著者
山本 雄也 中野 倫靖 後藤 真孝 寺澤 洋子
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.1423-1437, 2023-10-15

歌手は楽譜に合わせて歌うだけでなく,その音高や音色に変動を加えることがある.本論文は,これらを「歌唱テクニック」とし,ポピュラー音楽の中でもJ-POPを対象に,歌手によって歌唱テクニックがどのくらいの頻度でどのように生起するか,そして楽曲のどこで生起するか,その傾向を分析することを目的とする.そこで本論文では,J-POPのプロ歌手24名(男女各12名)の歌い方を別のプロ歌手14名(男女各7名)が学術目的で模倣した歌声データベース「AIST-SIDB」に含まれる48歌唱の13種類の歌唱テクニックを対象として,歌唱テクニックとメロディの持つ音楽要素との関係性を分析した.具体的には,歌唱テクニックの生起頻度と,歌唱テクニックの1つであるビブラートに関してはそのパラメータ(深さと速さ)を分析した.さらに,歌唱テクニックの生起位置を楽譜情報と対応付けて,各歌唱テクニックと「歌詞の音素」,「音高」,「音高差」,「音長」,「フレーズ内における位置」との関係を分析し,またビブラートパラメータと「音高」および「ビブラート長」との相関を分析した.
著者
中谷 博美 後藤 景子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.637-643, 2013 (Released:2014-10-23)
参考文献数
23

Detergency of textiles by low-water laundering was assessed with a drum-type washing machine called a Wascator. An artificially soiled cotton fabric (Sentaku Kagaku Kyoukai) and three mechanical action fabrics (WAT cloth, Poka-Dot®306 and MA test piece) were attached to cotton ( 920×920 mm2 ) and polyester ( 200×200 mm2 ) load ballasts and then washed in aqueous alkaline detergent solution with a different bath ratio. The washing procedures used were normal, gentle and hand wash in accordance with ISO 6330. At the extremely low bath ratio of 1:3, both detergency, D, and the mechanical action value, ΔL*, decreased for all washing procedures. The magnitude and the deviation of D and ΔL* were dependent on the load ballasts used, indicating that soil removal was prevented and that uneven washing was promoted for large clothes. The relation between D and ΔL* for all experimental data was plotted on almost the same line in the high ΔL* region. In the low ΔL* region, the relation was dependent on the bath ratio, i.e. detergent bulk concentration. For low-water laundering, it was suggested that the detergency performance decreased as a result of the reductions of the mechanical action and detergent bulk concentration.
著者
泉川 時 後藤 春彦 吉江 俊 森田 椋也
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.87, no.795, pp.842-853, 2022-05-01 (Released:2022-05-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1

The purpose of this project is to examine the transformation of shrines that have progressed with re-urbanization and to discuss the issues of shrines at the turning point by clarifying the spatial change and development process through a survey of shrines that have been developed under the initiative of the private sector in Tokyo ward area. Through the research, it was clarified that the shrines have progressed due to the unique development, changes in visitors’ behavior, and the creation of new value. On the contrary, the relationship between the various powers surrounding the shrine was found to be unbalanced.
著者
後藤 隆史 東野 哲也 中西 悠 松田 圭二 我那覇 章 鈴木 幹男
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.116, no.11, pp.1214-1219, 2013-11-20 (Released:2014-01-16)
参考文献数
10

外耳道外骨腫は, 古くより潜漁夫やサーファー, 特により寒冷な地域でより長い冷水刺激に暴露された者ほど発症率が高く骨増殖も大きいとされている. 今回われわれは, 15年間にわたりサウナに通い, サウナに入った直後の冷水浴を習慣としていた3症例5耳の外骨腫に対して手術を行った. サウナ習慣者の冷水刺激に対する暴露時間は, 職業的に潜水する人やマリンスポーツをする人に比べればはるかに短いと考えられるが, 極端な高温・冷水刺激の反復が外骨腫の発生にかかわった可能性が示唆された.
著者
西原 健司 山岸 功 安田 健一郎 石森 健一郎 田中 究 久野 剛彦 稲田 聡 後藤 雄一
出版者
Atomic Energy Society of Japan
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.13-19, 2012 (Released:2012-02-15)
参考文献数
15
被引用文献数
30 35

