著者
牧迫 飛雄馬 島田 裕之 土井 剛彦 堤本 広大 堀田 亮 中窪 翔 牧野 圭太郎 鈴木 隆雄
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11253, (Released:2017-04-22)
参考文献数
31
被引用文献数
2

【目的】地域在住高齢者に適するようにShort Physical Performance Battery(以下,SPPB)算出方法の修正を試みた。【方法】高齢者4,328 名をSPPB(0 ~12 点)で評価し,歩行速度と椅子立ち座りは対象者の測定値(四分位)を基に,立位バランスは立位保持の出来高によって配点した地域高齢者向けのSPPB community-based score(以下,SPPB-com)(0 ~10 点)を算出し,24 ヵ月の要介護発生との関連を調べた。【結果】対象者の78.7% でSPPB が,10.5% でSPPB-com が満点であった。SPPB-com が4 点以下で要支援・要介護発生率が高く(12.8%),SPPB-com,年齢,女性,MMSE が要支援・要介護発生と有意に関連していた。【結論】SPPB を再得点化したSPPB-com は地域在住高齢者の要支援・要介護リスクを把握する指標として有益となることが示唆された。
著者
下島 桐 東 祐圭 若月 大輔 笹井 正宏 久野 越史 池田 尚子 前田 敦雄 前澤 秀之 江波戸 美緒 鈴木 洋 嶽山 陽一
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.44, no.SUPPL.3, pp.S3_129-S3_134, 2012 (Released:2013-09-25)
参考文献数
7

症例は74歳,男性.主訴は心肺停止.2010年5月ころより失神発作が出現するようになったが,1分程度で自然回復するために放置していた.2010年11月失神発作出現.12誘導心電図でデルタ波を認めWPW症候群と診断されたが,頻拍発作がとらえられず経過観察となった.2011年5月夜間胸部不快感の後心肺停止となった.救急隊到着時心室細動(VF)であり心肺蘇生,電気的除細動施行されVFは停止した.近医に入院し脳神経系異常なく,精査加療目的で当院に転院した.CAGでは有意狭窄なし,アセチルコリン負荷中に冠攣縮誘発は認められなかったが,AFが誘発されVFに移行した.VFはDCで停止.電気生理学的検査(EPS)施行,Kent束付着部位は左後側であると同定.洞調律中,順伝導はKent束で,逆伝導は房室結節であった.プログラム刺激で心拍数185bpmのwide QRS tachycardiaが誘発されたが,順伝導はKent束で,逆伝導は房室結節であり逆方向性房室結節リエントリー性頻拍(antidromic AVRT)であった.AVRT中血圧は40mmHgまで低下した.心肺停止の原因はAVRTから心房細動(AF)に移行し,VFに至った可能性が示唆された.Kent束をアブレーションしKent伝導ブロックに成功し,その後症状なく経過している.Antidromic AVNRTが心肺停止の原因であった1例を報告する.
著者
田上 明日香 伊藤 大輔 清水 馨 大野 真由子 白井 麻理 嶋田 洋徳 鈴木 伸一
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.11-22, 2012-01-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
6

本研究の目的は、うつ病休職者の職場復帰の困難感を測定する尺度を作成し、さらにその尺度をもとに職場復帰の困難感の特徴を明らかにすることであった。単極性のうつ病と診断された34名を対象に職場復帰の困難感について自由記述による回答を求め、項目案を作成した。次に、単極性のうつ病と診断された休職者60名を対象にその項目について探索的因子分析を行い、「職場で必要な体力面の困難」「職場復帰後の対人面の困難」「職務に必要な認知機能面での困難」の3因子10項目から構成されることが示され、十分な信頼性と内容的妥当性、併存的妥当性が確認された。そこで、職場復帰の困難感尺度を使用してタイプ分類を実施したところ、四つの類型を得た(全般困難型、復職後の対人関係困難型、体力・認知機能困難型、困難少型)。最後に、それぞれの類型にあわせた支援について議論がなされた。
著者
柴田 雅士 上嶋 健治 平盛 勝彦 遠藤 重厚 佐藤 紀夫 鈴木 知己 青木 英彦 鈴木 智之
出版者
The Japanese Society of Intensive Care Medicine
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.25-31, 1998-01-01 (Released:2009-03-27)
参考文献数
38

