- 著者
-
大西 英雄
城本 修
- 出版者
- 県立広島大学
- 雑誌
- 挑戦的萌芽研究
- 巻号頁・発行日
- 2013-04-01
発声に関する脳機能の賦活部位は,上前頭回,上・中側頭回,内側前頭回,角回,縁上回,帯状回が確認された。これらの賦活部位が声門の動きに大きく関与しており,賦活程度の比較より前頭葉に発声中枢があると考えられた。その結果よりチューブ発声法を訓練法と採用して,チューブ発声法の訓練有無の比較は,訓練群は新たに上前頭回,中側頭回,帯状回の賦活が認められ,チューブ発声法の訓練は有効であると示唆された。また,チューブ発声法に用いるチューブ径は,チューブ径の違いで脳賦活部位に違いが生じ,脳機能画像上においてチューブ径5 mm が有効であると示唆された。