著者
高橋 静恵 大塚 功 山崎 慎也 高井 浩之 両角 淳平 原 寛美 山口 浩史 安井 匡
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.BcOF1034-BcOF1034, 2011

【目的】<BR>脳卒中患者が使用する下肢装具には、正常歩行に近似した歩行動作を獲得するための代償的機能が求められる。今回Shoehorn Brace(以下SHB)使用し自立歩行を獲得した回復期脳卒中患者に対し、Gait Solution Design (以下GSD)を使用し歩行練習を実施することで、正常歩行により近い歩行動作を獲得した症例を経験した。その歩容評価と装具療法に関する新しい知見を得たので考察を加えて報告する。<BR>【方法】<BR>症例は47歳の女性。平成21年11月21日、脳梗塞発症。右片麻痺・失語症を呈した。I病院搬送。t-PA施行するも再開通せず、血栓溶解療法を追加したが、頭部CT上左内包から放線冠にかけて梗塞を認めた。31病日、回復期病院へ転院、SHB作製。屋外自立歩行を獲得した。166病日自宅退院。182病日CI療法目的にて当院入院。入院時、上田式片麻痺機能テスト右上肢9手指5下肢6、右足関節関節可動域背屈0°。下腿三頭筋の筋緊張はModified Ashworth Scale(以下MAS)3。MMT右下肢股関節屈曲3・伸展2、膝関節屈曲2・伸展4、足関節背屈2・底屈2。FIM126/126点。踵ロッカー機能に伴う底屈モーメント(1stピーク)4.06Nm、前足部ロッカー機能に伴う底屈モーメント(2ndピーク)0.24Nmであった。196病日当院退院。平成22年7月2日より当院外来リハ通院。当院入院当日よりSHBからGSDへ変更し、評価として、歩行周期中にGSD足継手が発揮する底屈制動力と足関節の関節運動の測定を可能とするシステムであるGait Judge(安井ら、2009)を使用し、1stピーク(踵接地時の前脛骨筋による底屈モーメント)と2ndピーク(踵離地~足趾離地時の下腿三頭筋のStretch Shortening Cycle)の底屈モーメントを測定し、その平均値から歩容を数値化し入院時から退院時かけての変化を比較検討した。<BR>【説明と同意】<BR>本症例には症例報告をさせていただく主旨を説明し同意を得た。<BR>【結果】<BR>退院時、上田式片麻痺機能テスト右上肢10手指5下肢7、右足関節可動域背屈5°。下腿三頭筋の筋緊張MAS1 。MMT右下肢股関節屈曲4・伸展3、膝関節屈曲4・伸展5、足関節背屈3・底屈3。1stピーク3.93Nm、2ndピーク1.15Nmに改善した。しかし、足趾離地からの足関節底屈が持続しており、Extention thrust putternが出現し、足関節分離運動の不十分な波形となっていた。<BR>【考察】<BR>SHBの様な足関節固定式短下肢装具は、足関節底背屈運動が妨げられる。しかし、GSDは底屈制動・背屈フリーであるため、立脚初期では踵接地から滑らかな足底接地となり(踵ロッカー)、立脚中期では足関節背屈運動を妨げずに下腿三頭筋の筋収縮を可能とし(足関節ロッカー~前足部ロッカー)、遊脚期ではクリアランスの確保が可能となる。よって、本症例に対し、入院初期よりSHBからGSDへ変更した。しかし、入院時評価では2ndピークが0.24Nmであり、前足部ロッカーが機能していない数値となった。この結果となった原因として、下腿三頭筋の筋短縮による右足関節の背屈可動域制限と、足関節底屈・背屈筋群の歩行周期中の筋活動が不十分であることと考えた。<BR>この原因に対し、物理療法(低周波)を含めた足関節可動域訓練、足関節底屈・背屈筋群や下肢伸展筋群に対する筋力強化訓練を行い、下腿三頭筋の筋活動を得るために、段差を利用したステップ訓練等を行なった。さらに、退院後の自主訓練として、セラバンドを用いた下肢筋力強化、超音波機器やストレッチボードを利用した下腿三頭筋のストレッチを指導した。上記のリハビリテーションプログラムを施行したことにより、退院時のGait Judge評価結果では2ndピーク1.15Nmとなり、入院時と比較して向上した。つまり、前足部ロッカーの出現が認められた。また、Gait Judgeのデータから得られた歩行周期中の底屈モーメントの波形を視覚的フィードバックしながらの運動学習が可能となり、歩行練習に対するモチベーション維持につながったものと思われる。<BR>【理学療法学研究としての意義】<BR>本症例においてGSDを使用することで、歩行中の前足部ロッカー機能が再獲得された。片麻痺患者に対する歩行練習では、正常歩行に見られるロッカー機能を阻害しない装具の使用と、正常歩行に近似した下肢アライメントの筋活動を引き出す歩行練習を実施することが重要と思われる。さらに、視覚的フィードバックを活用した動作訓練をすることにより、対象症例に自らの歩行動作を確認しながら正常歩行に近い歩行動作を学習することが可能であることが分かったことは今回の研究において意義のあるものとなったと考えられる。
著者
大塚 章正 永田 寅臣 中村 航輔
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp._3P1-L01_1-_3P1-L01_3, 2014