After the severe accident in the Fukushima-1 nuclear power plant, a large amount of contaminated stagnant water has been produced in turbine buildings and surrounding areas. This rapid communication reports the calculation of the radionuclide inventory in the core, the collection of the measured inventory in the stagnant water, and the estimation of the radionuclide release ratios from the core to the stagnant water. The present evaluation is based on data obtained before June 3, 2011. It was revealed that the release ratios of tritium, iodine and cesium were several tens of percent, while those of strontium and barium were smaller by one or two orders of magnitude. These release ratios of the Fukushima accident were equivalent to those of the TMI-2 accident.
著者
大和 英理加 後藤 春彦 吉江 俊 林 書嫻
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.88, no.810, pp.2336-2347, 2023-08-01 (Released:2023-08-01)
参考文献数
20

This research focuses on the Defensive Architecture(DA), which prevents people from staying in public spaces, and collects and categorizes them through workshops. The first WS revealed the presence of 21 different DAs. The second WS defined the “depth of nonrecognition” and the 21 DAs were divided into 6 stages. Furthermore, the field survey revealed that there are three types of Defensive Environments with spatial extents in which multiple DAs act to alienate squatters. The study of “Defensive Architecture” is a good clue for us to think about how to use public space.
著者
大塚 浩仁 田中 健作 斉藤 晃一 森田 泰弘 加藤 洋一 佐伯 孝尚 山本 高行 後藤 日当美 山本 一二三
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.148-154, 2015-05-05 (Released:2017-06-12)
被引用文献数
1

イプシロンロケットは2013年9月14日に惑星分光観測衛星「ひさき」の打上げに成功し,目標とした軌道投入精度を達成し,新規に開発した誘導制御系の性能を遺憾なく発揮した.イプシロン開発では,惑星探査機「はやぶさ」を投入したM-Vロケットの誘導制御系の性能を継承しつつ新たな技術革新にチャレンジし,M-Vの機能,性能をさらに向上させた誘導制御系を実現した.最終段には信頼性の高い低コストなスラスタを用いた液体推進系の小型ポストブースタ(PBS)を開発し,新たに導入した誘導則とともに軌道投入精度を飛躍的に向上させた.フライトソフトにはM-Vで蓄積した各種シーケンスや姿勢マヌーバ機能をユーティリティ化して搭載し,科学衛星ユーザ等の多様な要望に容易に対応できる機能を実現し運用性を高めた.
著者
加納 圭 後藤 崇志 塩瀬 隆之
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
科学教育研究 (ISSN:03864553)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.77-85, 2020 (Released:2020-07-09)
参考文献数
24

