1 0 0 0 OA 気管支喘息 II

著者
小山 明 鈴木 明 藤山 哲朗 岡部 憲明 山﨑 均 大内 克哉 久冨 敏明 尹 智博 Akira KOYAMA Akira SUZUKI Tetsuro FUJIYAMA Noriaki OKABE Hitoshi YAMAZAKI Katsuya OUCHI Toshiaki HISATOMI Jibak YOON
出版者
神戸芸術工科大学
雑誌
芸術工学2013
巻号頁・発行日
2013-11-25

研究の目的は、インタラクションデザインに関するこれまでの学術的な交流や研究の基盤に立ち、日本における新しい教育領域・教育方法としてのインタラクションデザインの可能性もしくは問題点などを、実際の教育現場において確認し、導入のための基礎を構築することにある。本研究の中心となったのは、2012年12月17~21日に開催したスプツニ子!客員教授によるインタラクションデザインワークショップである。これは「Body Futures」をテーマとした、未来における身体の在り方を考えるワークショップであり、公開講評会をKIITOで行ない、提案された各グループのプロジェクトは2013年2月22~28日の期間、同じくKIITOにおいて開催された「Body Futures展」において展示された。このワークショップでは、大学院と学部の連携、大学と企業(アシックス)との連携が試みられた。異なる年齢層の参加者間の連携と、異なる組織領域間の連携が新たな発想を生み出し、「未来の身体」を様々な観点からとらえた科学的な提案が行なわれた。The objective of this study is to identify possibilities and problems related to interaction design within actual educational practice, and thus to construct a foundation for its introducation as a new field and methodology of study in Japan. The main part of this study derives from an interaction design workshop conducted 17-21 December 2012 by Visiting Professor Sputniko! (Hiromi Ozaki) entitled "Body Futures" that proposed to consider further dimensions of physicality. An open forum was subsequently held at KIITO and group projects developed from the workshop were exhibited 22-28 February 2013 under the same Body Futures title, again at KIITO. This workshop attempted to create linkages between the graduate school and university departments, as well as between the university and commercial enterprise (ASICS). It spawned connections between participants of different ages, fostered new thinking across diverse organisational sectors, and proposed various scientific ideas about the future of the body.
著者
福島 脩美 土田 恭史 森 美保子 松本 千恵 鈴木 明美
出版者
目白大学
雑誌
目白大学心理学研究 (ISSN:13497103)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.63-75, 2007

カウンセリング研修参加者間の話し手・聴き手役割演習(模擬カウンセリング)において,まず個別方式(2人の間で相互に話し手と聴き手を交代)で実施し,次に集団(井戸端会議)方式(小集団内で1人の話し手に他の参加者が共同の聴き手になって順次全員が話し手となる方式)で実施し,最後に一人で想定書簡によって経験の整理を行うという3つの演習をセットにしたプログラムを開発し,その効果を体験振り返り評定と感情気分評定によって検討した。体験振り返り評定は,先行研究の参加者体験報告(自由記述)をもとに項目化し,専門家の点検と因子分析を経て,クライエント体験評定については2因子(関係性因子と効果性因子),カウンセラー体験評定については1因子(共感的傾聴成分)が同定され,3つの尺度が作成された。そして事前の感情気分評定の後,研修プログラムを構成する各方式の直後に感情気分評定とクライエント/カウンセラー体験の評定を求めた。その結果,感情効果(肯定的感情の促進と否定的感情の緩和)においても,クライエント体験(関係性と効果性)評定とカウンセラー体験(共感的傾聴)評定においても,個別方式の効果をその後の集団(井戸端会議)方式がさらに促進すること,そして想定書簡の後には幾分か低下することが認められた。この結果から,それぞれの方式の特徴と意義について考察した。
著者
鈴木 信行 鈴木 明人 濱田 政則
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F (ISSN:18806074)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.72-85, 2007 (Released:2007-03-20)
参考文献数
21
被引用文献数
2

