著者
天野 忠幸
出版者
織豊期研究会
雑誌
織豊期研究 (ISSN:13459813)
巻号頁・発行日
no.8, pp.1-18, 2006-10
著者
中村 圭吾 天野 邦彦 Klement TOCKNER
出版者
応用生態工学会
雑誌
応用生態工学 (ISSN:13443755)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.201-214, 2006-01-30 (Released:2009-01-19)
参考文献数
64
被引用文献数
8 7

河川復元は,1990年代以降,先進国において数多く実施されるようになった.本稿では,ヨーロッパを中心として,世界の河川復元の現状を整理し,今後の河川復元にとって重要な研究分野及び日本の河川復元の課題について検討した.ヨーロッパについては,各国の特徴的な河川復元を紹介した後,河川復元の背景について考察し,頻発する洪水やEUの政策が河川復元を推進していることを説明した.アメリカは,大規模な河川復元の他にも小規模な河川復元が多数実施されており,河川復元技術のデータベースの作成も進行中であることを紹介した.また,オーストラリアや南アフリカの環境流量の研究について概説した.最後に,世界の研究の現状と日本の課題について(1)河川地形変化の捉え方,(2)流量のあり方,(3)情報の整理と分析,(4)自然再生型洪水対策の4つの観点から整理し,考察を行った.

4 0 0 0 OA 将棋精選

著者
天野宗歩 著
出版者
三木佐助
巻号頁・発行日
vol.上, 1885
著者
天野 徹
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.85-90, 2016-06-01 (Released:2016-12-01)

ビッグデータ時代・リスク社会の時代を迎えて,統計学教育は,以前にもまして,重要なものになってきている。社会経済活動の現場における確率・統計の最も重要な意味は,検定モデルの理解と意思決定におけるリスク管理にあるといえるが,文系理系の別なく全ての人材が,これらの技術を使いこなせるようにするには,標本抽出と統計量の意味および,母集団と標本の関係についての推測に基づく危険率の管理に関する教育と,可視化を通した活用した検定モデルについての正しい理解の実現が必要である。
著者
天野 絵里子
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.268-272, 2016-06-10 (Released:2016-06-21)
参考文献数
24
被引用文献数
1

This article introduces ideas and practices behind Kyoto University's Open Access Policy established in April, 2015. Kyoto University was the first Japanese university that implemented open access (OA) policies to make its scholarly articles freely accessible. This implementation has garnered wide media attention, encouraging other research universities to follow the same action. The article describes basic ideas behind Kyoto University's OA policy as well as recent developments in Japan. It also discusses what obstacles Japanese universities encounter as they endorse OA policy against multiple stakeholders in the academic publishing industry. It finally suggests what can be done to improve the whole OA system, especially in relation to potential conflicts over copyrights between universities and academic associations.
著者
坂本 修一 鈴木 陽一 天野 成昭 小澤 賢司 近藤 公久 曽根 敏夫
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.842-849, 1998-12-01
被引用文献数
62

単語了解度試験用の単語リストの構築にあたって, 日常会話の聴き取りも含めた音声聴取能力をより正確に評価することを目指すには, 単語の難易度を統制することが望ましい。また, 補聴器適合の評価などの臨床応用を考えたときには, 限定された単語数で, 音韻バランスがよく取れた単語リストを作成することが実用上重要である。本論文では, 難易度の指標として親密度を用いてこれを統制し, また語頭の音韻バランスだけではなく, 語中の音韻バランスも考慮した単語了解度試験用単語リストの作成手法を提案する。また, 実際にこの方法を用いて, 親密度を4段階にパラメータ化して統制した単語リストの構築を行った。この単語リストは, 1枚50単語からなり, 各親密度段階について各20枚, 計80枚のリストから構成されている。更に, リストの妥当性を確認するための聴取実験を行った結果, 単語了解度が親密度を変えることによって系統的に変化することが示された。
著者
村上 雅裕 桂木 聡子 行廣 佳奈 大野 雅子 天野 学 森山 雅弘
出版者
一般社団法人日本医薬品情報学会
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.133-139, 2015 (Released:2015-12-18)
参考文献数
7

Objective: Along with the globalization of the Japanese economy, the number of international students in Japan has gradually increased.  Under these circumstances, international students to visit pharmacies for self-medication are expected to increase.  Thus, we carried out a questionnaire survey on international students conducting self-medication using non-prescription drugs, and examined its problem.Method: To clarify the status of self-medication using OTC drugs by students studying abroad, multiple-choice and free description-style questionnaire sheets written in Japanese or English were distributed to 30 international students based in Kobe City.  The sheets were independently completed by the students, excluding those who had difficulty in sufficiently comprehending the questions and required the researcher’s oral explanations for assistance.Result: While 90.0% of the respondents answered that they occasionally use non-prescription drugs in their own countries, only 60.0% answered that they had experience of purchasing the drugs in Japan.  When purchasing OTC drugs, 15.2% faced <difficulty in reading> instructions printed on their packages.  While 30.0% regarded <pharmacists’ advice> as important to purchase appropriate drugs in their home countries, only 23.3% sought such advice in Japan.Conclusion: These results revealed a tendency for international students to purchase OTC drugs following pharmacists’ advice less frequently in Japan than in their home countries despite their literacy difficulties.  In the future, we hope to examine issues such as possible active communication by pharmacists and the drugstore structure, so as to promote self-medication through purchasing drugs at Japanese pharmacies.  As a result, we hope to contribute to making Japanese pharmacies more foreign user-friendly in a real sense.
著者
村中 明 林 明子 天野 貴司 荒尾 信一 成廣 直正 樋口 真樹子 西村 明久 今城 吉成
出版者
川崎医療短期大学
雑誌
川崎医療短期大学紀要 (ISSN:02873028)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.81-86, 2007