Of recent, cross-curricular education has achieved greater importance. The present research aimed to obtain the psychometric properties of the nationwide achievement assessments on science, reading and mathematic literacy by analyzing the response data provided by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology in Japan. The data includes all of the sixth grade (1,066,295) students in Japan in the 2018 academic year. We randomly picked up 500,000 students from the data set. The results of a factor analysis showed that the science assessment test might be assessing a combination of reading skills, mathematics skills and scientific skills, although the reading and mathematics test assessed each skill specifically. To obtain a more detailed picture, we compared the correct answer rates among 4 groups of students; the higher-scientific-higher-reading skills group, the higher-scientific-lower-reading skills group, the lower-scientific-higher-reading skills group and the lower-scientific-lower-reading skills group. The results suggested that all questions in the science assessment tests required reading skills. Moreover, in some questions, reading skills could complement scientific skills to answer them. These results suggest that we should be careful when dealing with the science assessment test; instead of just using the answer rate as the index of scientific skills, it would be better to use a weighted factor score in order to find out more about students’ achievements by assessing three skills independently.
著者
小林 宏行 武田 博明 渡辺 秀裕 太田見 宏 酒寄 享 齋藤 玲 中山 一朗 富沢 麿須美 佐藤 清 平賀 洋明 大道 光秀 武部 和夫 村上 誠一 増田 光男 今村 憲市 中畑 久 斉藤 三代子 遅野井 健 田村 昌士 小西 一樹 小原 一雄 千葉 太郎 青山 洋二 斯波 明子 渡辺 彰 新妻 一直 滝沢 茂夫 中井 祐之 本田 芳宏 勝 正孝 大石 明 中村 守男 金子 光太郎 坂内 通宏 青崎 登 島田 馨 後藤 元 後藤 美江子 佐野 靖之 宮本 康文 荒井 康男 菊池 典雄 酒井 紀 柴 孝也 吉田 正樹 堀 誠治 嶋田 甚五郎 斎藤 篤 中田 紘一郎 中谷 龍王 坪井 永保 成井 浩司 中森 祥隆 稲川 裕子 清水 喜八郎 戸塚 恭一 柴田 雄介 菊池 賢 長谷川 裕美 森 健 磯沼 弘 高橋 まゆみ 江部 司 稲垣 正義 国井 乙彦 宮司 厚子 大谷津 功 斧 康雄 宮下 琢 西谷 肇 徳村 保昌 杉山 肇 山口 守道 青木 ますみ 芳賀 敏昭 宮下 英夫 池田 康夫 木崎 昌弘 内田 博 森 茂久 小林 芳夫 工藤 宏一郎 堀内 正 庄司 俊輔 可部 順三郎 宍戸 春美 永井 英明 佐藤 紘二 倉島 篤行 三宅 修司 川上 健司 林 孝二 松本 文夫 今井 健郎 桜井 磐 吉川 晃司 高橋 孝行 森田 雅之 小田切 繁樹 鈴木 周雄 高橋 宏 高橋 健一 大久保 隆男 池田 大忠 金子 保 荒川 正昭 和田 光一 瀬賀 弘行 吉川 博子 塚田 弘樹 川島 崇 岩田 文英 青木 信樹 関根 理 鈴木 康稔 宇野 勝次 八木 元広 武田 元 泉 三郎 佐藤 篤彦 千田 金吾 須田 隆文 田村 亨治 吉富 淳 八木 健 武内 俊彦 山田 保夫 中村 敦 山本 俊信 山本 和英 花木 英和 山本 俊幸 松浦 徹 山腰 雅弘 鈴木 幹三 下方 薫 一山 智 斎藤 英彦 酒井 秀造 野村 史郎 千田 一嘉 岩原 毅 南 博信 山本 雅史 斉藤 博 矢守 貞昭 柴垣 友久 西脇 敬祐 中西 和夫 成田 亘啓 三笠 桂一 澤木 政好 古西 満 前田 光一 浜田 薫 武内 章治 坂本 正洋 辻本 正之 国松 幹和 久世 文幸 川合 満 三木 文雄 生野 善康 村田 哲人 坂元 一夫 蛭間 正人 大谷 眞一郎 原 泰志 中山 浩二 田中 聡彦 花谷 彰久 矢野 三郎 中川 勝 副島 林造 沖本 二郎 守屋 修 二木 芳人 松島 敏春 木村 丹 小橋 吉博 安達 倫文 田辺 潤 田野 吉彦 原 宏起 山木戸 道郎 長谷川 健司 小倉 剛 朝田 完二 並川 修 西岡 真輔 吾妻 雅彦 前田 美規重 白神 実 仁保 喜之 澤江 義郎 岡田 薫 高木 宏治 下野 信行 三角 博康 江口 克彦 大泉 耕太郎 徳永 尚登 市川 洋一郎 矢野 敬文 原 耕平 河野 茂 古賀 宏延 賀来 満夫 朝野 和典 伊藤 直美 渡辺 講一 松本 慶蔵 隆杉 正和 田口 幹雄 大石 和徳 高橋 淳 渡辺 浩 大森 明美 渡辺 貴和雄 永武 毅 田中 宏史 山内 壮一郎 那須 勝 後藤 陽一郎 山崎 透 永井 寛之 生田 真澄 時松 一成 一宮 朋来 平井 一弘 河野 宏 田代 隆良 志摩 清 岳中 耐夫 斎藤 厚 普久原 造 伊良部 勇栄 稲留 潤 草野 展周 古堅 興子 仲宗根 勇 平良 真幸
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.333-351, 1995-07-31
被引用文献数
2