In full mold casting, polystyrene is used as a master mold that is usually machined by a CNC machine tool. The CNC machine tool costs higher and does not move more flexibly than an articulated industrial robot. We have proposed a trajectory following controller system for a machining robot based on CL (cutter location) data. In this system, the discrete trajectories at each sampling time are generated from position and orientation information in CL data that are made by post processor in CAM system. We applied the controller system to foamed polystyrene machining while changing conditions, such as foaming rate of polystyrene, feed rate of end mill and processing number of times. In this paper, machining results of a simple model are shown and discussed. Finally, we consider the method to reduce the machining time while keeping machining accuracy and products quality.
著者
平澤 利美 眞田 敏 柳原 正文 三宅 馨 津島 靖子 加戸 陽子 荻野 竜也 中野 広輔 渡邊 聖子 大塚 頌子
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.421-426, 2010 (Released:2015-11-21)
参考文献数
14

6~14歳のIQを統制した無投薬の注意欠陥/多動性障害児23名と, 年齢および性を一致させた健常児69名を対象に改訂版Stroopテストを行った. 全注意欠陥/多動性障害群は, 干渉効果を評価するIncongruent Color Naming (ICN) およびICN-Color Naming (CN) の課題達成所要時間において対照群との間に有意差を認めた. さらに, サブタイプ別の検討でも, 学習障害併存症例を除外した15名での分析の結果, 不注意優勢型群と多動性-衝動性優勢型および混合型合併群ともに, ICN-CNの課題達成所要時間において対照群との間に有意差を認め, 不注意に関わる要因の干渉課題成績への影響が示唆された.
著者
平澤 利美 眞田 敏 柳原 正文 津島 靖子 加戸 陽子 荻野 竜也 中野 広輔 渡邊 聖子 大塚 頌子
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.426-430, 2009 (Released:2016-05-11)
参考文献数
19

改訂版Stroopテストにおける年齢別の標準値を得るとともに, 干渉効果に関する指標の発達的変化について検討することを目的とし, 6~20歳までの健常児 (者) 281名を対象に検査を行った. Incongruent Color Naming (ICN), ICN - Color Naming (CN), ICN/CNなどの干渉効果に関する各指標の年齢による変化について単回帰分析を行った. その結果, 各指標において年齢による変化を認め, 各指標成績が示す最良値は16~17歳台であることが示され, 干渉課題の遂行には, 発達の完了が遅い脳局在や機能システムが関与していることが示唆された.
著者
大塚ひかり著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
2017
著者
高橋 知世 大塚 幸生 服部 陽介 北神 慎司
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.34-34, 2011

