著者
小笠原 智子 古江 伸志 清水 志帆子
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.80, 2006

【はじめに】<br>脳卒中患者の復職の問題は様々であるが、今回、入院中は著明な身体機能・高次脳機能の問題がなかったが復職後短時間の作業で麻痺側上肢の疲労を生じ仕事に支障をきたす症例を担当した。そこで作業耐久性低下の要因について内田クレペリン検査標準版(以下KP)を行い、その前後に簡易上肢機能検査(以下STEF)、視覚始動性反応時間(浅海ら,以下RT)、重心動揺検査の総軌跡長(以下LNG)を測定し健常者群と比較し分析したところ一考察を得たので報告する。<br>【対象】<br>症例は右被殻出血による左片麻痺の52歳男性、身体機能は複合感覚軽度鈍麻でSTEFは左92点、右100点で利き手である麻痺側上肢は実用手レベルであった。高次脳機能はADL に支障をきたすものはなくコース立方体組み合わせテストもIQ111であった。ADLはFIM126点で全て自立していた。入院期間は3ヶ月弱で退院後は自宅復帰、病前と同じ現場監督として復職した。健常者群10名(平均年齢26.7歳±3.87、男女各5名)<br>【方法】<br>作業活動としてKPを実施し、その前後で以下の3つの検査を記載順に行った。1RT,2STEF,3開閉眼片脚立位で左下肢から右下肢の順にLNGを30秒間測定した。KP前後での3つの検査の比較とKPの作業効率の比較にて分析した。<br>【結果】<br>RTは健常者群で作業前平均0.268、作業後平均0.262秒に対し症例は作業前0.331秒、作業後0.406秒と遅延した。開眼の左片脚立位のLNGでは健常者群は作業前平均98.078cm、作業後平均94.152cm、症例は作業前94.45cmで、作業後は30秒保てず15秒で接地したにも関らず106.18cmと伸長し、右片脚立位も健常者群は作業前平均98.55cm、作業後平均89.64cm、症例は作業前76.85cm、作業後107.5cmで症例に伸長がみられた。STEFは症例含め全員顕著な差はなかった。症例のKPの作業効率は健常者群と差はなかったが、休憩効果で定型とされた範囲より3段階低いものであった。<br>【考察】<br>健常者群はKPの30分の書字程度では作業耐久性低下はみられずRT・LNG・STEFは作業後の成績が向上した。これは学習効果によると考える。一方、症例は作業後のSTEFは著変なかったが、RT・LNGに低下がみられたことから作業後の上肢の疲労は、上肢そのものの機能低下より視覚-運動系の活動レベルの低下や上肢作業の代償として体幹の非対称性筋活動によるバランス低下の要因が大きく関与していることが考えられた。また、休憩効果の低さにより異常筋緊張の持続が予測され活動の反復により加重されていくと示唆された。よって本症例は、体幹・視覚-運動系の問題があり外来での継続的な治療が必要だと考えた。また、今回入院中の評価では著名な問題が見出せなかったため復職の治療指針とする高次な身体機能の評価バッテリーと復職に必要な評価基準の検討を行っていきたい。
著者
田中 正則 竹下 明伸 清水 和彦
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.G3P1564, 2009