マグネシウム(Mg)は細胞内へのカルシウム(Ca)流入を抑制するCa拮抗物質で,インターロイキン6(IL-6)は臓器の侵襲程度を反映するサイトカインである。心筋梗塞症(AMI)急性期に硫酸Mgを投与し,再灌流障害を示唆する現象の抑制効果を検討した。再灌流療法施行患者連続22例を,再灌流療法前に硫酸Mg0.27mmol・kg-1を静脈内投与する群11例(Mg群)と非投与群11例(C群)とに無作為に割り付け,血中Mg2+濃度とIL-6を測定した。再灌流時の現象は再灌流不整脈,12誘導心電図上のST再上昇および胸痛の増悪とした。再灌流成功は20例(Mg群9例,C群11例)で,Mg群の平均血中Mg2+濃度は投与前0.39mmol・l-1から投与後1.04mmol・l-1に上昇した。再灌流不整脈の出現率はMg群がC群より有意に低く,ST再上昇度はMg群がC群より低い傾向にあった。血中IL-6ピーク値はMg群がC群より低かった。AMI急性期再灌流療法時の硫酸Mg投与は,虚血再灌流障害から心筋細胞を保護する可能性がある。
著者
鈴木 千晴 中山 満子
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.33-35, 2021-04-26 (Released:2021-04-26)
参考文献数
10
被引用文献数
1

There is an increase in cases of children becoming victims of crime by strangers they meet online. We investigated the factors associated with children’s contact with strangers online. In this study, 639 children participated, and out of those who had devices with Internet access, 28.9% communicated with and 2.0% had actually met online strangers. Children who had communicated or met with the strangers perceived that they had less social support from parents and used many social networking sites. This suggests that their contact with strangers online is related to the feeling of being unable to rely on familiar others and lower resistance to contacting online strangers.
著者
鈴木 秀和 西 仁司
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第23回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.216, 2007 (Released:2009-01-14)

近年,医療・福祉分野においてロボットの利用が検討され始めている.動物と触れ合うことによる癒し効果を治療に役立てようとするアニマルセラピーの分野では,感染症などの危険がないことから,動物型ロボットにより同様の癒し効果を得るロボットセラピーが注目され始めている.このような動物型ロボットが癒し効果を発揮するためには実際の動物に近い動作をすることが重要である.本報では基本的な動作である「歩行」に着目し,4脚ロボット「AIBO(Sony製)」の動物的な歩容生成法について報告を行う. 歩容生成では,まず1脚のみに着目した動作生成を行う.実際の犬の歩行時の脚軌道をベースとし,遺伝的アルゴリズムを用いてロボット用に最適化を行う.最適化された脚軌道を用い,4脚の切り替えタイミングを動物学における基本的な歩容である「トロット」に一致させることで動物的な歩容生成を行う.
著者
鈴木 大地 中村 雅俊 大箭 周平 青木 孝史 江玉 睦明
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.117-123, 2019-04-01 (Released:2019-03-16)
参考文献数
22
被引用文献数
1 2

It is well known that eccentric exercise induces muscle damage that is characterized by a prolonged decrease in muscle strength and range of motion, development of delayed onset muscle soreness, and swelling. Therefore, the present study aimed to compare the acute effects of hold-relax stretching (HRS) with those of static stretching (SS) on muscle strength and soreness. The participants comprised 28 male volunteers randomly assigned to either the HRS group (N = 14) or the SS group (N = 14). Initially, the participants of both groups performed 60 maximal eccentric contractions of the knee extensors. Two and four days after this exercise, each group performed either HRS or SS for 60 s at a time and repeated them six times for a total of 360 s. Muscle strength and soreness during stretching and contraction were measured before and immediately after HRS and SS. The results showed that the muscle soreness observed after eccentric contraction significantly decreased immediately after both HRS and SS were performed two and four days later. In addition, there were no significant changes in muscle strength immediately after both HRS and SS were performed two and four days later. The rate of change in muscle soreness after HRS was significantly higher than that after SS two days post eccentric contractions. These results suggest that while both HRS and SS can effectively decrease muscle soreness, the effect of HRS on muscle soreness was larger than the effect of SS.
著者
鈴木善充
出版者
会計検査院
雑誌
会計検査研究
巻号頁・発行日
no.43, 2011-03
著者
大西 真代 塚本 枝里 鈴木 裕介 山本 吉則 嘉戸 直樹 鈴木 俊明
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.131-138, 2011 (Released:2012-01-06)
参考文献数
3

