著者
吉田 稔 中川 裕志 寺田 昭
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.122-132, 2010 (Released:2010-01-06)
参考文献数
18
被引用文献数
1

This paper proposes a method for implementing real-time synonym search systems. Our final aim is to provide users with an interface with which they can query the system for any length strings and the system returns a list of synonyms of the input string. We propose an efficient algorithm for this operation. The strategy involves indexing documents by suffix arrays and finding adjacent strings of the query by dynamically retrieving its contexts (i.e., strings around the query). The extracted contexts are in turn sent to the suffix arrays to retrieve the strings around the contexts, which are likely to contain the synonyms of the query string.
著者
吉田 裕子 佐藤 禮子
出版者
香川大学
雑誌
香川大学看護学雑誌 (ISSN:13498673)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.9-16, 2007-03

本研究の目的は,終末期がん患者と周囲の人々とのつながりに関連する状況を明らかにし,終末期がん患者と周囲の人々とのつながりを促進させるための看護への示唆を得ることである.6名の終末期がん患者を対象に,参加観察法,面接調査法によって資料を得,質的分析により,以下を明らかにした.終末期がん患者と周囲の人々とのつながりに関連する状況は,【自己の価値を保てる】【人の輪の中に居て心地よく,安堵感を得る】【愛情や思いやりをとりかわす】【残してゆく家族の幸せを願う】【死を連想するような関わりをためらう】【愛情や思いやりが過剰で反って重荷になる】【家族や他者に負い目を感じる】【必死な思いが家族に伝わらない】【人との隔たりを感じ孤独に陥る】の9であった.これら9の状況は,つながりの有る状況とつながりの無い状況の2つに大別されていた.前者は,終末期がん患者が過酷な状況にありながらも生きていく力や励みを得ることを可能にするものである.一方後者は,終末期がん患者に過重なストレスを与え,生きる力を消耗させる可能性をもつものである.つながりの無い状況の根底には常につながりへの希求が在ると考えられ,つながりの有る状況と無い状況とは,表裏一体の関係にあると考えられた.従って,終末期がん患者と周囲の人々とのつながりは,関連する状況として両者を含め,つながりの正の部分,負の部分として捉えることが必要である.看護職者は,終末期がん患者と周囲の人々との交わりの根底には正のつながりへの希求が在ることを常に念頭に置くことが必要である.その上で,終末期がん患者と周囲の人々とのつながりを促進するためには,つながりが患者にとってどのような効果がもたらされているかをアセスメントし,つながりの負の部分の裏側にある正の部分を引き出し,育むための計画的看護介入が重要であるという示唆を得た.
著者
菅原 隆 宮下 采子 松田 由佳里 吉田 光徳 樫村 勉 菊池 雄二 副島 一孝
出版者
一般社団法人 日本熱傷学会
雑誌
熱傷 (ISSN:0285113X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.72-77, 2021-06-15 (Released:2021-06-15)
参考文献数
9

尿道までいたる陰茎凍傷を合併した凍傷の症例を治療する機会を得たので報告する. 症例は26歳の男性. 冬山登山中に遭難し, 3日後に救助された. 前医救命センターで初療後, 受傷後29日目に凍傷の治療目的に当院に転医した. 当院で初診時に両手指と両足趾, 左鼠径部, 陰茎に黒色壊死を認めた.  受傷後33日目に壊死組織のデブリードマンを行った. その後, 陰茎腹側に尿道欠損を生じたためデブリードマン後14日目に口腔粘膜移植による尿道再建術を行い, 再建した尿道は陰嚢皮膚よりの皮弁で被覆を行った. 術後経過は良好で, 術後1年半以上が経過した現在も良好な排尿機能を維持しており, 退院後に挙児も得ており勃起機能と妊孕性も温存されている.  凍傷による尿道損傷は非常にまれな病態であると考えられる. 尿道損傷に対して本例では口腔粘膜移植による再建を行った. 術後良好な結果が得られており, 凍傷による尿道損傷に対して尿道再建術は有用であった.
著者
吉田 江依子 横越 梓 武藤 敦子
出版者
名古屋工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2022-04-01

毎年、年末になると、今年の「流行語大賞」が話題になる。本研究で取り上げる新語・流行語は、その時々の社会の世相を表すその場限りの奇抜な表現を含んだ言葉に過ぎず、その研究に学術的意義があるのか、と考える人がいるかもしれない。しかし、言語学的視野に立ってみると、流行語は言語の創出、変異、消滅といった言語サイクルを短期間で表出している非常に興味深い言語対象である。どのような流行語が廃れ、どのような流行語が残るのか。ツイッターから言語データを収集し、生成文法を基本とする理論言語学の枠組みを用いて、今現在、進行形で起こっている流行語の言語変遷の仕組みを解明する。
著者
中村 基一 河本 大地 相生 真志 吉田 寛
出版者
奈良教育大学ESD・SDGsセンター
雑誌
ESD・SDGsセンター研究紀要 = Bulletin of Center for ESD and SDGs (ISSN:27585948)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.97-102, 2023-03-31

