著者
大岸 聖史 境 隆一 笠原 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.414, pp.37-42, 1999-11-08
被引用文献数
10

本報告では楕円曲線上定義されるようなペアリングを用いたID-NIKSを提案する.また,提案方式の安全性の根拠となる拡張楕円離散対数問題を提案する.本報告で提案する鍵共有方式はこの問題及び離散対数問題に基づいたWeilペアリングやTateペアリングなどのペアリングを用いる鍵共有方式である.提案方式は楕円離散対数問題,拡張楕円離散対数問題が解けなければ結託攻撃は困難であると考えられ結託攻撃に対して十分安全であると思われる.
著者
保谷 徹 松井 洋子 柴山 守 谷本 晃久 岡 美穂子 五百籏頭 薫 原 正一郎 原山 浩介 須田 牧子 小野 将 山田 太造 横山 伊徳 佐藤 雄介
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2014-05-30

本研究では、東京大学史料編纂所の海外史料マイクロフィルム約150万コマ等をデジタルアーカイヴ化し、国内採訪史料とともに学術資源として閲覧公開をはかる。また、在外日本関係史料の調査・収集を進め、マルチリンガル、マルチアーカイヴァルなプロジェクト研究を推進する。①デジタルアーカイヴ構築の面ではマイクロフィルム全2739本からのデジタル画像データのサーバ登録を完了し、このうち約85%については簡易目録ベースでの公開を開始している。今年度は新規収集分を含めて約38万コマを公開データに追加し、累計185万コマとなった。②社会連携・地域連携の試みとして、英国外務省文書FO46(TNA原蔵)に続き、横浜開港資料館所蔵FO262(英国外務省駐日公館文書)マイクロフィルム(約20万コマ)をデジタル化した。史料編纂所と開港資料館でのFO262全体(28万コマ)の検索・閲覧を実現する。③ロシア国立歴史文書館長らを招聘した「日露関係史料をめぐる国際研究集会」をした(5月、東京本郷、日本学士院・東京大学史料編纂所で共催)をはじめ、計3回の国際研究集会を実施して研究成果を発表・発信した。④『ロシア国立海軍文書館所蔵日本関係史料解説目録2』を刊行し、ロシア国立歴史文書館所蔵東アジア三国関係史料解説目録の作成・提供を受けた。⑤各重点プロジェクトで日本関係史料調査と目録研究を実施し、とくに、ロシア両文書館での継続的な史料収集やロシア国立サンクトペテルブルク図書館での史料画像データ収集、ハワイ州立文書館での新規撮影約3500コマなど、さらに古写真史料集『高精細画像で甦る幕末・明治初期日本―ブルガー&モーザーのガラス原板写真コレクション―』(洋泉社)の刊行などの成果があった。⑥前項の海外史料調査・収集の成果に対する社会的反響は大きく、今年度も毎日新聞・読売新聞・朝日新聞・NHK報道などで大きく取り上げられた。
著者
吉原 正彦
出版者
青森公立大学
雑誌
青森公立大学経営経済学研究 (ISSN:13419404)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.52-66, 1996-03-11

In 1932,Henderson started "Seminary on Pareto and Methods of scientific Investigation, " that is known as the Pareto's Seminar, at the department and division of Sociology at Harvard University. It helped the proliferation of pareto's Sociology and the field of social scieces. Henderson came to believe that Pareto's Sociology was not only far superior to that of others as a scientific method, but also as a provider of opportunities for many competent and specialized students to network and stimulate their minds. In fact, students from the diverse fields of scientific study took his course. I will explain shortly in this paper Henderson's influence on F. J. Roethlisberger, G. C. Homans and T. Parsons. I will also attempt to explain clearly what his motive was for writing "Pareto's Science of Society" and Pareto's General Sociology : A Physiologist's Interpertation in 1935. I beleive that his major motive was to criticize the English version of Traite de Sociologie Generale, Whose English title is "Mind and Society." He acknowledged that pareto's Sociology was the greatest scientific study and the excellent "general" theory explaining the complex human interactions that have been investigated by the academic group in humanities and social sciences.
著者
金子 元久 矢野 眞和 小林 雅之 藤村 正司 小方 直幸 山本 清 濱中 淳子 阿曽沼 明裕 矢野 眞和 小林 雅之 濱中 淳子 小方 直幸 濱中 義隆 大多和 直樹 阿曽沼 明裕 両角 亜希子 佐藤 香 島 一則 橋本 鉱市 苑 復傑 藤墳 智一 藤原 正司 伊藤 彰浩 米澤 彰純 浦田 広朗 加藤 毅 吉川 裕美子 中村 高康 山本 清
出版者
東京大学
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2005