蛍光ガラス線量計をX線診断領域の線量測定に使用することを目的に,その基本特性について検討した.測定値はプレヒートを繰り返し行っても影響を受けず,線量を監視しながらの長期間の積算線量測定が可能であった.自由空間中でガラス素子を直接X線で照射した場合には,素子の線量読取り方向によって約5%の比較的大きな測定値の変動が認められ,ガラス素子内部の線量勾配と蛍光読取り機構のズレが測定値変動の要因の一つと考えられた.繰り返し読取り誤差,読取り方向による誤差,素子の感度バラツキを含んだ測定値の変動は,10mGy程度の線量では変動係数3%以下と良好であった.診断用X線のエネルギー範囲ではガラス素子の感度の変化は小さく,エネルギー補償フイルタ無の素子でも線量評価が可能であった.これらの結果から,蛍光ガラス線量計は患者被ばく線量や外部放射線量の測定評価に大変有用であると考えられた.
著者
天野 成昭 近藤 公久
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.44-50, 2000-08-30

NTT psycholinguistic databases "Lexical Properties of Japanese" were developed for the large number of Japanese words and characters. The databases contain word and character information such as familiarity, frequency of occurrence, appropriateness of accent, appropriateness of orthography, subjective complexity, and other important psycholinguistic properties. Words and characters satisfying multiple search conditions can be very efficiently obtained for stimuli in psycholinguistic experiments, which was impossible without the database in past days. The databases provide a basis for psycholinguistic research on Japanese.
著者
天野 絵里子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.238-242, 2014-06-01

大学図書館には,常に新しい課題が課せられ続けている。このような中で,大学図書館員が専門職としてどのように知識形成を行い,自信を持ってキャリアを歩んで行くことができるのか,若手から中堅の大学図書館員を対象に,考える手がかりを提示する。継続して学習し,学習したことを活かす機会を求め,図書館の一歩外へ踏み出し,ネットワーク形成によって知識や経験を他者と共有していくことの意義を述べる。
著者
藤井 良平 天野 雄一朗 松田 健太郎 田島 昌樹 井上 貴之
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.88, no.808, pp.521-528, 2023-06-01 (Released:2023-06-01)
参考文献数
17
被引用文献数
1

Experiments and questionnaires were conducted at an elementary school to determine the effect of environment monitoring system on ventilation behavior. The LED lamp display according to the carbon dioxide concentration served as a criterion for decision-making on ventilation behavior, and the percentage of carbon dioxide concentrations exceeding the standard (1,000 ppm) decreased for many classrooms. Alternatively, in some classrooms, excessive ventilation was fixed, and the thermal environment was also improved. Moreover, the children’s involvement in opening windows for ventilation increased.
著者
石川 彩夏 荒川 さやか 石木 寛人 天野 晃滋 鈴木 由華 池長 奈美 山本 駿 柏原 大朗 吉田 哲彦 里見 絵理子
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.159-163, 2023 (Released:2023-06-08)
参考文献数
8

【緒言】緩和的放射線療法などによりがん疼痛が緩和されオピオイドを中止する際,身体依存による興奮,不眠,下痢などの離脱症候群を起こす場合があるため,適切に対処する必要がある.【症例】72歳男性.食道がん術後.経過中,仙骨,右腸骨転移による腰痛,右下肢痛が出現.オキシコドン(以下,OXC)を開始したが緩和せず,メサドン(以下,MDN)に切り替え,並行して緩和的放射線療法を施行した.疼痛は徐々に緩和し,MDNを漸減,OXCに切り替え後20 mg/日で患者の強い希望にて終了した.内服中止後から静座不能,不安,下痢が出現し離脱症候群と診断.OXC速放製剤,フェンタニル貼付剤,スボレキサントを併用し離脱症状の治療を行った.【考察】オピオイド中止時は10%/週より遅い減量が望ましく,最小用量に減量した後の中止が推奨される.離脱症状にはオピオイド速放製剤を用い,症状コントロールと並行して漸減を試みるとよい.
著者
高中 健一郎 安藤 元一 小川 博 土屋 公幸 吉行 瑞子 天野 卓
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.1-9, 2008 (Released:2008-07-16)
参考文献数
37
被引用文献数
1

小型哺乳類の側溝への落下状況を明らかにすることを目的とし,静岡県富士宮市にある水が常時流れている約1.5 kmの側溝(深さ45 cm × 幅45 cm,水深10~25 cm,流速約1.3~1.6 m/s)において,2001年6月から2004年9月の間に落下個体調査を131日行った.その結果,食虫目6種,齧歯目7種,合計2目3科13種152個体の落下・死亡個体が確認でき,側溝への落下は1日あたり平均1.16個体の頻度で起きていることが明らかになった.落下していた種は周辺に生息する小型哺乳類種の種数81%に及び,その中にはミズラモグラ(Euroscaptor mizura)などの準絶滅危惧種も含まれていた.また,ハタネズミ(Microtus montebelli)の落下が植林地より牧草地において顕著に多くみられ,落下する種は側溝周辺の小型哺乳類相を反映していると思われた.側溝への落下には季節性がみられ,それぞれの種の繁殖期と関連している可能性が示唆された.以上のことから,このような側溝を開放状態のまま放置しておくのは小動物にとって危険であり,側溝への落下防止策および脱出対策を講じる必要があると考える.