吉野林業は日本有数の木の産地として知名度が非常に高いが、原料供給の川上部分だけがクローズアップされ、 原木市場などの流通や製材業、木材製品の流通・販売業者などの川中部分に着目されることは少ない。そこで、本実践 においては黒滝村における川中の分野を取り上げる。原木を加工して、付加価値を加えていく過程を生徒に体験させた り、現地の人々の話を聞いたりすることで、地域教材として作り上げることができると考える。また、コロナ禍の影響 やウクライナ情勢、持続可能な社会を創るためにも、国産材に注目が集まっている。経済性を重視するあまり、安い外国産材や大規模工場での加工などに偏り、地域から持続可能な産業が消滅しつつある。そうした課題を克服し、今後も森の資源をさらに活用するためにはどのように行動すればよいか、考えさせたい。
著者
吉田 康久 河野 公一 原田 章 豊田 秀三 渡辺 美鈴 岩崎 錦
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.450-458, 1978-06-30 (Released:2009-02-17)
参考文献数
18
被引用文献数
1 5

耐熱性の目的でポリアミド, ポリエステルが近年比較的多量に用いられているが, その限界温度以上での使用または廃棄時に毒性のある熱分解成分が生成する可能性がある。本研究はこれを解明する目的で空気中熱分解ガス等を, ガスクロマトグラフ, 同マススペクトログラフにより分析するとともに, また, 動物試験としてマウスについて急性暴露を行って, その主要死因を確かめたものである。熱分解ガスとしてポリエステルでは一酸化炭素, エタン, プロピレン, アセトアルデヒド, ベンゼン等が, また, ポリアミドではこれらの成分に加えてアンモニア, ペンテン等が検出されたが, 毒性並びに発生量よりみて一酸化炭素が優勢な成分として推定された。動物試験では, 単一, 一時間暴露, 一週間観察による概算的致死濃度がポリアミドで79.6g, ポリエステルで30.5g/1000l空気であり, この場合一酸化炭素濃度が2700∼3000ppmと認められた。この一酸化炭素が主要死因であることは, 血液の一酸化炭素飽和度をガスクロマトグラフにより分析した結果, その値が55%を越えることから確認することができた。フユーム, またはグリース状物質として発生する熱分解成分は, 生成後直ちに凝集してその大きさ100μm以上に達し, また, 赤外分光分析により原試料に近似した構造を示すので, ある種のフッ素樹脂の熱分解における特異なポリマーフユーム熱の原因にはなり得ないと考えられる。動物試験ではまた暴露後48時間程度に肺水腫等の傾向が認められて死亡する場合も多いので, 一酸化炭素につぐ比較的毒性の大なる第2の致死因子が存在することも確実である。したがって, もし実際の症例においては, 予後における十分な観察と早期の治療が必要なものと指摘される。
著者
笛木 司 吉田 理人 田中 耕一郎 千葉 浩輝 加藤 憲忠 並木 隆雄 柴山 周乃 藤田 康介 須永 隆夫 松岡 尚則 別府 正志 牧野 利明
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.336-345, 2018 (Released:2019-08-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1

中国天津市及び上海市の上水道水を用いて「ウズ」の煎液を調製し,煎液中のアルカロイド量を,新潟市上水道水を用いた場合と比較した。中国の上水道水を用いて調製した煎液中のアコニチン型ジエステルアルカロイド(ADA)量は,新潟市上水道水を用いた場合に比べ有意に少なく,この原因として,中国の上水道水に多く含まれる炭酸水素イオンの緩衝作用によりウズ煎煮中のpH 低下が抑制されることが示唆された。また,ウズにカンゾウ,ショウキョウ,タイソウを共煎した場合,ウズ単味を煎じたときと比較して煎液中ADA 量が高値となり、さらにこの現象は中国の上水道水で煎液を調製した場合により顕著に観察された。煎じ時間が一定であっても,用いる水や共煎生薬により思わぬADA 量の変化を生じる可能性が示唆された。また『宋板傷寒論』成立期の医師たちが,生薬を慎重に組み合わせて煎液中のADA 量を調節していた可能性も考えられた。
著者
吉田 寿夫 古城 和敬 加来 秀俊
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.120-127, 1982-06-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
5
被引用文献数
49 52