建設施工にPMBOKなどの近代的マネジメント手法を適用することは有効である.本研究ではPMBOKの9つのマネジメント要素をどのように適用しているかをアンケート調査で求めた.その調査結果をもとにデザインストラクチャーマトリックス(Design Structure Matrix)を用いて建設施工マネジメントのプロセスを分析した.さらにマネジメント要素間の相互依存性をネットワークモデルと捉え,グラフ理論を用いてネットワーク特性を分析し,建設施工における効果的なマネジメント順序を提言した.その結果,従来重視されていないスコープマネジメント及びコミュニケーションマネジメントがマネジメント全体の効率化に重要であることが明らかとなった.
著者
大谷 毅 高寺 政行 森川 英明 乾 滋 徃住 彰文 柳田 佳子 宮武 恵子 矢野 海児 濱田 州博 池田 和子 鈴木 美和子 鈴木 明 正田 康博 上條 正義 松村 嘉之 菅原 正博 藤本 隆宏 肖 文陵 高橋 正人 韓 載香 金 キョンオク 李 宏偉 佐野 希美子 NAKANISHI-DERAT Emi 雑賀 静
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

日本のファッション衣料の国際プレゼンスが低い原因は、国境を超えた着用者への製品の提案力の欠如にあった。日本のmodelismeは良好だがstylisme(ことに一次設計)は脆弱だ。スタイルの代替案想起・期待・選択作業は、設計者に対し、グローバルな着用者の行動空間に関する知見を求める。これはまた事業者の決定の価値前提の問題に関係する。大規模なファッション事業者の官僚組織が生み出す「逆機能」とも密接に係る。単にブランドの問題だけではなく、事業規模・裁量・ルーチン・経営資源配分に関わることが判明した。製品展示を半年以上前倒しするテキスタイル設計過程は、衣服デザイナーの決定前提の一部を説明していた。
著者
鈴木 明宏 西平 直史 高橋 広雅 小川 一仁
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究では携帯電話を用いた簡易経済実験システム「Easy Economic Experiment System (E3)」を開発した。また、E3を用いた教育実験を講義に取り入れたときの教育効果の検証、及びE3を利用した経済実験と伝統的に行われてきた紙実験との実験結果の比較を行った。分析の結果、教育効果については教育実験に参加あるいは見学した学生の方が小テストの成績が通常形式の講義のみよりも有意に高いことが示された。また、E3を用いても紙を用いた経済実験と同様の実験結果が得られることが示された。
著者
貴志 倫子 鈴木 明子 高橋 美与子
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.9-18, 2008-03-25

本研究では,家事労働の理論の検討をもとに授業実践を行い,生徒の家事労働の認識構造をとらえ,授業のねらいがどのように達成されたか検討することを目的とした。授業後のワークシートの記述内容を分析した結果,次のことが明らかになった。(1)家事労働の認識として価値的認識がもっとも多く発現し,家事のケアの側面に気づかせる本時のねらいはほぼ達成された。(2)家事労働に関する認識は,感覚的認識から功利的認識,価値的認識,社会的認識へと変容がみられた。(3)授業の意見交換と資料の読みとりによって,自分の生活を振り返る記述や,家事労働に関わる家族に目を向ける記述が表出し,自分と家族の関わりから生活のあり方をとらえる認識の萌芽がみられた。
著者
糸井 裕子 福島 道子 郷間 悦子 鈴木 明美 金子 順子 小野崎 美幸 竹中 陽子 落合 佳子 吉田 昌 足羽 紀子 鈴木 美智江 原 毅
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、がん医療における多職種連携を基盤にがん患者の適応支援、症状緩和によりQOLの向上を目指すものである。特に早期に退院し社会復帰することが可能な腹腔鏡下胃切除術を受けたがん患者の社会復帰による問題を明確にし、対応策を多職種で開発した。この対応策や情報をホームページで公開し支援している。支援は、医師、看護師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー等で行っている。また、がん患者による相互支援を助けるためにWEB版サバイバーシップも運営している。そして、ホームページ利用者の活用頻度とQOLの関連を調査しアウトカムを評価した。
著者
楠戸 一彦 中村 哲夫 鈴木 明哲 崎田 嘉寛 孫 喜和
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は,1946年に「対日アメリカ教育使節団」の一員として来日したC.H.マックロイ(1886-1959)の実践と理論が中国と日本に与えた影響について,まず中国で活動した時期(1913-1926)における実践と理論を中国の国立文書館や大学図書館及びアメリカの公立図書館と大学図書館で調査を実施した。次いで,調査結果に基づいて,マックロイの体育思想の中国と日本への影響について考察を進めた。これらの研究成果については,学会で発表すると同時に,学術誌に投稿し,『研究成果報告書』を作成した。
著者
峰松 一夫 矢坂 正弘 米原 敏郎 西野 晶子 鈴木 明文 岡田 久 鴨打 正浩
出版者
The Japan Stroke Society
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.331-339, 2004-06-25
被引用文献数
9 10