これまで,エレベータ開閉ボタンの押し間違いという問題の解決を目的とした研究では,主に,開閉ボタンに用いられているピクトグラム(マーク)のデザイン面に焦点が当てられてきた.しかしながら,押し間違いの原因は,デザイン面のみならず,それを認知する人間側にもあると考えられる.そこで,本研究では,注意研究の基礎的なパラダイムを援用することによって,タイムプレッシャーおよび視点移動という認知的要因が,エレベータ開閉ボタンの押し間違いにどのような影響を及ぼすかを検討した.その結果,マークを単独呈示した実験1,対呈示した実験2のいずれにおいても,視点移動の影響が最も大きく,逆に,タイムプレッシャーの影響は最も小さいことが分かった.これらの結果から,押し間違いというエラーを低減するためには,たとえば,開閉ボタンの配置上の工夫として,視点移動が最小限ですむように配慮すればよいということが考えられる.
著者
植竹 勝治 大塚 野奈 長田 佐知子 金田 京子 宮本 さとみ 堀井 隆行 福澤 めぐみ 江口 祐輔 太田 光明 田中 智夫
出版者
日本家畜管理学会
雑誌
日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌 (ISSN:18802133)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.192-198, 2007
参考文献数
20

動物介在活動(AAA)に飼い主と共に参加する飼い犬(Canis familiaris)のストレス反応を、尿中カテコールアミン濃度を測定することにより調べた。イヌの覚醒状態に影響すると考えられる次の2要因について検討した: 特別養護老人ホームでのAAAへの参加日数(現地調査1)および対面式での活動時における老人の座席配置(車座と並列)(現地調査2)。現地調査1では、新規参加犬8頭の活動前から活動後にかけた尿中ノルアドレナリン濃度の上昇量が、参加日数が経過するにつれて直線的に低下した(尿中ノルアドレナリン濃度の上昇量に対する参加日数(毎月1回の参加で計9日間)の回帰係数-1.213,R^2=050,P<0.05)。その一方で、活動中の各セッションにおいて、姿勢や行動を相対的に長く抑制された場合には、アドレナリン(長い抑制15.03±9.72ng/mL vs.短い抑制4.53±2.94ng/mL)とノルアドレナリン(長い抑制12.26±8.80ng/mL vs.短い抑制3.62±3.62ng/mL)の濃度上昇は、相対的に短い抑制の場合に比べていずれも有意に大きかった(共にP<0.05)。現地調査2では、尿中カテコールアミン濃度の上昇は、老人の座席配置、すなわち車座(12頭,アドレナリン10.73±9.77ng/mL;ノルアドレナリン7.13±8.01ng/mL)と並列(11頭,アドレナリン13.37±10.63ng/mL;ノルアドレナリン5.70±5.19ng/mL)間で差がみられなかった。これらの結果から、月1回の参加でも、飼い主と一緒であれば、特別養護老人ホームという新規な環境とAAAの雰囲気に、イヌは容易に順応することができ、また見知らぬ老人に囲まれたとしても、特に緊張を感じていないことが示唆された。
著者
鈴木 邦治 藤川 謙次 岸田 修 高橋 健作 村井 正大 鈴木 直人 前野 正夫 大塚 吉兵衛 鈴木 貫太郎
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.101-109, 1991-03-28
被引用文献数
12

ヒトの歯槽骨に由来する骨芽細胞様細胞の特性を調べるために,歯槽骨片をコラゲナーゼ処理した後に増殖してくる細胞群(E-AB)と,無処理の骨片から増殖してくる細胞群(N-AB)とに分け,両細胞群の細胞特性を比較検討した。細胞数当りのアルカリホスファターゼ活性値は,E-ABの方がN-ABの約7倍高い値を示した。一方,両細胞群の酸性ホスファターゼ活性値は同程度の値であり,N-ABのアルカリホスファターゼ活性値の50%以下の値を示した。また,酒石酸耐性酸性ホスファターゼ活性値は,両細胞群共に酸性ホスファターゼ活性値の約25%程度であった。両細胞群が合成・分泌するタンパク質を^<14>C-proline標識して比較すると,分子量200K以上およびプロコラーゲン・コラーゲンの分子領域に取り込みの多いタンパク質を認めたが,28Kおよび34K付近のバンドはE-ABの方が明瞭であった。マトリックス層にはその他に40〜50K領域に数種のバンドを認めた。
著者
大塚 千春
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.500, pp.46-48, 2015-09