We administered physical therapy to a patient with post-stroke right hemiplegia who had difficulty eating with the fingers of the affected hand. The functioning of the fingers was preserved, but their dexterity decreased because the affected upper limb could not maintain forward elevation. We believed that instability of the trunk and scapular region of the affected side influenced finger movements of that side. Therapeutic gain, after providing physical therapy to the trunk and affected shoulder region, was assessed using surface electromyography. Alignment of the trunk and affected shoulder region as well as feeding activity improved. Surface electromyography evaluation during forward elevation of the affected upper limb showed an improvement in the muscle activation pattern. Stability of the chest and scapula was necessary to attain finger dexterity in this patient.
著者
鈴木 真里奈
出版者
公益社団法人 日本薬剤学会
雑誌
薬剤学 (ISSN:03727629)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.101-104, 2020-03-01 (Released:2020-03-01)
参考文献数
2
著者
鈴木 崇文 岩見 真吾 竹内 康博
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
日本応用数理学会論文誌 (ISSN:24240982)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.473-486, 2008-09-25 (Released:2017-04-08)
参考文献数
18

2005年9月中国で実施された家禽の鳥インフルエンザウイルスに対するワクチン接種政策を例に数理モデルを考える.解析の結果,大変興味深いことに,家禽へのワクチン接種率を上げることが,総感染個体数を増加させうることを発見した.つまり,感染個体数を減少させるための家禽に対するワクチン政策が,感染個体数の増加を引き起こしている.本論文では,こういった「ワクチン政策のパラドックス」について詳しく報告する.
著者
鈴木 昌治 小川 明宏 高橋 力也 米山 平 小泉 武夫
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.8, pp.575-580, 1984-08-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
21

紹興酒もろみ及び麦麹より分離した発酵性酵母12株の同定試験を行ない, 形態学的性質および生理学的性質の結果よりSacch. cerevisiaeと同定した。また, これら酵母はメレジトーズの資化性 (-), ビオチン欠培地での増殖 (+), イーストサイジンの抵抗性 (-), カリ欠培地での増殖 (+), 高泡形成能 (-), L.caseiによる凝集性 (+Weak), 対5番抗原活性 (-) であり, 本邦の焼酎酵母に類似していた。本研究の遂行にあたり, 試料の提供とともに有意義な御助言を賜わった鈴木明治博士ならびに懇切なる御指導をいただいた竹田正久博士, 中田久保氏に深謝する.
著者
宮澤 僚 礒 良崇 田代 尚範 鈴木 洋 林 宗貴 宮川 哲夫
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.93-98, 2021-03-01 (Released:2021-03-01)
参考文献数
19

【目的】生存退院した48時間以上の人工呼吸器装着患者における退院時自立歩行獲得の関連因子を明らかにする。【方法】2016年6月から2017年10月までの期間に,当院に入院し,生存退院した48時間以上の人工呼吸器装着患者81名を対象とした。退院時自立歩行獲得に関連する因子をICU退室時に診療録から得られた情報で後方視的に検討した。【結果】自立群と非自立群では,年齢,functional comorbidity index(FCI),ICU退室時のせん妄とfunctional status score for the ICU(FSS-ICU)に有意差を認めた(P<0.05)。多重ロジスティック回帰分析の結果,ICU退室時FSS-ICU(OR:1.21,95%CI:1.09〜1.34,P<0.01)とFCI(OR:0.62,95%CI:0.40〜0.95,P=0.02)が自立歩行獲得の独立した関連因子であった。【結論】生存退院した長期人工呼吸器装着患者の自立歩行獲得には,ICU入室時の疾病の重症度よりも,ICU退室時の基本動作能力と機能的併存症が関連していた。
著者
藤田 裕也 鈴木 寿志 桑原 希世子
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.145-150, 2022-07-25 (Released:2022-09-02)
参考文献数
28