新規キノロン系経口合成抗菌薬grepafloxacin (GPFX) の内科領域感染症に対する臨床的有用性を全国62施設の共同研究により検討した。対象疾患は呼吸器感染症を中心とし, 投与方法は原則として1回100~300mgを1日1~2回投与することとした。<BR>総投与症例525例のうち509例を臨床効果判定の解析対象とした。全症例に対する有効率は443/509 (87.0%) であり, そのうち呼吸器感染症432/496 (87.1%), 尿路感染症11/13 (84.6%) であった。呼吸器感染症における有効率を疾患別にみると, 咽喉頭炎・咽頭炎19/22 (86.4%), 扁桃炎17/18 (94.4%), 急性気管支炎53/58 (91.4%), 肺炎104/119 (87.4%), マイコプラズマ肺炎17/19 (89.5%), 異型肺炎5/5, 慢性気管支炎117/133 (88.0%), 気管支拡張症48/63 (76.2%), びまん性汎細気管支炎17/19 (89.5%) および慢性呼吸器疾患の二次感染35/40 (87.5%) であった。<BR>呼吸器感染症における細菌学的効果は233例で判定され, その消失率は単独菌感染では154/197 (78.2%), 複数菌感染では22/36 (61.1%) であった。また, 単独菌感染における消失率はグラム陽性菌48/53 (90.6%), グラム陰性菌105/142 (73.9%) であり, グラム陽性菌に対する細菌学的効果の方が優れていた。呼吸器感染症の起炎菌のうちMICが測定された115株におけるGPFXのMIC<SUB>80</SUB>は0.39μg/mlで, 一方対照薬 (97株) としたnornoxacin (NFLX), onoxacin (OFLX), enoxacin (ENX) およびcipronoxacin (CPFX) はそれぞれ6.25, 1.56, 6.25および0.78μg/mlであった。<BR>副作用は519例中26例 (5.0%, 発現件数38件) にみられ, その症状の内訳は, 消化器系18件, 精神神経系13件, 過敏症3件, その他4件であった。<BR>臨床検査値異常は, 490例中49例 (10.0%, 発現件数61件) にみられ, その主たる項目は, 好酸球の増多とトランスアミナーゼの上昇であった。いずれの症状, 変動とも重篤なものはなかった。<BR>臨床効果と副作用, 臨床検査値異常の安全性を総合的に勘案した有用性については, 呼吸器感染症での有用率422/497 (84.9%), 尿路感染症で10/13 (76.9%) であり, 全体では432/510 (84.7%) であった。<BR>以上の成績より, GPFXは呼吸器感染症を中心とする内科領域感染症に対して有用な薬剤であると考えられた。
著者
中村 潤二 久我 宜正 後藤 悠太 生野 公貴 武田 和也 庄本 康治
出版者
Japanese Society for Electrophysical Agents in Physical Therapy
雑誌
物理療法科学 (ISSN:21889805)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.63-71, 2018 (Released:2022-09-03)
参考文献数
34