The purpose of the present study was to investigate the developmental process of self-presentation in children on the basis of its relation to the development of cognition of evaluation (which the target person of the self-presentation (TP) held toward the presenter) and to the development of social approval need.Ss were second, third, and fifth grade elementary school children. In order to investigate the above problem, the following four studies were conducted.In study I, we investigated the development of cognition concerning the way in which the TP evaluated the presenters with different kinds of self-presentation.In study II, from the standpoint of age and sex, the dominance of ability aspects and personality aspects in social approval need were investigated.In study III and IV, we investigated the developmental process of self-presentation on one's actual ability. In study III, TPs were classmates who most frequently made contact with the Ss, and in study IV, TPs were university students who did not know the Ss at all.According to the results from study I-IV, we inferred the following developmental process concerning self-presentation in children.1) Because even second grade children recognized that a self-deprecating presenter's personality was evaluated more highly than a self-enhancing presenter's personality, they could present themselves deprecatingly (modestly).2) With an increase in the number of TPs whom third grade children were conscious of, they would learn to present themselves deprecatingly, not only to known TPs, but also to newly met TPs as well.3) Moreover in the case of fifth grade girls, codnition which influenced self-presentation differentiated depending on the TP. That is, in case the TP knew them well they based their self-presentation on the TP's cognition about them, and in case the TP did not know them at all they presented themselves enhancingly in a way they could conceal their negative points.
著者
田中 大雅 政谷 巧樹 寺江 航汰 水上 英紀 村上 将嗣 吉田 駿也 青竹 峻太郎 舩橋 真俊 大谷 拓也 高西 淳夫
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.845-848, 2022 (Released:2022-11-18)
参考文献数
7

Currently, as measures against environmental destruction, an agricultural method called synecocultureTM has been received attention. However, since multiple types of plants grow densely in this method, conventional machines and robots can't intervene. Therefore, work efficiency is low. To improve work efficiency, we developed a robot with a wheel and linear mechanism. The wheel mechanism can move on uneven terrain, and the linear mechanism with two orthogonal axes can adjust tool position during task. In the field experiment, the robot moved on the field, and succeeded in harvesting and weeding by operating the linear mechanism based on the camera image.
著者
戸塚 武美 藤田 桂史 吉田 光汰 橋本 和賢 飯田 幸英
出版者
日本救急医学会関東地方会
雑誌
日本救急医学会関東地方会雑誌 (ISSN:0287301X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.403-406, 2020-12-28 (Released:2020-12-28)
参考文献数
3

われわれは先行研究において雷鳴頭痛の概念を踏まえた情報聴取教育が, 神経学的所見に乏しい出血性脳卒中に対する救急隊の病院選定的確率を改善させる可能性を報告した。救急隊に広く普及しているシンシナティ病院前脳卒中スケール (Cincinnati Prehospital Stroke Scale ; CPSS) は, 脳局所症状を判断するものであり, 脳卒中で最も危険といわれるくも膜下出血では該当しない症例がある。また, くも膜下出血の典型的な症状である「突然の激しい頭痛」は客観性に乏しく, 救急隊が判断に迷う一因となっている。この対策として, 吐気, 意識消失, めまいなどの症例では必ず頭痛の有無を確認し, 頭痛を訴えた場合には雷鳴頭痛の概念を踏まえた情報聴取を行うよう教育に取り組んだところ, 頭痛情報聴取率は統計学的に有意に改善し, 病院選定的確率は改善傾向を認めた。雷鳴頭痛の概念を踏まえた情報聴取教育は, 神経学的所見に乏しい出血性脳卒中に対し, 的確な病院選定を行う一助となり得る。
著者
吉田 智佳
出版者
天理大学言語教育研究センター
雑誌
外国語教育 : 理論と実践 (ISSN:02881942)
巻号頁・発行日
no.41, pp.11-24, 2015

社会における急速なグローバル化に伴い、年齢を問わず、英語を学びたいと願う学習者が増加している。そのような学習者を対象に、さまざまな「効果的な英語学習法」が提案されている。しかし、それらの方法の中には根拠がないものも少なくない。本稿では、ある英語学習法の検証を通じて第二言語習得研究の成果を紹介する。そして、第二言語習得研究の見地から言語教育に関わる教師が効果的な学習法、教授法を構築する前に考えるべきこと、すべきことについての示唆を行う。
著者
三宅 瑞穂 古久保 拓 吉田 拓弥 和泉 智 庄司 繁市
出版者
一般社団法人 日本腎臓病薬物療法学会
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.179-183, 2022 (Released:2022-08-13)
参考文献数
10