【目的】若年者脳血管障害の頻度や臨床的特徴を明らかにする.<BR>【方法】統一形式の調査票を用い,1998年と1999年の2年間に入院した発症7日以内の51歳以上の脳卒中症例の概略と,1995年から1999年までに入院した発症1カ月以内の50歳未満の脳卒中症例の詳細を全国18施設で後ろ向きに調査した.<BR>【結果】合計7,245症例のデータが集積された.発症1週間以内入院の全脳卒中に占める若年者脳卒中の割合(調査期間補正後)は,50歳以下で8.9%,45歳以下で4.2%,40歳以下で2.2%であった.背景因子を51歳以上(非若年群)と50歳以下(若年群)で比較すると,高血圧(62.7%vs.48.5%),糖尿病(21.7%vs.13.6%),高コレステロール血症(16.5%vs.13.1%)及び非弁膜性心房細動の占める割合(21.2%vs.4.7%)は非若年群の方が高く(各p<0.01),男性(58.9%vs.62.8%),喫煙者(19.3%vs.27.3%)と卵円孔開存例(0.7vs.1.2%)は若年群で多かった(各々p<0.01,p<0.01,p=0.08).TIAの頻度に差は無かったが,脳梗塞(62.6%vs.36.7%)は非若年群で,脳出血(20.8%vs.32.1%)とくも膜下出血(7.3%vs.26.1%)は若年群で高かった(各p<0.01).若年群の原因疾患として動脈解離,Willis動脈輪閉塞症,脳動静脈奇形,抗リン脂質抗体症候群などが目立ったが,凝固系の検査や塞栓源の検索は必ずしも十分ではなかった.外科的治療は37.5%で,退院時の抗血栓療法は31.9%で施行された.退院時転帰は26.0%で要介助,死亡率は8.8%であった.<BR>【結論】全脳卒中に占める若年者脳卒中の割合は低く,その背景因子は非若年者のそれと大きく異なる.若年者脳卒中への対策の確立のためには,全国規模のデータバンクを構築し,適切な診断方法や治療方法を明らかにする必要がある.
著者
竹本 亨 鈴木 明宏
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 社会科学 (ISSN:05134684)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.31-61, 2008-07-31

概要:本稿は、現在の地方交付税制度とオーストラリアの財政調整制度を日本に取り入れた場合との比較を行った。地方交付税による国から都道府県と市町村への財政移転をオーストラリア型に置き換えた場合をシミュレーションし、47都道府県と3,200市町村の財政格差がどのようになるか分析した。その結果、調整の原資が十分な場合には、オーストラリア型財政調整は行政コストを考慮した歳入の格差を縮小させることが分かった。
著者
鈴木 明夫 粟津 俊二
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.1-8, 2010 (Released:2010-08-13)
参考文献数
23
被引用文献数
1

In order to examine the importance of fully representing graphic information items in graphic aids to facilitate comprehension of explanatory texts, we established and randomly assigned fifty university students into the following four groups: (a) participants who study the text without the aid, (b) participants who study the text with the aid, whose literal (key words) and graphic (arrows, boxes, etc.) information items are fully displayed, (c) participants who study the text with the aid, whose graphic information items are fully displayed but whose literal information items are partially displayed, and (d) participants who study the text with the aid, whose literal and graphic information items are partially displayed. The results of two kinds of comprehension tests “textbase and situation model” revealed that groups (b) and (c) outperformed groups (a) and (d). These findings suggest that graphic aids can facilitate students' text comprehension when graphic information items are fully displayed and literal information items are displayed either fully or partially; however, the aid cannot facilitate comprehension when both literal and graphic elements are displayed partially.
著者
鈴木 明子 一色 玲子
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

