material for cement production. This study aims at developing the fly-ash pavement concrete which can make a traffic opening early and can be recycled. The paper describes the flexural strength properties of pavement concrete made with fly-ash of 40% replacement of cement. The result indicates the flexural strength at early age can be improved by using limestone filler, and assures sufficient strength development for traffic service at age of 2 days. In addition, the report shows flexural fatigue strength of the fly-ash pavement concrete is equal to or higher than the durability of conventional concrete pavement.