The Guadalupian Follicucullus assemblage, which is made mostly of the genus Follicucullus (Radiolaria), was found from Arida City, Wakayama Prefecture. The fossil locality in the southern area of Arida City is geologically attributed to the Northern Chichibu Belt, which is occupied by such lithologies as chert, sandstone, mudstone and green rocks. Radiolarian fossils were extracted with diluted hydrofluoric acid from a bedded chert layer exposed at the Mandarin Coastal Street. The occurrence of Follicucullus porrectus Rudenko and Follicucullus cf. scholasticus Ormiston et Babcock and the lack of Follicucullus charveti Caridroit et De Wever indicate a Capitanian horizon of the Guadalupian Series. This is the first report of the occurrence of Permian radiolarians from the Arida City area. The significance of the occurrence of Permian chert in the Northern Chichibu Belt is discussed as well as the formative factor of the Follicucullus assemblage (deep water current or oceanic environmental change).
著者
鈴木 友美 廣瀬 幸美 永田 真弓
出版者
一般社団法人日本小児看護学会
雑誌
日本小児看護学会誌 (ISSN:13449923)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.1-7, 2016-03-20

学童期の超重症の子どもを育てる母親への支援に関する看護の示唆を得るため、超重症の子どもが日中一時支援施設に通所している母親の体験を明らかにすることを目的に、母親3名を対象に半構成的インタビューを実施し、質的分析を行った。その結果、日中一時支援施設に通所する学童期の超重症の子どもを育てる母親の体験として【超重症の子どもの人生の重みを感じる】【超重症の子どもの生と死にまつわる罪責感がある】【超重症の子どものいる子育てに否定的な自分がいる】【通所を通じて学童期に入った超重症の子どもとの生活に前向きになる】【超重症の子どもと日中一時支援施設での関わりを通じて子どもの生が意味づいていく】が抽出された。学童期の超重症の子どもを育てる母親にとって、(1)移動支援による長時間レスパイト、(2)超重症の子どもと家族の人生を支える日中一時支援施設のスタッフの存在が重要であることが示唆された。
著者
馬場 駿吉 高坂 知節 稲村 直樹 佐藤 三吉 鈴木 茂 遠藤 里見 石戸谷 雅子 小野寺 亮 山田 公彦 大久 俊和 荒井 英爾 鈴木 雅明 大山 健二 粟田口 敏一 戸川 清 岡本 美孝 松崎 全成 寺田 修久 喜多村 健 石田 孝 馬場 廣太郎 島田 均 森 朗子 池田 聖 金子 敏郎 今野 昭義 山越 隆行 石井 哲夫 窪田 市世 鍋島 みどり 田口 喜一郎 石山 哲也 中野 雄一 中村 英生 五十嵐 文雄 古川 仭 作本 真 山下 公一 久保田 修 宇佐神 篤 伊藤 博隆 鈴木 元彦 間宮 紳一郎 横田 明 加藤 薫 大屋 靖彦 河合 〓 岩田 重信 横山 尚樹 井畑 克朗 瀧本 勲 稲福 繁 坂倉 康夫 鵜飼 幸太郎 雨皿 亮 山田 弘之 坂倉 健二 平田 圭甫 伊藤 由紀子 村上 泰 竹中 洋 山下 敏夫 久保 伸夫 中井 義明 大橋 淑宏 阪本 浩一 村田 清高 平沢 昌子 原田 康夫 森 直樹 白根 誠 多田 渉 小林 優子 竹林 脩文 河野 嘉彦 夜陣 紘治 平田 思 宮脇 修二 津田 哲也 山下 隆司 二階堂 真史 柿 音高 永澤 容 増田 游 後藤 昭一 西岡 慶子 折田 洋造 東川 康彦 武 浩太郎 進 武幹 前山 忠嗣 百田 統洋 堤 昭一郎 茂木 五郎 川内 秀之 松下 太 吉村 弘之 高田 順子 石川 哮 定永 恭明 大山 勝 松崎 勉 坂本 邦彦 廣田 常治 内薗 明裕 鯵坂 孝二 中島 光好
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.389-405, 1995-03-01
被引用文献数
13 16

The efficacy and safety of Kampo preparation Sho-seiryu-to were studied in a joint double-blind trial in comparison with a placebo. The study was carried out on 220 patients with perennial nasal allergy at 61 hospitals. Granules in a dose of 3 g were administered 3 times daily for 2 weeks. Moderate to high improvement was recorded in 44.6% of the treated patients and in 18.1% of those receiving placebo. The difference is significant (p <0.001). Side effects were noted in 6.5% of the treated patients and in 6.4% of the controls (not a significant deference). The side effects were mild and had no influence on the daily life of the patients.