【目的】カリキュラムの大綱化に伴い最終学年で実施される長期臨床実習の到達目標は、臨床家としての即戦力養成から基本的な理学療法が行える能力を備えていることに変化した.一方、一部養成校・教員は国家試験を現実的到達目標と認識しているのか、臨床実習を軽視して養成校の合格率を高めるための国家試験対策が、養成校の行事として最終学年の重要な時期で展開されている.我々は、臨床実習とその後の学内教育ではリテラシー教育を重視することが卒業後の臨床には必要と考え、国家試験対策は副次的問題と考える立場にいる.そこで、臨床実習で経験した知識や学習方略が国家試験の得点にどのような影響を及ぼしているかの検討を始めるにあたり、臨床実習成績と国家試験成績との関係とを調査し、検討した.<BR>【方法】対象学生は旧国立病院機構立の3年制専門学校に在籍し、3年次10週間2施設における長期臨床実習の単位取得後に国家試験を受験した39名(第42回国家試験19名、第43回国家試験20名).長期臨床実習の評定は100点満点で、実習指導者が優・良・可・不可と判定した結果をそれぞれ80点・70点・60点・50点と点数化したものを8割とし、残りの2割を実習後に学内で行われる2週間のセミナーの参加態度や症例報告会での発表内容を6名の教員が採点した平均を加えて算出した.臨床実習終了後にカリキュラム上の卒業論文作成や卒業試験等はなく、5名ずつの小グループに分けた自己学習により国家試験受験対策を行った.また学生全員参加の業者模試を1回実施した.国家試験の自己採点は試験終了翌日に模擬試験実施業者の解答速報を参考とし、学生が自己採点を実施した.その際、結果をいずれ公表することを説明し、同意を求めた.臨床実習各期の評点と国家試験自己採点との関係をスピアマンの順位相関係数で求めた.<BR>【結果】国家試験合格率は2年間100%であった.また臨床実習成績と国家試験自己採点の間には相関係数0.4以上の有意な正の相関関係が認められた.<BR>【考察】永尾らによれば臨床実習指導者は、学生の合否基準を判定する際に認知領域よりは、問題意識を持って実習課題を解決しようとする学習態度などの情意領域を重要視していることを挙げている.このため実習成績との相関は思ったほど高くない.国家試験の出題傾向は断片的な知識の確認問題から次第に文章問題、画像やイラストを用いて豊富な医学的情報を提示してそれを使いこなせるリテラシー能力を求める問題へとシフトしてきていると思われる.そのため、学生が多くの医学的情報をどのように処理して治療プログラムを実践したのか、臨床実習でのリテラシー能力に関する合否判定基準を明確にして行動目標と到達レベルを明らかにすることが必要であろう.また、臨床実習での経験を軽視した国家試験対策は、大きな問題があると考えた.
著者
松原 聰 宮脇 律郎 門馬 綱一 加藤 昭 重岡 昌子 清水 正明 興野 喜宣 小原 祥裕 原田 明
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

群馬県萩平鉱山から産出したマンガン鉱石中に、グラシャン鉱を確認した。これは世界で2番目の例であり、原産地のものより、理想化学組成に近く、粒が大きいため、反射率の測定もおこなった。産状、共生鉱物、化学組成、結晶学的諸性質などについて報告する。
著者
清水 靖久
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.216, pp.39-70, 2019-03

東大紛争大詰めの1968年12月23日,加藤一郎総長代行が全学共闘会議に最後の話し合いを申入れ,懸案の文学部処分の「白紙還元」を提案したのに,全共闘は話し合いを拒否したという説がある。事実ではないが,その当否を検討するためにも,文学部の学生がなぜ処分されたのか,その「白紙撤回」を全共闘はなぜ要求しつづけたのか,1969年1月18,19日の機動隊導入による安田講堂の攻防は避けられなかったか,1969年12月まで文学部だけ紛争が長引いたのはなぜかを考察する。東大紛争における文学部処分とは,1967年10月4日の文学部協議会の閉会後,文学部学生仲野雅(ただし)が築島裕(ひろし)助教授と揉みあいになり,ネクタイをつかんで暴言を吐いたとして無期停学処分を受けたことである。当時の山本達郎文学部長は,12月19日の評議会で,仲野の行為を複数教官に対する「学生にあるまじき暴言」として誇大に説明して処分を決定し,一か月後に事実を修正したが伏せた。1968年11月就任の林健太郎文学部長は,同月上旬の軟禁時以外は,仲野と築島の行為の事実を議論せず,教師への「非礼な行為」という説明を維持した。1969年8月就任の堀米庸三文学部長は,9月5日,仲野処分を消去するとしたが,処分は適法だったと主張しつづけ,築島の先手の暴力という事実を指摘されても軽視した。この文学部処分は,不在学生が処分された点で事実誤認が明らかになった医学部処分とともに東大紛争の二大争点であり,後者が1968年11月に取消されたのちは,最大の争点だった。加藤執行部は,12月23日,文学部処分について「処分制度の変更の上に立って再検討する用意がある」と共闘会議に申入れたが,林文学部長らが承認する見込みはなかったし,共闘会議から拒否された。「白紙還元」の提案と言えるものではなかった。
著者
重本 賢太朗 清水 忠昭 鈴木 慶 吉村 宏紀 松村 寿枝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.1514-1523, 2016-05-15