●新潟市中央区万代1-2-6 トーカングランドマンション第一万代ビューハイツ1F TEL025-241-4818●月商/700万円●店舗面積/34坪(112.2m2)●席数/46席●客単価/3600円●原価率/34〜35%●営業時間/月〜木・日18:00〜25:00、金土・祝前日18:00〜26:00、無休●スタッフ数…
著者
大塚 茂
出版者
Japan Poultry Science Association
雑誌
日本家禽学会誌 (ISSN:00290254)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.235-241, 1986

ケージ内における破卵発生機構を解明する目的で,あらかじめ,ケージ床前部に正常卵を5個配置し(静止卵),別の正常卵をケージ内部の中央へ,手動で1個ずつ投下して(落下卵),両卵を強制的に衝突させ,破卵を誘発する方法を用いて試験を実施した。供試したケージ床は,スノコ縦線間隔が20•24および25mmの3種類である。これらのケージ床を傾斜角度可変の架台に,それぞれ設置し,卵同志の衝突破卵の発生状況を検討した。また,スノコ縦線間隔22.7mm,傾斜角度8°のケージ床を用い,卵の転がり落ち方と破卵の関係を検討した。<br>投下された卵は,その後,床を短径軸回転で落下するものと,長径軸回転で落下する2型に分かれて,静止卵に衝突した。両型の出現割合は約6:4であった。<br>卵同志の衝突で,2個が同時破損した例はみられず,1個破損であった。静止卵と落下卵の内,どちら側が破損するか,その決定に当っては,卵殼の厚さが大きく影響を及ぼしていることが認められ,卵殼厚の薄い側の卵が破損する。また,卵の転がり落ち方の影響も若干関与しているものと思われ,短径軸回転落下型は落下卵側の方が,長径軸回転落下型は静止卵側の方が多く破放する傾向がみられた。<br>ケージ床のスノコ縦線間隔が狭い程,また,傾斜角度が急な程,卵同志の衝突破卵が多く発生した。この条件に最も近い20mm×7°区では60回中53回破卵が発生したのに対して,逆条件下の25mm×4°区では,僅か7回の破卵発生であった。全体の平均破卵発生率は54%でおった。
著者
立石 毅 梅林 芳弘 高橋 久恵 大塚 藤男
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.268-271, 1995-04-01 (Released:2011-07-20)
参考文献数
12

症例1は1歳の男児。生後1週に左下腿に紅色の皮疹が出現し, 同部位に小水疱形成を繰り返していた。症例2は5ヵ月の女児。生後3ヵ月に右胸部に水疱形成を繰り返す皮疹が出現。いずれもダリエー徴候陽性。組織学的に真皮内に肥満細胞の増殖を認め, 単発性肥満細胞症と診断した。局所ステロイド剤外用にて水疱形成は抑制された。筑波大学皮膚科における1976年10月より1993年7月までの外来初診患者数47849人に対して, 肥満細胞症患者は10人で0.02%にあたる。単発性肥満細胞症はその中で2例(0.002%)のみであった。
著者
鈴木 滋 西戸 裕嗣 大塚 良平
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.71, no.8, pp.238-247, 1976
被引用文献数
1

