著者
松尾 豊 福田 隼人 石塚 満
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.203-211, 2003 (Released:2003-05-20)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1 5

We develop a browsing support system which learns user's interests and highlights keywords based on a user's browsing history. Monitoring the user's access to the Web enables us to detect ``familiar words'' for the user. We extract keywords at the current page, which are relevant to the familiar words, and highlight them. The relevancy is measured by the biases of co-occurrence, called IRM (Interest Relevance Measure). Our system consists of three components; a proxy server which monitors access to the Web, a frequency server which stores frequency of words in the accessed Web pages, and a keyword extraction module. We show the effectiveness of our system by experiments.
著者
平田 紀史 白松 俊 大囿 忠親 新谷 虎松
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.228-236, 2011 (Released:2011-01-06)
参考文献数
14

We propose a system to offer better understanding of news articles on the Web by arranging events. To understand an article, it is necessary to consider background knowledge, details of the article, and meaning of the words. We aim to provide with a better understanding of news articles according to news articles' background by event arrangement. An event arrangement is a graph of related events. We believe that it is difficult to read and understand a topic without knowledge of related events. Arranging events by considering user's interests is necessary to support understanding of the news because each user's interests are different. The system deals with that issue by interaction between user's input and the system output. Processing time and user's interest are important to achieve our goal. The system reduces the processing time by restriction of the processing range using user's input. Event arrangement according to user interest is realized by iterating over states of event presentation and user selection. The experimental results using actual news articles show that the proposed system is effective to detect useful events for understanding news articles.
著者
野村 由司彦 加藤 典彦 松井 博和 杉浦 徳宏
出版者
三重大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

ビデオオンデマンド講義配信システムでは,学生は遠隔から,あるいは自由な時間に講義シーンを視聴できる.これにより,復習や欠席のリカバーなどの形で,実際の講義を補完することができ,大きな教育効果が期待できる.昨年度は,デジタルスチルカメラ画像を利用して,高解像度を確保しながら,デジタルビデオカメラ画像から指示棒動作のみを抽出して,これをデジタルスチルカメラ画像に重畳する方式を開発し,有効性を確認した.しかしながら,デジタルスチルカメラ画像における文字情報のコントラストの低下,さらには講師映像がデジタルスチルカメラ画像とは別の小動画として表示されていることによる臨場感の欠如などの課題が残っていた.今年度は,この方式についてさらに検討を進め,実際の講師映像を電子ファイルによって生成されたパソコン画面に重ね合わせるシステムを開発した.これにより,低容量でありながら,電子ファイル固有の画像の高精細さを保存し,しかも講義の臨場感(一種の仮想現実感)を伝えることのできる,新しい講義映像形態を実現することができる.さらに,本システムを用いて,実際の講義との比較実験を行った.その結果,理解度を確認するための小テストでは本システムは実際の講義と同等以上とあった.さらに,文字は十分に読め,講師の動きもある程度は伝わってきた,との回答を得た.さらに,利用方法についても,期待したとおり,講義を補完する形での使用について高い支持を得た.
著者
中根 光敏
出版者
広島修道大学
雑誌
広島修大論集. 人文編 (ISSN:03875873)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.133-175, 2001-02-28

KAMAGASAKI in Osaka prefecture is one of the places which were called "Yoseba" in Japanese-the black market for supplying day-labour force. Though the word 'Yoseba' reminds the Japanese people only of KAMAGASAKI, SANYA in Tokyo and KOTOBUKI-CHO in Kanagawa, most of the large cities in Japan have a place like that. People always try to forget the fact that those places exist in their neighborhood with a sense of discrimination. Before its 'First Uprising (in August, 1961)', KAMAGASAKI was not a mere "Yoseba" but a kind of slum as well. By taking a close look at the area before the first uprising I would like to show how the people constructed the social problems of KAMAGASAKI concerning 1) Residence, 2) Labour, 3) Children, and 4) Crime including Delinquency and Prostitution. In other words, this paper aims to make clear how the problems sociologists and journalists constructed about KAMAGASAKI before the first uprising were succeeded to administration of Osaka city and modified and distorted.
著者
秦野 環 文珠 紀久野 宮林 郁子
出版者
聖マリア学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