我々は,空中手書き文字(AHC)入力システムのための自動的な文字分割手法の開発を行ってきた.これまでに提案した手法では,平仮名のAHCについて高い精度で文字分割に成功したが,連続して入力可能な文字数に制限があった.本稿では,同一領域に重ねて文字を入力する方法により入力文字数に制限のない文字分割手法を提案する.提案手法では,AHCのストロークを評価する5つのストローク評価指標を学習したサポートベクタマシン(SVM)によりストローク判別して文字分割を行う.提案手法によるストローク判別は,学習データでは,移動ストローク87.0%,文字ストローク96.5%の正解率となった.評価データに対しても,移動ストローク84.9%,文字ストローク96.1%の正解率を示した.試作した提案手法のデモ・システムについても紹介する.In this paper, we propose a segmentation method for an aerial handwriting character (AHC) input system. This work is an extension of a previously proposed hiragana AHC segmentation method that achieved high accuracy. However, its number of input characters was limited. In this paper, we propose a character segmentation method without such a limitation by overwriting characters on the same input area. Our method separates an AHC trajectory into characters by stroke distinction using a support vector machine (SVM) trained with five stroke evaluation indexes. The results of the evaluation experiments show that the detection accuracy was 80.9% for transition strokes and 98.1% for character strokes in the closed test, whereas it was 78.9% and 97.7%, respectively, in the open test. We also present a prototype system of the proposed method.
著者
吉田 恵美子 村田 実 水谷 仁 清水 正之
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.104, no.5, 1994