東京都小笠原父島北東海岸の初寝浦付近には,無人岩の枕状溶岩が広く分布している。筆者らの一人(西戸)はその空隙をうめて,キフッ石,モウフッ石,カイジュウジフッ石などのフヅ石および緑色粘土を伴なって産する淡褐色の粘土を見い出した。その後の室内研究により,この粘土は加水タルクを主とし,極く少量中の不透明鉱物を伴なうことが明らかにされた。その粘土の化学分析の結果から, 22の陽電荷をもとにして求めた構造式は以下の通りである。<br> (Mg<sub>2.87</sub>Mn<sub>0.02</sub><sup>2+</sup>Fe<sub>0.09</sub><sup>3+</sup>)(Si<sub>3.95</sub>Al<sub>0.01</sub>)0<sub>10</sub>(OH)<sub>2</sub>・Ca<sub>0.03</sub>・Na<sub>0.05</sub>・K<sub>0.01</sub>・<sub>n</sub>H<sub>2</sub>O.<br> この論文では,このほかにその陽イオン交換能および交換性イオン, X線回折データ,熱分析データ,赤外吸収スペクトル,電子顕微鏡像が示されている。
著者
大塚 敏之
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.569-574, 2000-07-31 (Released:2009-03-27)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

State equations that are at most quadratic with respect to the states are considered as a universal model structure for various classes of nonlinear systems. A necessary and sufficient condition is shown for existence of such quadratic-in-the-state representation for a given nonlinear system. Furthermore, the constructive proof of that necessary and sufficient condition gives an algorithm to obtain the quadratic-in-the-state representation. Illustrative examples demonstrate the algorithm to construct the quadratic-in-the-state representation. The quadratic-in-the-state representation is expected to be useful in identification and control system design.
著者
木下 里美 大塚 眞理子 朝日 雅也 小田 心火 水野 智子 井上 和久 田口 孝行 加藤 朋子 井口 佳晴 鈴木 玲子 小川 恵子
出版者
埼玉県立大学
雑誌
埼玉県立大学紀要 (ISSN:13458582)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.35-42, 2002

Relationship between the effect of field practicum in freshman year and the category of practicum facilities was analyzed based on the results questionnaire survey of the freshmen who had participated in the field practicum during a period from 2000 to 2002. The facilities where the practicum was performed were categorized to be "hospitals", "health and welfare facilities for the elderly "and "welfare facilities for adults and children with disabilities". Answers to the questionnaires concerning "communication with colleague students in the same group", "learning opportunities in the field" and "the report session in the university after the practicum" were analyzed. Many students responded affirmatively to these questionnaires and the effects of field practicum could be recognized. On the other hand, the following was also suggested as the further tasks to be solved for improving the practicum: 1. Opportunity to communicate with students from other departments are limited during the practicum term, and continuous efforts for realizing further communications after the practicum are required. 2. Learning opportunities and the achievement of learning objectives differed in some learning items due to the feature of facilities, and compensative efforts should be discussed in the report session after the practicum.
著者
大塚 誠 松本 崇弘 金庭 延慶
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.1784-1793, 1986-04-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
70 95

The effect of grinding in an agate centrifugal ball mill at 200 rpm on the physicochemical properties of indomethacin (IMC) polymorphs was studied by means of X-ray diffraction analysis, infrared spectroscopy and differential scanning calorimetry. The α and γ forms (metastable and stable forms) of IMC were ground at 4°C ant at 30±0.5°C, and the degree of crystallinity (Xc) of the ground products was measured by the X-ray diffractional internal standard method.The Xc of the γ form ground at 4°C decreased with increasing grinding time, and was 0% after 4 h, that is, the γ form had been converted to a noncrystalline solid. After grinding for 1 h at 30°C, about 45% of γ form of IMC was converted to noncrystalline solid, while the product ground for 10 h was transformed to the α form.The Xc of the α form ground for 2 h at 4°C was 0%, that is, the αform had been converted to a noncrystalline solid within 2 h at 4°C. The Xc of the α form ground at 30°C decreased with increasing grinding time and the value after 10 h was about 60%.The solubility in distilled water at 35°C of the γ form ground for 10 h at 4°C was about 60% larger than that of the intact γ form. The solubilities of the γ form gournd for 10 h at 30°C, the α form gound for 10 h at 4°C and the α form gound for 10 h at 30°C were all the same, 0.94 mg/100 ml, which is equal to that of the α form at 35°C.
著者
大塚 誠 金庭 延慶
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.1071-1079, 1984-03-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
35 43