身体的暴力を受けた被害者に対し、望まぬ妊娠と性感染症の予防だけでも可能にするべく、被害者とそれを取り巻くコミュニティーに対し、文化的受諾可能なメッセージを構築することを目指した。研究対象者は2007年末暴動時被害者で、質問紙調査、少人数によるグループ討議などを通じて被害状況や現状を調査・抽出した。初年度調査内容の還元、カウンセリングセッション等を行うことにより自助グループ形成とメッセージの構築に至った。
著者
石筒 覚
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.18-34, 1998-03-31
被引用文献数
2

本稿は, マレーシアの工業団地に立地する企業に対し, インフラストラクチャー整備に関する評価を探るために実施したアンケート調査をもとに, インフラ整備および工業団地開発と企業進出とのかかわりを考察したものである. マレーシアでは1969年に発生した人種暴動の後, 新経済政策が実施された. 当時の課題として地域間格差の是正が掲げられ, その手段の1つとして, 工業団地を全州に建設するという工業分散戦略がとられた. それまで工業団地をはじめ, 各種のインフラストラクチャーは半島マレーシア西岸部に偏在していたため, この戦略により偏った地域構造は改善するかに見られていたが, 主要な高速道路, 港湾, FTZなどは既存のインフラ体系に沿って整備が進められた. 同国では1994年に南北高速道路が全通し, これによりマレーシア国内はもとより, シンガポールを含んだ形で, 地域間, 企業間ネットワークの形成が可能になった. 1986年以降, 外国資本に対する出資規制が緩和され, 外資系企業がマレーシアに進出した. その多くは半島西岸の高速道路周辺に位置する工業団地に立地している. これらの企業はこうしたインフラの整備を, 低賃金労働力, 政治的安定, 投資インセンティブと並んで重要な進出要因の1つとして評価している. そして, この外資系企業がマレーシア工業化の牽引的役割を果たしている.
著者
鳥飼 宏之
出版者
弘前大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

爆薬にアジ化銀ペレットを用い,そのペレット数を変化させることで爆発現象に投入するエネルギ量を変化させ,そして消火対象にメタン-空気拡散火炎を用いて爆風消火の消火特性について実験的に検討した.その結果,爆薬量を増加させるほど,完全に消火が達成される爆点から火源までの距離が増加した.また,爆薬のエネルギ量と大気圧との比の1/3乗で爆点と火炎との距離を無次元化することで,火炎規模を一定とした場合,爆風により消火が達成される限界の無次元距離が投入した爆薬のエネルギ量によらずほぼ同じ値を示すことを明らかにした.
著者
清水 諭
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究の目的は、沖縄の歴史を踏まえ、沖縄に住まう人々が東京オリンピック(1964年)、国民体育大会(1973年・1987年)、そして高校野球を通して、どのように「沖縄人であること」や「日本国民であること」を構築し、生きてきたのかを描き出すことにある。スポーツの文化的事象は、複雑かつ多面的な意味作用を持っているが、本土(東京)における意味づけは沖縄の抱えている現実の諸問題を忘却させる作用があり、それと異なる沖縄固有の意味解釈について、今後もより深い探求が必要である。
著者
田中 守 進藤 宗洋 田中 宏暁 檜垣 靖樹 明石 光史
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

コンタクトスポーツとりわけボールゲームにおける筋損傷とゲーム中の活動量や活動特性および無気的パワー・筋力の間欠的発揮能力との関係を検討した。ラグビー競技、ハンドボール競技、サッカー競技のいずれにおいても、試合後の筋損傷は試合中の活動量が多くまた貢献度の大きい選手ほど大きくなる結果を得た。また、間欠的スプリント走での速度低下が少ない選手は試合での活動量と貢献度ともに高く、筋損傷も大きい結果となった。さらに、ボディコンタクトを入れた間欠走では、有酸素性持久力に加え筋力の重要性が示唆された。
著者
白日 高歩 小林 紘一
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.555-566, 2002-10-20
被引用文献数
22