20歳女性の下腿にみられたM.chelonae subsp. abscessusによる難治性潰瘍を報告した.水族館勤務中にカワウソにより左下腿に咬傷をうけ消毒,抗生剤内服による治療をうけるが歯痕より皮疹は拡大し難治性潰瘍を形成.免疫不全,ステロイド投与などの既往はない.抗酸菌培養にてM. chelonae subsp.abscessus検出.抗結核剤,ミノサイクリンによる感受性検査では耐性を示したがミノサイクリン投与により潰瘍は著明に縮小し上皮化した.M. chelonae感染症は比較的希な疾患であるが,難治性外傷性潰瘍を見た場合考慮すべきものと考えられた.
著者
高野 和郎 坂田 暉英 福山 公基 太田 宏 前田 洋 李 雅弘 尾上 保夫 青木 隆一 高場 利博 岩堀 嘉和 松下 功 金子 和義 三富 静夫 唐沢 弘文 藤井 浩一 森本 和大 石井 淳一 上村 正吉 藤巻 悦夫 村田 恒雄 森 義明 菅谷 修一 西堀 実 薄井 武人 安藤 公信 清田 卓也 熊谷 日出丸 前田 正雄 鈴木 庸之 本多 儀一 門馬 満 藤本 昇 安藤 光彦 口石 将博 崔 相羽 高須 克弥 平井 啓 小池 勝 平塚 進 鈴木 武松 土持 喬 初鹿野 誠彦 津田 紘輔 諸岡 俊彦 藤井 陽三 清水 一功 八田 善夫 直江 史郎 坂木 洋 海老原 為博 太田 繁興 佐々木 彰 村山 義治 塚田 政明 清水 晃 山口 明志 江頭 亨 坂本 利正 渡辺 佐 加藤 水木 片桐 敬 吉田 文英 小島 昭輔 新谷 博一 鈴木 孝臣 金沢 英夫 落合 泰彦 堀坂 和敬 藤巻 忠夫 平木 誠一 橋本 敏夫 加藤 国之 石井 靖夫 菅 孝幸 赤坂 裕 今村 一男 甲斐 祥生 中西 欽也 太田 繁興 近藤 常郎 落合 元宏 松井 恒雄 依田 丞司 吉田 英機 丸山 邦夫 池内 隆夫 入江 邦夫 佐々木 彰 清水 晃 鈴木 周一 坂木 洋 塚田 政明 秋田 泰正 森 弘道 天野 長久 本多 平吉 山口 明志 坂本 利正 安達 浩行 草ケ谷 雅志 高野 和郎 中川 克宣 鶴岡 延熹 小野 充 阿万 修二 植原 哲 渋谷 徹 桑原 紘一郎 小黒 由里子 後藤 晋 島袋 良夫 安藤 彰彦 国枝 武幸 今西 耕一 小田切 光男 鄭 政男 佐川 文明 田代 浩二 大瀬戸 隆 菅沼 明人 町田 信夫 前田 尚武 小泉 和雄 鈴木 一 安藤 弘 山崎 健二 井出 宏嗣 福山 公基 木村 明夫 小林 祐一郎 狩野 充二 長嶺 安哉 木村 明夫
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.30, no.12, pp.820-825, 1970
著者
清水 俊夫
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.p807-811, 1993-10
被引用文献数
6

徳島保健所管内の砂場のToxocara属虫卵による汚染状況を把握するために46力所を調査したところ, 29力所(63.3%)から虫卵が検出された. 公園や住宅団地内の遊び場の砂場(87.5%)が, 幼稚園や学校, 児童館等の施設に付属する砂場(36.4%)より明らかに汚染率が高かった. また, その内5力所の砂場について, 1990年5月から1991年4月の間に汚染状況の季節的変化を調査したところ, 3〜6月の春から初夏にかけてと, 9〜11月の秋季に陽性率が高く, 7・8月の夏季及び12〜2月の冬季に低下し, 7・8月には検出される虫卵数も明らかに減少した. 砂場の一つから回収した虫卵を走査電子顕微鏡で観察したところ, 犬蛔虫卵と猫蛔虫卵の比は2:3であった. また, 5-6力月未満の144頭の子犬の直腸便を調査したところ, 98頭(68.0%)が犬蛔虫卵陽性であった. この調査から当保健所管内の砂場が幼虫移行症を引き起こす可能性のあるToxocara属虫卵により著しく汚染されていることがわかった. 今後, このような汚染を防止するための対応が必要である.
著者
清水 晃 河野 潤一 葉杖 真二 木村 重 田村 弘
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.819-824, 1987

実験用のマウス (ヌードマウスを含む), ラット, ウサギおよび捕獲されたドブネズミ, クマネズミ, ハツカネズミ, フェレットから分離されたStaphylococcus aureus267株について, ヒト系 (Hセット) およびウシ系 (Bセット) S. aureus型別用ファージセットを用いて, 型別を試みた。実験用小動物由来139株の型別率はHセットで75.5%, Bセットで93.5%であり, 捕獲げっ歯類由来128株の型別率はHセットで32.8%, Bセットで62.5%であった。Hセットを用いて, 同一飼育場から購入したマウス・ラットの分離株をしらべると, マウス株のすべてがII群に, ラット株の大多数がI群および混合群に属した。Bセットを用いると, 捕獲されたドブネズミ株の多くはIV群に, クマネズミ株の多くはIII群に, ハツカネズミ株の多くはII群に属した。捕獲げっ歯類由来株の型別には, Bセットが型別率, 識別能力の点でHセットより有用と思われた。
著者
清水 克哉
出版者
The Japan Society of High Pressure Science and Technology
雑誌
高圧力の科学と技術 (ISSN:0917639X)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.194-199, 2000-08-20 (Released:2009-08-07)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