The effects of grinding on the physicochemical properties of cephalexin (CEX) were studied by means of water content measurements, differential thermal analysis (DTA), differential scanning calorimetry (DSC), X-ray diffraction analysis and scanning electron microscopy (SEM). The water content of CEX which had been ground for 4h and converted to a noncrystalline state was proportional to relative humidity (RH) in the range of 0-62% RH, and was about 2 mol/mol at 62-82% RH. The water content of intact crystal phase IV was about 1 mol/mol at 20-75% RH, and about 2 mol/mol at 82-95% RH. The X-ray diffraction data indicated that ground CEX remains in the noncrystalline state until it has absorbed more than about 2 mol of water per mol. At 62% RH, the water content of phase IV increased with increasing grinding time due to the conversion to noncrystalline state. The dehydration point of the ground CEX was depressed by up to about 25°C with increasing grinding time, and the decomposition point of the ground products was depressed by up to about 30°C. In general, the physicochemical properties changed rapidly when the crystallinity of the ground product fell below about 25%. The activation energy and mechanism of dehydration were determined by using nonisothermal kinetic analysis (Criado's method). The dehydration of the product ground for 4h (noncrystalline solid) followed first-order kinetics and its activation energy and latent heat were calculated to be 14.83 kcal/mol and 8.31 kcal/mol, respectively. The product ground for 4h was about 2.5 times more soluble than intact phase IV. The dehydration behavior and solubility of the product ground for 4h were different from those of the freeze-dried product, even though both products are in a noncrystalline state.
著者
金庭 延慶 大塚 誠
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.1660-1668, 1985-04-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
7
被引用文献数
40 53

The effect of grinding in an agate centrifugal ball mill on the transformations of polymorphs of chloramphenicol palmitate (CPP) were studied by means of X-ray diffraction analysis, infrared (IR) spectroscopy and differential scanning calorimetry (DSC). Three kinds of the polymorphs of CPP were reported, that is, forms A, B and C. There was no change in the X-ray diffraction profile of form A (stable form) on grinding for 600 min, but its profile became broader than that of intact form A. There was no change in the X-ray diffraction profile of form B (meta-stable form) on grinding for 130 min, but form B was transformed into form A by grinding for more than 140 min. Form B ground for 140 min contained about 35% form A ; when ground for 150 min, it contained about 80% form A, and when ground for more than 150 min, it contained a constant level of about 80% form A. The X-ray diffraction profile of form C (meta-stable form) suggested that form C was transformed into form B by grinding for 20 min ; thereafter the product was transformed into form A by grinding for 160 min. Form C ground for 4 min contained about 60% form B ; when ground for 20 min, it contained about 100% form B, and ground for 160 min, it contained about 80% form A. These results suggest that the transformations of polymorphs of CPP by grinding are form C→form B→form A. The melting point (mp) and the heat of fusion (H) were measured by DSC. The mp and the H of form A obtained by grinding were about 2.5°C and about 2.5 kcal/mol lower than those of intact form A, respectively, and the solubility in 50% (v/v) aqueous isopropyl alchohol was about twice that of intact form A.
著者
大塚 真吾 宮崎 収兄
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.717-727, 2012

本論文では,働く女性を対象としたWebページ閲覧行動についての調査を行うために,都内の働く女性を対象としたフリーマガジンと連動するサイトのアクセスログの分析を行った.アクセスログ解析では一般的にアクセスをしたユーザの性別や年代を推定することは難しいが,本論文では働く女性が興味を持つコンテンツのみを提供しているサイトという特徴を活かすことで,特定のユーザ層に関する閲覧行動の抽出を試みた.解析結果から,ユーザの特徴的な行動パターンを発見することができた.