本研究は、1)日本の高等教育についての基礎的なデータを大規模調査によって蓄積し、その分析をおこない、2)それをもとに各国の高等教育との比較分析を行うとともに、3)その基礎にたって、日本の高等教育の課題を明らかにすること、を目的とした。とくに大規模調査については、(1)高校生調査(高校3年生4000人を、その後5年間にわたり追跡)、(2)大学生調査(127大学、約4万8千人の大学生について学習行動を調査)、(3)社会人調査(9千事業所、2万5千人に大学教育の経験、評価を調査)、(4)大学教員調査(回答者数約5千人)、(5)大学職員調査(回答者数、約6千人)、を行い、それをデータベース化した。
著者
柳原 正 池田 和史 松本 一則 滝嶋 康弘
出版者
FIT(電子情報通信学会・情報処理学会)運営委員会
雑誌
情報科学技術フォーラム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.313-315, 2009-08-20

一般的に用いられる形態素解析器では、単語境界や品詞の推定を行う際に形態素解析用辞書が必要である。新しい単語に対応するため、それらの単語を辞書に追加しなければならないが、この作業は人手によって行わなければならないため、コストがかかることが大きな問題となっている。本論文では、情報量基準に基づく形態素解析用辞書の自動獲得方式を提案する。提案内容では、情報量基準に基づくモデル検定によって、単語境界及び品詞を自動推定する。これにより、人手を借りずに形態素解析用辞書を自動的に更新可能となる。
著者
濱田 季之 松永 茂樹 伏谷 伸宏 藤原 正子 藤田 憲一
出版者
天然有機化合物討論会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
no.37, pp.695-700, 1995-09-01

A highly cytotoxic polypeptide, polytheonamide B (1), has been isolated from the marine sponge Theonella swinhoei. The structure of polytheonamide B was determined, to be a linear 48-residues polypeptide with the N-terminus blocked by a carbamoyl group, by extensive 2D NMR experiments in DMSO-d_6. The absolute configuration of each amino acid residue was determined by chiral chromatographies of fragment peptides obtained by partial acid hydrolysis of polytheonamide B. Amino acid residues in polytheonamide B have alternating D- and L-configuration. The NMR spectra in CD_3OH/CDCl_3 (1:1) indicated that polytheonamide B adopted certain secondary structure. Conformation analysis was carried out by distance geometry calculations, by DADAS90 program, using NMR parameters obtained in CD_3OH/CDCl_3 (1:1), i.e., a total of 378 distance constraints (160 intra-residue, 96 sequential, 80 long-range NOEs, and 42 hydrogen bonds) and 48 dihedral angle constraints. The calculated structure fit a right-handed parallel β-helix structure, which was proposed for the structure of a pore-forming peptide, gramicidin A.
著者
原 正巳 中島 浩之 木谷強
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.299-309, 1997-02-15
被引用文献数
10

従来のキーワード抽出における単語の重要度を決定する手法は 頻度情報や位置情報など個々の単語に閉じた情報を利用していたため 高い抽出精度が得られなかった.本稿では特許明細書を対象に テキストの表層情報を利用して実用的な処理速度を維持すると同時に 特定範囲内での単語の出現の有無を単語の重要度に反映させることで キーワードを高精度で抽出する手法について述べる.まず 特許明細書に特有なフォーマット情報を利用してキーワードの抽出範囲を限定し 不要語の混入を回避した.次に 各抽出範囲ごとに出現する語のみに付与する重要度(範囲内重要度)を新規に導入し 抽出精度の向上を図った.また テキストの内容を把握できるキーワードを獲得するために 文字列の包含関係に着目して 語の意味を具体的に表す語長の長い語を優先して抽出した.プロトタイプを作成し評価した結果 本手法が抽出キーワードの適合率と再現率の向上に有効であることを確認した.Existing keyword extraction methods use only word-specific information such as word frequency and word location in a text in order to decide the importance of the keyword. Since they do not consider relationships among individual keywords, the extraction quality is not satisfactory to users. Our method proposed in this paper using Japanese patents also processes only surface information of the text to extract keywords. The simple mechanism performs keyword extraction fast enough to he used as a practical system. In spite of the simplicity of our method, a high quality of keywords can he obtained by choosing only a few crucial fields from entire patents and by considering word importance in a specific field in the text, based on a supposition that keywords should relate to each other in its context. To help users quickly understand the text with keywords, compound words including a few primitive words are chosen as keywords, since longer words usually have more concrete meaning than a primitive word. Moreover, the text is segmented by a simple algorithm for fast keyword extraction in our prototype system. According to the system evaluation, the proposed method has proved to be effective in improving both recall and precision of the extraction.
著者
石黒 貴之 服部 啓太 須田 礼仁 杉原 正顯
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.66, pp.1-6, 1999-08-02
被引用文献数
2