Oxygen is popular but unique among diatomic molecules in that it behaves magnetically at low temperature. Under high pressure, however, we expect the insulator-metal transition. This expectation has been suggested by measuring its optical reflectivity[1] under high pressures around 95 GPa (1 Mbar). A new structural transition[2] is considered to be accompanied by metallization. Obviously, the most direct method of detecting metallization is to measure the electrical resistance. We measured the resistance of oxygen at pressures of over 100 GPa[3] and identified the metallic state from a change in the slope of dR/dT. In this paper, we present our findings on the superconducting transition of oxygen under high pressures of around 100 GPa and at temperatures of under 0. 6 K. The superconducting transition is indicated by a drop in resistance. We confirmed this by observing the magnetic field dependence of the drop and by detecting the Meissner demagnetization signal.
著者
ア ラピチウイブラヒム 清水 千秋
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.815-820, 1984
被引用文献数
3 15

In order to find an effective use of the Antarctic krill <i>Euphausia superba</i> meal, the study was conducted to examine the nutritional quality and the gorwth promoting effect of the whole body krill meal and the non-muscle krill meal as supplement in the diets of red sea bream <i>Chrysophrys major</i>, Japanese eel <i>Anguilla japonica</i>, and gray mullet <i>Mugil cephalus.</i> The feeding experiments were carried out with test diets supplemented with 5%, 10% and 20% of the whole body krill meal and the non-muscle krill meal. The results showed that the high percentages of the whole body krill meal in the diet resulted in the increments of the body weight which were not significantly different from 5% non-muscle krill meal diet. Hence the non-muscle krill meal had a superior value for fish growth than the whole body krill meal. It is postulated that some factors that promote growth are present predominantly in the non-muscle krill meal. Accordingly chemical analyses such as general composition, amino acid composition and mineral composition of the krill meals and the white fish meal were conducted, however, noticeable difference could not be found between the two krill meals.
著者
清水 陽子 中山 徹
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.777-782, 2014
被引用文献数
1

本研究は、人口減少都市において地域改善の支援組織として活動する非営利組織、特にCommunity Development Corporationsという組織に着目した。その事例としてSalem Housingの活動実態を把握し、活動内容の変化、役割を明らかにすることを目的とした。(1)アメリカでは人口が減少している都市はまだ少なく、Salem Housingは人口減少都市で活動する数少ないCDCである。(2)その背景にはフリント市の人口減少がある。人口減少により、CDCの主な事業であった住宅の供給のニーズは低くなっており、替わって地域の質の向上への支援が求められている。(3)Salem Housingでは人材と財源の確保が大きな課題となっている。財源は企業や連邦政府などの補助金などを活用しているが、安定した財源が少ない。また、市の人口が減少している状態はCDCへの協力者も減少させている。人口減少は地域を支えるCDCにも影響を及ぼしている。
著者
堀場 洋輔 乾 滋 高寺 政行 清水 義雄
出版者
社団法人 繊維学会
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.304-313, 2010 (Released:2011-01-17)
被引用文献数
2 3