本研究の目的は,大腿骨頸部骨折患者の股関節外転筋への電気刺激療法と課題志向型練習を併用した際の効果を予備的に検討することとした.対象は,大腿骨頸部骨折術後患者とし,準無作為に電気刺激群(ES群)6名,コントロール群6名に割り付けた.両群ともに,歩行能力向上を目的とした課題志向型練習を実施し,ES群は,術側中殿筋への電気刺激を併用して実施した.介入は10セッション行った.評価は介入前後に股関節外転筋力,膝関節伸展筋力,疼痛,Timed up & go test,6分間歩行テスト(6MWT),圧力計式歩行解析装置を用いて歩行パラメータを計測した.介入後にES群は,コントロール群と比較して,術側股関節外転筋力の有意な改善がみられ,6MWTの改善傾向がみられた.ES群における術側股関節外転筋力の変化量は,歩行速度,術側と非術側の歩幅,ストライド長,6MWTの変化量との間に強い有意な相関がみられた.大腿骨頸部骨折患者の股関節外転筋への電気刺激と課題志向型練習の併用は,股関節外転筋力や歩行能力を向上させる可能性がある.
著者
梅谷 凌平 後藤 晶 岡田 勇 山本 仁志
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.31-38, 2020-11-30 (Released:2020-11-30)
参考文献数
58

Upstream reciprocity refers to a person who has received help helping a third person instead of the person who helped him/her. It is observed widely but lacks a theory explaining its mechanism. Theory suggests that upstream reciprocity cannot maintain stable cooperation. Here we examine the possibility that the strength of a belief in a just world, which is a cognitive bias, drives upstream reciprocity. We test the effects on upstream reciprocity of a belief in a just world by conducting an upstream reciprocity game based on a trust game. The results demonstrate that upstream reciprocity is explained by a belief in immanent justice, a subconcept of a belief in a just world. These results shed light on a mechanism that explains why upstream reciprocity is observed in the real world.
著者
後藤 一樹
出版者
慶應義塾大学大学院社会学研究科
雑誌
慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要 : 社会学・心理学・教育学 : 人間と社会の探究 (ISSN:0912456X)
巻号頁・発行日
no.78, pp.109-137, 2014

This study examines amateur film, filmmaking, and equipment from the 1920s to the 1930s in Japan, focusing on the spread of Pathé Baby film system and 16mm film. In addition, the study analyses the social practices of amateurs from the perspectives of private life and publicness.論文
著者
豊田 紗和子 吉村 祐奈 矢野 玲子 青柳 裕 大津 史子 後藤 伸之
出版者
一般社団法人 日本医薬品情報学会
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.70-78, 2019-08-31 (Released:2019-10-10)
参考文献数
31

Objective: To clarify the background difference between drug-induced photosensitivity and ultraviolet-visible absorption spectrum or structure and to construct useful information for prevention and prediction of drug-induced photosensitivity. Methods: We investigated whether, for 457 drugs for which the ultraviolet-visible absorption spectrum is listed in the Japanese Pharmacopoeia, there were absorption maxima in the UVA (320 nm or more and less than 400 nm), UVB (280 nm or more and less than 320 nm), or UVA and UVB (280 nm or more and less than 400 nm). Structure was investigated for the existence of “conjugated”, carbonyl, sulfone, nitro and fluorine. The case drug group was taken to be those drugs for which photosensitivity was listed as a side effect on the medical drug package insert. Using statistical software, SPSS statistics ® 24 (IBM), we performed univariate logistic regression analysis, and multivariate logistic regression analysis with a stepwise increment method (likelihood ratio) combining items with p<0.2, and calculated the odds ratio (hereinafter: aOR). The significance level was taken as 0.05.Results: There were 85 drugs in the case drug group, and 372 drugs in the control drug group. As a result of multiple logistic regression analysis, in Model 1, we placed sulfone (aOR: 4.55, 95% C.I.: 2.22-9.35), fluorine (aOR: 3.66, 95% C.I.: 1.82-7.39) and nitro (aOR: 4.46, 95 % C.I.: 1.73-11.48) in this order. In Model 2, we placed sulfone (aOR: 4, 40, 95% C.I.: 2.12-9.15), fluorine (aOR: 3.81, 95% C.I.: 1.87-7.76), UVA (aOR: 2.40, 95% C.I.: 1.37-4.18) and nitro (aOR: 3.61, 95% C.I.: 1.39-9.40) in this order.Conclusion: When a drug is developed, its ultraviolet-visible absorption spectra and structure become clear, and from this information,measures can be taken which bear the potential risk of photosensitivity in mind.