球面上のPoisson方程式は地球の大気の運動をシミュレーションする上で欠かせない方程式である.従来,気象学の分野では球面上のPoisson方程式の数値解法として,球面調和関数を用いたスペクトル法及び,差分法等が一般的に利用されてきた.しかし前者はスペクトル範囲以内では正確に計算できるが,計算速度が遅い,逆に後者は高速に計算できるが精度が悪い.そこでYeeによって高速Fourier変換(F)を用いた高精度かつ高速な二重Fourier級数展開法が提案された.本報告ではYeeの方法で解析が不完全なところを補い,さらに改良を加えた.その結果,我々の手法でば,Yeeの方法の精度を保ちつつ,2倍程度の計算速度の向上を実現した.In meteorology, the spectral and finite difference methods are commonly used as the numerical solutions of the Poisson equation on a sphere. Nevertheless the former, being highly accurate, is slow, whereas the latter, being fast, is lowly accurate. To improve this situation, Yee has recently proposed a fast and highly accurate method based on the FFT, which is called truncated double Fourier series. In this report we make up for incomplete point of Yee's report and improve Yee's scheme. As a result our scheme achieves doubled performance with keeping the same level accuracy.
著者
青矢 睦月 平島 崇男 高須 晃 榎並 正樹 Simon Wallis 榊原 正幸
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.107, no.12, pp.XXI-XXII, 2001 (Released:2010-11-26)
参考文献数
2
被引用文献数
1 2

2001年の9月1日から7日に渡り, 愛媛県の新居浜市, 土居町, 別子山村を舞台に開催された国際エクロジャイト会議(IEC)の記念碑が別子山村の瀬場に建立された(Fig.1).材料となった重量10トンにも及ぶエクロジャイトの転石(Fig.2)は1998年, 京都大学の岩石学グループが別子巡検を行った際に瀬場谷川下流域で見つけたものである. 極めて保存の良い美しいエクロジャイトであったため(Figs.3-5), 昨年11月, IEC記念碑の建立を計画していた別子山の村長らにその転石を紹介したところ, 村側も大変気に入り, 即, 採用の運びとなった.
著者
齊藤 稔 青木 孝夫 欒 竹民 幣原 映智 長田 年弘 安西 信一 原 正幸 金田 晋
出版者
広島市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

本研究は東西の伝統的学芸の価値概念である西洋の自由学芸、日本の芸道、中国の六芸を対象とし、解釈学的に比較することを意図した比較芸術学的共同研究であり、広島市立大学をはじめ広島大学その他の大学の専門家の協力をえて推進した。ヨーロッパにおいては古代から中世を経て近世・近代に至るまで7自由学芸(septem artes liberales)、文法、修辞学、弁証術、数学、幾何学、天文学、音楽はアルス(ars)として、技術・芸術と学問の不可分の領域と見なされ、哲学とともに人間性を探究するための、また教育と教養を培うための学芸であった。古代ローマ時代のキケロはそのような教育と教養が人間存在にとって必要不可欠な徳としての気品(dignitas)を生み出すことを強調し、ルネッサンスにおいてペトラルカは人間社会のためにそのような倫理の必要を説いた。これはまた造形芸術の美質であり目的でもあった。他方レオナルド・ダ・ヴィンチは絵画を自由学芸と同列に置き、絵画は学問であるとして「絵画学」(scienza della pittura)を主張した。というのは絵画は遠近法や解剖学や光学などを本質的に必要とするからである。日本の芸道は民族的な美的意識であり、芸術の思念と実践を統合する価値概念であった。これはあらゆる美的な生活芸術を貫く芸と術の道としての芸術的営為であり、教化されるべき様式として把握された。また高い徳と美的に教育された人間存在の教養を形成するために求められた。そこでは制作や表現においても、享受や理解においても、つねに帰一すべき根源的自然、あるいは神的超越者を自覚して精進する。芸道は真・善・美を求める人にとって高徳の人間形成のための、また美的形成、美的教養として望まれる必須のアルス(学芸)であった。中国ではさらに古くから六芸として、礼、楽、射、御、書、数の教養思想があり、基本的には人間として修得すべき教養や道徳であり、技芸や学芸であった。その修得は文学や哲学から詩や書・絵画の技術的習練にも結びついた。それは絵画では書画同体、十八画法などの奥義の技法をも含んでいる。本共同研究はこれら3つの概念を比較学的に研究し、それらの類似と相違を明確にするように試みた。それによって3つの美的システムが学芸の領域に属するだけではなく、真・善・美の価値意識の普遍的理念を伴う人間生活全般に深く関わることを理解することができた。そしてこの総合研究の成果は学際的研究への貢献として、それら伝統的学芸とその解釈が美的真実への感性的理性的認識に到達するものであることを示しえたと考えている。