日本国内で1994年に切除された肺癌外科症例(7408例)を登録・集積し,解析の対象とした.全体の5年生存率は51.9%であった.男女別では男性(n=5029)の5年生存率は48.2%であり,女性(n=2150)の5年生存率は61.0%であった.c-STAGE別の5年生存率はc-STAGE IA(n=2618):71.5%,c-STAGE IB(n=1646):50.1%,c-STAGE IIA(n=169):47.8%,c-STAGE IIB(n=793):40.4%,c-STAGE IIIA(n=1385):34.6%,c-STAGE IIIB(n=395):27.6%,c-STAGE IV(n=162):19.9%であった.p-STAGE別の5年生存率はp-STAGE IA(n=2142):79.2%,p-STAGE IB(n=1488):60.1%,P-STAGE IIA(n=261):58.6%,P-STAGE IIB(n=785):42.2%, P-STAGEIIIA(n=1337) : 28.4%, p-STAGE IIIB(n=759):20.0%,p-STAGE IV(n=275):19.3%であった.外科切除例の組織型別頻度は腺癌が55.7%,ついで扁平上皮癌が33.0%,大細胞癌は3.6%,小細胞癌は3.4%であった.術死が101例(1.4%),院内死が122例(1.7%)であり,外科切除例における術死院内死率は3.0%であった.
著者
杉尾 哲 神田 猛 西脇 亜也 森田 哲夫 村上 啓介 伊藤 哲
出版者
宮崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

温暖多雨の亜熱帯性気候下にある宮崎県の南半分に位置する宮崎県内の5河川と沖縄県内の5河川を調査対象河川として、工改変による河川環境への影響を定量的に評価し、さらに河川環境の復元を予測する手法について検討した。このうち、宮崎県県最南端に位置する千野川においては治水と環境保全を調和させる川づくりが実施された。そこで本研究では、生態系の生息環境が整った区間における生態系の相互作用の検討と、河川改修が進んだ区間での河川改修による河川環境へのインパクトに対する生態系のレスポンスについての継続的なモニタリングを実施して物理環境と生態環境の両面から定量的に計測し、これらの結果から河川環境システムを総合的に評価することとした。その結果、千野川の旧河道の土壌環境は、高位・低位法面と河床堆積面の中間的な性質を保持していたこと、新河道においては、植生は旧河道の種組成を復元していたが次第に外来種が繁茂する傾向にあること、鳥類は9目23科52種が観察されて千野川が水鳥・水辺の鳥にとって良好な採餌場になりつつあること、小型哺乳類はイタチが捕食の場として利用しうる段階まで復元したこと、ホタルの飛翔はこれまでとほぼ同じ数を保持できていて、ホタルは新河道で生活サイクルを完結させていること、などが確認された。しかし、他の河川を加えて千野川の河川環境を総合的に評価した結果、千野川の新河道は、化学的環境に特徴を持ち、日常的な人間活動によって十分に影響を受けた箇所に分類された。また物理的環境は、深掘れが発生したことによって比較的に良くない状態であることなどが判明した。このことから、河川改修による河川環境へのインパクトを受けた河川での環境の形成には、モニタリングを継続して物理的環境を改善するなどのフォローアップが必要であることが分かった。
著者
千葉 忠成
出版者
日本歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

MALT1はリンパ球系において重要な役割をしているだけでなく、スキャフォールディング機能でNF-kBシグナル系に関与していることがわかっている。我々は口腔扁平上皮癌におけるMALT1の役割について研究してきた。最初の研究では、MALT1発現細胞株においてケラチン8/18とケラチン5/14の発現変動がプロテオミクス解析により、認められた。ケラチン5/14は腫瘍形成のプロセスにおいて重要なマーカーであり、ケラチン5/14の発現の減少は腫瘍形成と相関があると考えられる。
著者
安藤 愛次
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.265-268, 1960-07-25

6月から8月にかけて, 5日ごとにニホンギリの伸びをはかり, そのときの気象条件との相関性をしらべた。くらべた気象の因子は日平均気温, 最高, 最低気温, 降水量および雲量とである。相関関係のみとめられた因子は気温, ことに平均, 最高気温であり, キリの伸びと降水量および雲量との相関性はみとめられなかつた。伸びの量と気温との回帰式から, この地方の台切りしたキリの上長生長において, 日平均の気温が1℃たかいときには13cmおおくのびて2.6mとなることが推定された。
著者
和田 守 小倉 い ずみ 加藤 普章 千葉 眞 大西 直樹 佐々木 弘通 五味 俊樹
出版者
大東文化大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009-04-01