低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬であるロキサデュスタット投与中のみ血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が低下し、ダプロデュスタット投与中は低下しなかった症例を経験した。90歳代女性、CKD G5の患者、過去に甲状腺機能異常の指摘はなかった。腎性貧血治療にダプロデュスタット、ダルベポエチンアルファ、ロキサデュスタットを順に使用した。ダプロデュスタット投与中はTSH 5.950 μIU/mL、遊離サイロキシン(FT4)0.77 ng/dLであった。HD導入時にダプロデュスタットからダルベポエチンアルファに変更し、投与中のTSH 2.830 μIU/mL、FT4 1.14 ng/dLであった。ヘモグロビン7.9~9.8 g/dLと低値で経過し、ダルベポエチンアルファからロキサデュスタットに変更した。ロキサデュスタット開始4日目頃より倦怠感、開始15日目に希死念慮、HD拒否の抑うつ症状が出現した。その症状と過去の報告より、ロキサデュスタット投与に関連した甲状腺機能低下症が疑われた。ロキサデュスタット開始16日目にTSH 0.051 μIU/mL、FT4 0.77 ng/dLとTSHの著明な低下を認めた。開始21日目にロキサデュスタットを中止した。中止7日目頃に倦怠感は軽減し、中止19日後にTSHは正常化した。ロキサデュスタットはトリヨードサイロニンと類似した化学構造を有し、視床下部と下垂体の甲状腺ホルモン受容体に作用し、TSH分泌を抑制させると考えられている。本症例は、TSH低下がHIF-PH阻害薬に共通の現象でない可能性を示している。ロキサデュスタット開始後は甲状腺関連検査を実施し、甲状腺機能異常に伴う症状をモニターすべきと考えられる。
著者
武 寛 伴場 主一 大原 美奈子 林田 晃寛 廣瀬 英軌 廣畑 敦 山本 桂三 吉田 清 大江 透
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.47, no.SUPPL.1, pp.S1_105, 2015 (Released:2016-12-14)

軽度の漏斗胸を認める16歳男性. 高校入学時よりボクシング部に入部. 練習で初めて胸部にパンチを受けた際に失神. AEDで心室細動を認め, 電気的除細動を施行. 神経学的後遺症なく回復し, 精査のため当院紹介. 12誘導心電図では, 高位助間で不完全右脚ブロックを認めるも, サンリズム負荷は陰性, 加算平均心電図も陰性であった. 心エコーでは, 左室収縮能は良好で, 冠動脈CTでも異常は認めなかった. 心臓MRIでは器質的心疾患はなく, 遅延造影も陰性であった. 電気生理学的検査で, 右室心尖部, 右室流出路からの3連期外刺激を行うも心室細動は誘発されず. 漏斗胸のためCT上, 胸骨後面は右室前面に接しており, 胸部へのパンチが心臓振盪を引き起こしたと考えられた. 心臓振盪を再現するために, 心室単回期外刺激をR on Tとなるタイミングで行ったが, 最大3連発の心室期外収縮を認めるのみであった. ボクシングの練習中に心臓振盪を起こした漏斗胸の1例を経験したので報告する.
著者
吉田 宣政 河原 菜摘 入村 健児 福原 佐知 檜山 智子
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.38-42, 2021-01-10 (Released:2022-01-10)
参考文献数
6

Streptococcus faecalis is the primary ingredient of medical probiotics. It has now been identified as an enterococcal species, after being reclassified as Enterococcus faecalis. Despite this reclassification, most package inserts and drug interview sheets have maintained the name S. faecalis. Meanwhile, reports of results from drug susceptibility tests using medical probiotics that contain S. faecalis commonly refer to this species of bacterium as E. faecalis. In this study, we used biochemical identification testing, mass spectrometry and 16S ribosomal RNA gene sequencing to verify whether the seven strains of S. faecalis, which is present in various medical probiotics, could be identified as the strain currently classified as E. faecalis. All strains were identified as E. faecium by all techniques.
著者
川口 梨沙 吉田 英樹 照井 駿明
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.641-645, 2013 (Released:2013-11-09)
参考文献数
21
被引用文献数
2

〔目的〕ストレッチングの前処置として,表在性温熱療法のホットパック(HP)と深部性温熱療法の極超短波療法(MW)の有効性を検討すること.〔対象〕健常例16名(女性5名,男性11名).〔方法〕大腿後面への20分間のHP,MW,コントロールを実施し,ハムストリングスの筋伸張性(筋硬度,膝伸展自動可動域)と大腿後面皮膚温を比較した.〔結果〕筋硬度については,3群間で明らかな違いが認められなかった.一方,膝伸展自動可動域と大腿後面皮膚温については,HPとMWの間では明らかな違いが認められなかったが,コントロールと比較してHPおよびMWで有意に高値を示した.〔結語〕HPとMWは,筋伸張性の向上よりも皮膚への温熱刺激を背景とした伸張痛の軽減によりストレッチングの前処置として貢献し得る.