2 0 0 0 OA P300基礎

著者
加賀 佳美 相原 正男
出版者
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
雑誌
臨床神経生理学 (ISSN:13457101)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.80-85, 2013-04-01 (Released:2015-02-25)
参考文献数
41
被引用文献数
2

事象関連電位P300は刺激提示後, 潜時約300 ms付近に生じる陽性波で, 刺激に対する比較, 評価, 判断, 選択的注意, 認知文脈の更新に関与しているといわれている。1965年Suttonによって発見され, オドボール課題がP300の測定法としてよく知られている。いわゆるP300は頭皮上Pzで最大振幅が記録され, 刺激の種類, 刺激間隔, 提示数, 頻度, 強度, 類似度で振幅や潜時が変化する。その発生源は大脳皮質説と皮質下説など諸説がある。性差はないという報告もあるが, 女性で振幅が大きく潜時が短いという報告が多い。その年齢変化については, 聴覚P300では年齢とともに潜時が短縮し, 15∼18歳で最短縮年齢に達し, 以後加齢とともに潜時は延長する。視覚P300では, 課題の種類に依存し, 比較的難しい文字の課題では20代後半から30代で最短潜時となる。P300の測定法, 性差, 年齢変化を中心に解説した。
著者
上野 健爾 土屋 昭博 河野 俊丈 伊達 悦朗 神保 道夫 柏原 正樹 松本 尭生 三輪 哲二
出版者
京都大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1992

本研究は重点領域研究「無限自由度の可積分系の理論とその応用」の成果取りまとめのために行われた。平成4年度から5年間にわたって行われた本重点領域研究では無限自由度の可積分系の理論を中心に数多くの重要な成果が得られたが、これらの成果を有機的にまとめ、今後の研究へのひとつの指針を与えることが本研究の目指したものである。具体的には2次元格子模型、共形場理論、量子群、3,4次元トポロジー、無限自由度の可積分系と関係した代数幾何学に関してさらに研究を進め、今までに得られた成果をさらに高い立場から見直すことを行った。この結果、Calabi-Yau多様体のミラー対称性や量子コホモロジー群、量子群の表現と古典関数のq類似、3,4次元多様体の位相不変量などに関する研究において新しい知見が得られた。さらにこれらの成果は、非線型幾何学とも呼ぶべき新しい幾何学が背後にあることを強く示唆している。特に深谷のグループはCalabi-Yau多様体のミラー対称性を幾何学的に新しい見地から論じ、今後の研究に重要な一歩を踏み出した。また本年度の研究によって、神保のグループを中心に離散的Painleve方程式が幾何学的な構造を持つことが明瞭にされ、可積分系のもつ幾何学的構造の豊かさが改めて明らかになった。今後は、本重点領域研究の成果に基づき、非線型幾何学の建設へ研究が大きく前進していくことが期待される。
著者
野村 有里 藤原 正史 山内 仁 大工谷 新一
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.63-67, 2008 (Released:2009-01-15)
参考文献数
11
被引用文献数
3

A difference of alignment of rear foot between lying down and standing in patients who have sports disorders is often observed. The purpose of this study was to clarify the relationship between the alignment of the rear foot and activities of ankle flexor muscles during the calf-raise. We identified an alteration of the alignment of the rear foot between the prone position to standing by measuring leg heel angle under each condition, and classified subjects into three groups (varus, neutral, valgus) according to angle alteration. In addition, we measured activities of the tibialis posterior muscle, soleus muscle, medial head of the gastrocnemius muscle and lateral head of the gastrocnemius muscle during the calf-raise with surface electromyography. The varus group showed significantly greater activation of the tibialis posterior muscle than the valgus group. Activation of the medial head of the gastrocnemius muscle displayed similar findings with an increase from the valgus group to the neutral and varus groups. These results suggest that if alignment of the rear foot in standing is more varus than in lying prone, sports disorders are potentially more likely in therapeutic calf-raise exercises and in running during training.
著者
篠原 正
出版者
公益社団法人 腐食防食学会
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.116-120, 2014-04-15 (Released:2014-11-14)
参考文献数
31
被引用文献数
4 9

大気腐食は,結露あるいは降雨などの薄い水膜の下で発生し,進展する.水膜の組成は,大気汚染物質沈着速度に依存し,大気の湿度および温度条件ともに変化する.多くのセンサや測定法が,大気環境の腐食性あるいはその環境中での腐食挙動を評価するため開発された.本稿では,それらのセンサや測定法によって評価される,水や付着物あるいは環境因子の役割に基づいて,大気腐食研究の現状と将来展望について述べる.