5年間にわたる共同研究の取りまとめとして『日米における政教分離と「良心の自由」』を公刊した(ミネルヴァ書房、全328頁、2014年3月)。第I部「宗教と政治のあいだ」、第II部「政教分離の展開」、第III部「宗教と政治の現在」の三部構成で、10本の論考を収録している。同書では、政教分離と信教の自由という観点から、日本とアメリカにおける宗教と政治をめぐる諸問題の錯綜した広がりと深みについて、多面的かつ歴史的・構造的に論究しており、現代民主主義の活性化に関する提言としての意義を有している。個々人の尊厳と人格および多様な価値の共生を目指す市民的公共性と國際連帯の方向性を示しえたと思われる。
著者
村田 雄二郎 久保 亨 水羽 信男 川尻 文彦 中村 元哉 小野寺 史郎 竹元 規人
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

20世紀の中国史は、ナショナリズムや社会主義に加えて自由主義を受容した歴史でもあった。本研究は、自由主義の視点から、新たな中国近現代史像を提示した。その具体的な成果は『リベラリズムの中国』(有志舎、2011年)である。
著者
西原 博史 戸波 江二 後藤 光男 今関 源成 斎藤 一久
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

本研究は、学校関係法の体系を構築するにあたって、学校・教師・親などといった教育主体間の権限配分ルールを確立することを急務と考え、その際、子どもの権利を基底に据えた体系化の可能性を模索することを目的としてきた。2年間にわたる研究代表者・研究分担者の共同研究(研究開始前における準備作業と、研究終了後における成果の刊行に向けた共同作業を含む)の結果、当該研究目的はかなりの程度で達成できた。理論的には、学校制度と子どもの権利の関係に関する体系的理解が得られた点が重要な成果と言える。すなわち、公教育の正当化に関し、二つの道筋が区別される。子どもの権利実現の文脈で正当化される場面と、社会の側からの子どもに対する期待を実現するためのものとして一定の社会的・民主的価値との関係で正当化される場合との二つである。この両者の正当化方法は、子どもの権利との関係で異なった位置づけが必要になる。子どもの権利実現のために公教育が正当化される場面では、本人利益に合致しているか否かが正当化根拠の妥当性を判断する基準となる。それに対して、社会的・民主的な価値の実現を目的とする場合には、公教育における強制は子どもの権利に対する制約と捉えられ、目的実現のために必要な制約と判断できるか否かが正当化根拠の妥当性判断の基準となる。それぞれの正当化根拠に関して、国家観・人間観・社会観によって正当化可能範囲に広狭あることが確認されるとともに、日本国憲法が想定する個人主義の社会モデルに基いた場合に、基本的に倫理的働きかけが公教育の射程外と位置づけられることが明らかになった。以上の点は、研究代表者が発表した複数の論文や書籍において展開されている。その上で、民主教育がどの程度で子どもの権利を制約できるのかについては、研究分分担者間でなおも論争が続いている。この間の成果は、戸波・西原編著の書籍に示される。
著者
嶋田 憲司
出版者
日本シミュレーション学会
雑誌
シミュレーション (ISSN:02859947)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.11-20, 1993-03-15
被引用文献数
14

Automated mesh generation is a significant problem in many computer applications such as engineering analysis, computer graphics and layered manufacturing. Although various algorithms have been proposed thus far, their functionality and coverage are limited, in most cases being application-specific. This paper provides a summary of those algorithms by classifying them and pointing out unsolved problems. In reviewing them, it is clear that none sufficiently address the major problem of node placement, that is to say the locating of nodes such that they maintain a specified distance between nodes and create a mesh with minimal distortion. This paper introduces a new, physically-based approach to this problem. The method was inspired by the pattern of soap bubbles floating in liquid which gives topology and geometry similar to ideal meshes. Each mesh node is modeled as a bubble with a point mass and viscous damping. The force field exerts repelling/attracting forces between bubbles much like intermolecular van del Waals forces. The equilibrium bubble configuration is obtained by solving numerically the governing equation of motion to yield the static force balance. After the bubble locations are decided, their center points are connected by Delaunay triangulation to give a complete mesh topology.
著者
長岡 伸一 寺前 裕之 長嶋 雲兵
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.177-182, 2010 (Released:2010-10-01)
参考文献数
12
被引用文献数
3 3

大学での教育においてMicrosoft Excelを用いた水素様原子の軌道の動径関数と動径分布関数及び水素分子イオン(H2+) の分子軌道や炭素の混成軌道の三次元等高線図を描画する実習を行った. 得られた等高線図の一部は多くの量子化学の教科書の図と矛盾しており, 従来の教科書の説明は誤解を招きやすいことがわかった.