In this paper, we discussed the particle based mechanical model for numerical simulation of clothing pressure. Human body and clothing were represented as an elastic body by particle system, collision between human body and clothing was represented by impulse force based model. The two simulations were conducted to evaluate the validity of the suggested model. In the first simulation, clothing pressure on the elastic cylinder covered with cloth was predicted to evaluate the precision of static clothing pressure prediction. As a result, it was confirmed that it had the accuracy of 0.08 kPa, but there was a room for improvement to predict on the edge of cloth. Although it is considered that the mesh resolution (particle distance) caused the problem, it is important to decide a suitable mesh resolution for purpose because it is directly with calculation time. In the second simulation, we conducted the simulation that winding elbow with sleeve to evaluate the precision of dynamic clothing pressure prediction. As a result, it was observed that clothing pressure changed with elbow flexion. However it was not able to obtain the accurate result caused by numerical instability in the case of fast elbow flexion. It is considered that time step and collision model between clothing and human body on the simulation caused numerical instability. Improvement and implementation of the simulation considering whole body motion for dynamic clothing pressure prediction are our future work.
著者
木暮 槇太 中島 誠 高橋 幸吉 稲神 馨 須藤 芳三 待田 行雄 林 禎二郎 平尾 常男 五十嵐 三郎 仲野 良男 竹林 克明 吉田 徳太郎 宮内 潔 江口 正治 林 幸之 佐々木 周郁 渡辺 忠雄 近藤 義和 渋谷 勲 須貝 悦治 田中 茂光 小山 長雄 田中 一行 竹田 寛 竹鼻 孝夫 室賀 明義 蒲生 俊興 高橋 保雄 西村 浩 長谷川 金作 森 幸之 永友 雄 梅谷 与七郎 中村 晃三 松本 介 宮沢 正明 加藤 康雄 土橋 俊人 高木 直温 柳沼 泰衛 小野 四郎 村山 隆之 近森 俊哉 辻 辰四郎 小川 敬之 小松 四郎 大岡 忠三 妹尾 計一 森本 宏 梶浦 みち子 萩原 清治 瓶子 まち子 中条 紀三 高木 春郎 飯島 荘資 横内 和多良 清水 滋 堀内 彬明 堀内 ちよし 原田 忠次 木村 敬助 青木 秀夫 後藤 四男 小林 恵之助 皆川 基 皆川 豊作 岡村 源一 小河原 貞二 村山 穰助
出版者
社団法人 日本蚕糸学会
雑誌
日本蚕糸学雑誌 (ISSN:00372455)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.244-255, 1956-06-28 (Released:2010-11-29)

蚕卵発育中に於けるPhasphataseの組織化学的所見2雄核の接合に関する細胞学的観察カイコガのモザイク複眼の構造とできかた家蚕蛹の頭部が産卵に及ぼす影響家蚕の血組織に関する生理学的研究 (II) 蛹の発育に伴う囲心細胞及び周気管細胞中の遊離アミノ酸の消長家蚕その他数種絹糸虫における誘引物質の共通性と類縁関係に関する研究蚕種の冷蔵障害と水銀塩による沈澱物前胸腺移植後の結紮と絹糸腺の成長家蚕のフラビン化合物に関する研究 (V) 蛹の器官特に中腸におけるフラビン化合物について (予報)家蚕の計量的形質と脳-食道下神経節連合体の機能追加7.白殫病菌の蚕卵への接種試験繭・繊維の部熱風乾燥に関する研究 (II)繭解じよの向上についての研究 (IV) 病蚕成立繭特に硬化病, 軟化病, 膿繭蚕繭の性状繭及び生糸の繊度変異に関する研究 (9) 定粒生糸と定繊度生糸の性能比較について生糸の摩擦係数に関する研究 (7) 精練度と摩擦係数について糸条斑と繰糸管理について生糸の練減率測定に関する2, 3の知見絹の膨潤現象から見た中心層発現の-所見チオ尿素樹脂の還元性について繭層セリシン溶液の粘度吐糸営繭に伴なう繭形の変化 (続)営繭条件と分離細繊維との関係フイブロインの糸条形成について (VIII) フイブロインの溶液中における分散状態について絹糸構造の研究 (I)酵素製糸の研究 (II)酵素精練の研究 (II)追加8. 落緒に関する研究 (II) 落緒形態の出現率とその分布