生活実践への自己効力感の下位項目「数的処理」「分析的思考」等 と家庭科布ものづくり学習への好意度との間に小中学生で相関がみられ,小学生では一般性自己 効力感の因子項目と同好意度との間にも相関がみられたことから,布ものづくり学習への好意度 が増せば,生活実践への自己効力感や一般性自己効力感の向上につながることが示唆された。ま た中学校の二つの授業を分析することによって,製作過程で思考を深める場面を設定することが,「技能への自信」等の生徒の自己評価を高め,製作活動への好意的意識をもたせることに効果的 であることが明らかになった。
著者
鈴木 明彦
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

北海道の第三系の岩礁海岸や硬質底に認められる穿孔性二枚貝化石とその生痕化石の古生態学的検討を試み、化石の産状や堆積相解析に基づいて、海進期における岩礁海岸の古環境変遷を解明することを主要な目的とした。また、このような検討を進めるにあたり、北海道各地の海岸で採集した穿孔性二枚貝の殻形態や貝殻・漂着礫の生物侵食を検討し、比較試料として活用した。化石試料については、北部北海道羽幌町の第三系三毛別層から採集した多量の穿孔性二枚貝化石や生痕化石の分類学的検討及び占生態学的解析を行った。三毛別層から産出した穿孔性二枚貝化石は、形態学的特徴から、Platyodon nipponicaとPenitella kotakaeに同定された。前者はオオノガイ科に属する大型の二枚貝類で、本種がつくる生痕化石はこん棒型の形態をなし、未記載の生痕種と考えられる。一方、後者はニオガイ科に属する中型の二枚貝類で、本種がつくる生痕化石は、フラスコ型の形態をなし、Gastrochaenolites turbinatusに同定される。これらの二枚貝化石および生痕化石は、本来の生息場所に埋積された現地性化石であると判断した。北日本の第三系を特徴づける絶滅種からなるPennitella-Platyodon群集は、岩礁海岸あるいはごく浅い硬質底を指示する。また、未記載生痕群集は瀕海の半固結泥底を、Gastrochaenolites生痕群集は軟質岩石底を、それぞれ指示し、これらの穿孔性生痕群集には明瞭なイクノファプリックが認められる。このような硬質基質生痕相の特徴は,岩礁海岸における海進初期の特徴・非堆積期間の程度・古水深の見積もりに有効な古環境情報を提供する。
著者
村上 かおり 鈴木 明子 一色 玲子 藤井 志保 林原 慎
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
雑誌
学部・附属学校共同研究紀要 (ISSN:13465104)
巻号頁・発行日
no.39, pp.225-230, 2010

2012年から全面実施される中学校新学習指導要領技術・家庭, 家庭分野では, 浴衣など和服について調べたり着用するなどして, 衣生活文化に関心をもたせたり, 和服の基本的な着装を扱うことが有効な手だてとなり得ることが述べられている。そこで本研究では, 衣生活題材における製作教材をカジュアルベストから甚平に代えて, 衣生活文化に着目した題材を提案した。本題材は広島大学附属三原中学校にて平成22年度中学3年生を対象として行った。指導にあたっては, 幅広く衣生活に関心を持ち, 学んだことを生かせるように, 個性に応じた着装の工夫という視点に加え, 甚平をなぜ作るか, どのように作るか, どう活用するかの道筋を示し, 課題を解決しながら学ばせた。また和服についての調べ学習を行わせ, 身近な衣服や技術が我が国の伝統や文化の中で受け継がれていることに気付かせることをねらった。その結果, 甚平製作を通して, 生徒は和服の特徴や衣生活文化について多くの気付きを示した。このことから, 甚平製作が衣生活文化の題材として有意義であることが示唆された。しかし実習時間の不足という課題も改めて認識できた。